メランコリア

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終戦ドラマスペシャル『歸國』(2010年8月14日)

2014-03-04 18:43:07 | ドラマ
終戦ドラマスペシャル『歸國』(2010年8月14日)
原作:「サイパンから来た列車」棟田博
脚本:倉本聰
出演:ビートたけし、長渕剛、石坂浩二、生瀬勝久、井浦新、塚本高史、向井理、堀北真希、八千草薫、小栗旬 ほか



▼story
終戦記念日の夜。東京駅に汽車が入り、英霊となった兵士が数十年ぶりに祖国に帰ってきた。
朝が明けるまでの短い時間、ヒマをもらい、平和になった日本を見て、自由行動を命じられる。

明治神宮に行って、高校球児だった頃の栄光を思い出す者。
たった3日の結婚生活で別れた妻の裸体を描いた絵を観に行く者。
(これは上田にある「無言館」だな。以前から行きたいと思ってるんだけど



英霊になれずに、東京をフラフラとしている立花報道官が案内役となる。


靖国神社でずっと手紙を読み続けている志村伍長は、かつて検閲で働いていた。
兵士らが家族や妻らに宛てて書いた手紙に墨を塗り、破り捨てていたことを悔やみ、
まるで償うように、すべての手紙を空で朗読しつづけているのだった。

「幸福は現在に満ち足りること。満ち足りて、それ以上望まない心!」



大宮上等兵は、かつて働いていた浅草を懐かしんでいたが、立花に連れられて、病院で寝たきりとなっている老女にあう。
彼女は、リリー・アケビというダンサーとしてかつて大人気だった、大宮のたった1人の妹。
アケビの息子・健一は、今や著名人となっていたが、苦労して育ててくれた恩を忘れ、
母を病院に預けっぱなしで、仕事に忙殺されているのを見て、大宮は衝動的に刺し殺してしまう。
事件を起こした英霊は、隊の元へは二度と戻れないと知りながら・・・


たけしさんが浅草で芸人をしていたってエピソードはまんま。


自らの罪に耐えかねて首を吊った志村役の新さんが、声を押し潰して狂気漂う熱演をしているのは驚いた。
首にいまだ生々しい跡が残り、成仏することなく靖国神社で彷徨ったままとは、なんと悲しい運命か。

以前行ったことのある「旧東京音楽学校奏楽堂」も出てきた。

「今の日本には、自分が痛いのが怖くて、ヒトを殴る奴がいなくなったと見えるな。
 人間としての恥を知れ、母親のところに早く飛んでけ」

ゴボウ剣
三十年式銃剣(さんじゅうねんしきじゅうけん)は、明治30年に日本軍に採用され、以後終戦まで使われ続けた日本軍の主力銃剣である。




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