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在来木造とツーバイフォーの構造

2006年08月27日 | 構造の事
木材を使った工法の内、代表的な物を二つ

在来木造(軸組構造)
柱(垂直の荷重に耐える構造材料)
梁(水辺面の加重を支える構造材料
筋交(横揺れの力に抵抗する構造材)
で、主に構成されています。

いわゆる日本に昔から有る構造で風土には1番適していると言えます。
自由度の多い空間と壁の中の空気が移動出来る点が良いところです。


ツーバイフォー(木質壁構造)
Two-by-four

断面が2インチ×4インチの構造材を壁材の基本材料とし構成される。
床面は床の加重に応じてツーバイシックス、ツーバイテン等の色々な大きさの材料で組み立てられます。

基本的にその材料と9ミリ厚の構造用合板でパネルを構成し横揺れや垂直、水平の加重に耐えます。
パネルで床、壁、天井と麺で構成するのでひねりに対して強いと言われます。
上記の通り面で構成するので、建物の機密性は何もしなくても、非常に高くなりますので、高気密住宅にはもっと適していると言えます。
木を使った建物の特徴としては、構造材自体が断熱性能と湿気の吸湿作用を持っている事です。

建物内外の気温差を断熱材で防ぐ訳ですが、構造部材が鉄だと480倍、コンクリートで約10倍の熱を伝えてしまうのです。
単純にその差があり、鉄や、コンクリートの構造材が熱を伝えてしまうと壁内結露の原因にも成ってしまうのです。

このあたりの木の性能が、自分の家造りへの思いに通じているのだと感じています。
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