広島の乱読ジジイ

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プレカット(構造木材の加工)

2006年08月29日 | 構造の事
現在木造住宅の殆どは、その構造材を工場で機械加工されています。

木材は何処に使う部材でどのように加工するのか1本ずつ、コンピューター制御の機械で、完成されて行きます。

この予め工場内の機械で加工する事を「プレカット」と言います。
当初は
コンピューター制御ではなく人間の目による加工だったため、あるいは融通が利かない機械だったので、大工さんの手作業による加工よりも、非常に劣った物でしたが現在では精度が高く、現場での作業も問題が無くなりました。

構造材の加工は材料自体が大きく重いため、職人さんにとってはかなりの負担で腰を痛めたりする原因にもなっていました。
当初の精度が悪い時期はあえて手加工で作業していた大工さんも現在は納得出来るようです。

このプレカットで加工出来るのは、角材のみですから、丸太を使う場合は手加工での作業となります。

私の父は大工だったので、いつも作業を見て大変だと思っていました。
子供の頃(当然コンピューターも無い)工場での一括加工が出来れば父も楽になるのにと思ったものです。

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