『スカーレット』のまま予録状態にしておいたら
次のシーズンも録画できると思っていたら違った/汗
幸いNHKオンデマンドで期間限定で無料配信されていたので
そちらを見た
こうした連ドラって、今の自粛期間は撮影どうしてるんだろう?
撮りためた分を流しているうちはいいけど
まさか1m距離をとって撮影するわけにもいかないし
その後のスケジュールが何年先までキッチリきまってるから
朝ドラも大河も、民放も、これまでの番組作りや
視聴率競争を考え直す時期にきている
オフィ
【内容抜粋メモ】
朝ドラとは思えない始まり方
古代人が噴火で飛んできた魚を見つけて喜ぶ
何か叩いて音楽を奏で、それに合わせて踊る
時に音楽は人の悲しみに寄り添ってくれます
これは西部劇の設定
今度はテニス選手になりきってる
時に音楽は現実逃避の手助けとなる
1970年代っぽいフォークソングに合わせて恋人との写真を燃やす
時に音楽は人生を賭けた一大時に力強い武器となってくれます
公園でいきなり踊り出す
プロポーズすると拍手されて
「私、彼氏いるんだけど これからも良い友達でね」
東京オリンピックが迫る中
一人の作曲家に大きな責任が課せられていました
書斎で悩んでいると外で♪桜 を歌いながら庭掃除をしている妻
それを聞いて閃いて♪オリンピックマーチ を書きあげる
小学校の校歌も作った古山裕一
テレビで聖火リレーを見る子どもたち
ラジオを聴きながら藤堂家の墓参りをする男
「あのいじめられっ子の裕一がついにやりましたよ、先生」
「東京オリンピックは他のオリンピックと違います
戦争で廃墟と化した
これでおしまいだと言われた日本が
力を合わせて驚異の復興を遂げた姿を
どうだ!と世界に宣言する
先生は、その大事な開会式の音楽を作るわけですから、責任重大ですぞ!」
関係者だけが使えるトイレで吐いている裕一を見つける妻の音
音:
大丈夫 あなたの曲は素晴らしいんだから
あなたの曲を世界中の人が聴くのよ
ずっと叶えたかった夢でしょう?!
青年:
自分は長崎の出身であります
親や兄弟、親戚みんな死んだとです
生きる希望を与えてくれたのは先生の♪長崎の鐘 です
先生の曲は人の心を励まし応援してくれます
先生の晴れ舞台 どうか会場で と敬礼する
この夫婦がいかにしてこのようになったのか
そこには長い長い話がありました
やっとオープニングテーマが流れた
明治42年8月 福島市内 喜多一呉服店
男子が生まれて大喜びする父親
奥さんは誰かと思ったら菊池桃子ちゃん!
昔から絹産業が盛んな福島
その県下有数の呉服屋
この日、待望の子ども・古山裕一が生まれました
父・三郎は末っ子だが兄2人が亡くなり急遽お店を継いだ
なぜかまだ日本に数台しかないレジスターを買ってくる三郎
三郎:これで商売頑張るぞ!
子宝に恵まれず、諦めかけた時に出来た子どもで
両親の愛情をたっぷり受け、ちょっぴり心もとない子どもに育ったユウイチ
運動はからっきし、武道も苦手
緊張すると言葉がうまく出ないで笑われる
自分と彼らとの距離は遠くに感じました
「うちのほうが金持ちだ」と自慢する女の子
「どっちが金持ちか喧嘩で決着つけよう 乃木が審判するから」とはやすいじめっ子
少女:
あんたのそのどもり
とっちゃんが商売下手だからそうなったんだ とけしかける
相撲をとると投げ飛ばされるが笑って誤魔化すユウイチ
乃木大将:
やめろその笑い
悔しいのを笑ってごまかすな
このずぐだれが(意気地なしという意味
俺はお前みたいなずぐだれが大っ嫌いだ
母の兄・権藤茂兵衛は、県内でも有数の資産家で
銀行を中心にいろんな商売をしている
蓄音機を買って自慢する三郎
三郎もかなり小心者で義兄がとくに苦手
甘えたい裕一でしたが、母は2歳下の弟・浩二につきっきりで
三郎が心配して部屋に入ってくる
三郎:
人生いろいろある
思い通りにはならない
なんでもいいから夢中になるものを探せ
それがあれば生きていけるから
何かあるか?
ユウイチ:
山 川 見てるとほっとする
喋らなくて済むから
三郎:
新しいレコードを買った
舶来品だ 聴くか?
お父さんは初めて西洋音楽のレコードをかけました
手で回してから針落とすのか
行進曲みたいなクラシックが聴こえてきて
裕一はとても興味を示す
(勉強や運動が人並みにできないからって全否定するのは違うよね
人はそれぞれ楽しいと思えることをやればいい
大正8年
世の中は第1次世界大戦の軍需品輸出によって好景気となっていました
(いつの時代も一番売れて金になるのは戦争道具か
大正デモクラシーの流れに乗って
自由で開放的な文化が花開き
その新しい空気は地方の町まで広がり始めていました
朝からずっと蓄音機を聞いている裕一
父が運動会の話をするとうつむいてしまう
母:今年は運動会に兄さんも来るって
運動会が近づくと世の中の人間は「主役」と「それ以外」に分かれると気づきます
乃木大将が3人もの男の子を次々と投げ飛ばす
子どもの世界の主役はいつでも強い男です
県会議員の息子で転校してきたばかりの佐藤
佐藤:喧嘩なんてどっちも痛いだけでしょう 不合理だよ
裕一:でもやっぱり男は強いほうが・・・
佐藤:今はデモクラシーの時代ですよ
この一風変わった子が終生の友になるとは
この時夢にも思っていませんでした
騎馬戦の練習
(こういうのやったなあ/懐
ちなみに私は学生時代は運動が得意だった
騎馬戦も強かったこと思い出した
竹刀で叩いたり、人から見えないところで殴ったり、今じゃほぼ虐待の教師
教師:
そんなことだからどもってるんだ!
人のせいにするな
気合いが足りないからだ
口答えするな!
藤堂清晴(森山直太朗さん!):
言葉のつまりは本人の問題じゃない
深呼吸して落ち着きなさい
僕と君は同じ顔してるか?
ユウイチ:違うと思います
藤堂:
そうだ 歩く速さも違う
違いを気にするな
ところで君は何が得意だ?
ユウイチ:何もないです
藤堂:そのうち見つかるさ
お客さんに着物を勧めると「高い」と断られる番頭
店員:売れませんね
番頭:良い絹を揃えすぎなんだよ
店員:
旦那さんはどんぶり勘定だからな
先代とはえらい違いだな
腕を速く振れば速く走れると教える魚屋(乃木大将の父
父と一緒に音楽に合わせて腕を早く振って走る練習をする
運動会当日
当時の運動会は町をあげてのイベントでした
乃木大将の一人舞台となる
藤堂:
西洋では競技と競技の間に音楽を演奏する
ハーモニカ部ここにありって驚かしてやろう
裕一は徒競走で親の前で転んでしまい、みんなに笑われる
起き上がろうとするとまた転び、また爆笑される ひどいなあ
ハーモニカ部が演奏を始める
周りの音が消え、痛めた足を引きずりながら歩き出す
よく頑張ったとみんなから拍手が起きる
それは生まれて初めて聞く自分に向けられたエールでした
春 学校の新学期
いつも憂鬱だが今日は笑顔のユウイチ
クラス替えで藤堂先生が担任になったから
佐藤ヒサシ、いじめっ子の太郎、四郎も同じクラス
(私の小学校は人数が少なかったから
ずっと一つのクラスで
それから高校までクラス替えって経験をしたことがない
せっかく友達を作っても別々にする意図ってなんだろう???
西条八十の♪かなりや を歌う子どもたち
大正7年 児童文学雑誌「赤い鳥」が発刊された
創刊号には芥川龍之介、泉鏡花、北原白秋、高浜虚子
その後、菊池寛、西条八十、谷崎潤一郎らが作品を寄稿しました
赤い鳥に掲載された歌は「童謡」と呼ばれ、一大ブームを巻き起こしました
(童謡って赤い鳥からなんだ
素晴らしい歌がいっぱいあって私も大好き
小さい頃、小学校の合唱部で歌の本をもらい
家で母とよく歌った
藤堂:
北原白秋の詩に曲を付けてみよう
鼻歌を歌ったことがあるだろう?
ハーモニカ、オルガンを使ってもいい
とにかく曲をつけてみよう 楽しいぞ
(こうした出会いも偶然じゃない 深い縁があるんだ
佐藤:どうする、その宿題?
裕一:曲を作るなんてできないよね
佐藤:
簡単だよ 家にピアノがあるから
キミの家にも蓄音機あるじゃん
何を聴いてるの?
お父さんかっこいいね
西洋音楽を聴いてるなら作曲は簡単だ できるよきっと
ユウイチ:ありがとう 父ちゃんのこと褒めてくれて
新しいレコードを手に入れた父
昔は十数枚まとめて入ってたのか!
相当高価なんだろうなあ
母:明日一緒に川俣行かない?
とても喜ぶ裕一
母の実家がある川俣は、福島市から鉄道で約1時間
当時、川俣の絹織物は品質の高さから
京都や横浜、ヨーロッパ、アメリカからも買い付けに来る人がいるほど
お母さんの実家大きい!
大好きなおじいちゃん、おばあちゃんに会えて嬉しいが、叔父だけは苦手
母:映画行こうか
ローレル&ハーディー!!
チンドン屋から飴を買う
知人に会い立ち話になる母
教会から聖歌が聞こえて入る
真ん中で歌ってるのは、未来の妻・関内音
裕一と目が合って手を振るが父・安隆に振っていたw
すっかり一目惚れしてしまう裕一
茂兵衛:
息子のどちらかを養子に出せ
絹子(妻)は産めん 跡継ぎが必要だ 涙ぐむマサ
祖父:無理なら絹子を捨てて再婚しろ
(優しいおじいちゃんかと思ったらとんでもないな
次男にスノーボールをお土産に買ってあげる
父は裕一に小山田耕三が書いた作曲入門という本と
音符を書くノートを買ってきて、弟は寂しそう
夜になっても時間を忘れてずっと読んでるユウイチ
でもまだ曲が浮かばない
(両親が襖を開けてあんなに近くで見てるのに気づかないってドラマのあるある/爆
朝一番に教室に入り、オルガンに座ってでたらめに弾いてみる
川俣での出来事が頭の中を巡り
ユウイチ:できた!
藤堂が教室に入ると裕一は寝ている
黒板に音符が書かれていて
完璧に音楽ができているのを見て驚く
呉服屋に藤堂が来る
藤堂:
裕一くんの才能についてご両親に伝えたくて
裕一くんには類まれな音楽の才能があります 間違いないです
蓄音機は素晴らしい買い物でした
素晴らしい行いでした、お父さん
前に聞いたよな 得意なものは何か
見つかったんじゃないか
人よりほんの少し努力するのが辛くなくて
ほんの少し簡単にできること
それがお前の得意なものだ
それが見つかればしがみつけ
必ず道は開く
裕一の学校生活は一変した
一番に曲を作って披露するとみんなが拍手
裕一の才能は学校中の噂となり
放課後には自分の詩に曲をつけてくれと生徒が集まるようになった
(そんなにみんなが詩を書いていたのか/驚
今じゃ「ポエム?」てバカにされる対象だけど
昔のほうが文化の意識が高かったのかも
藤堂先生の勧めでハーモニカ部にも入ったユウイチ
佐藤:
君 気をつけろよ
急に人気者になったから妬む奴がいるぜ
俺も妬まれてきたから
大人から殴られてる乃木大将
「ふざけんじゃない!
こないだお前のとこから買った魚腐ってたぞ
今度あんなものを売りやがったらただじゃおかない!」
佐藤:彼、学校辞めるって噂だ
第1次世界大戦の終わり
日本は国力を回復するにつれ、急激な不況に襲われていました
三郎は方々に借金を頼むが断られる
店員:3代続いた喜多一もとうとう終わりか
父:お兄さんに借金を頼もうと思う
マサは2人の子どものうち1人を実家に養子に出すよう言われていることをついに話す
妹尾楽譜は、竹久夢二の表紙も相まって音楽家推薦の楽譜
とても高価な楽譜を買ってもらう
(これ、竹久夢二美術館で見たかもしれない
そんな時に限って太郎と四郎に見つかり追いかけられて奪われる
太郎:
何回言ったらわかるんだ
音楽は女がするものだ
これから学校で曲を作るのは無しだ
ユウイチ:嫌だ 返せ!
破ろうとすると止める乃木大将
乃木:
初めて本気で声出したな
その声に免じて助けてやっただけだ
乃木大将の落とした本を返そうと家に行くと
父から怒鳴られている
父:ふざけんな! もっと稼げ! 稼ぐまで帰ってくんな!
呉服屋ではとても気のいい人に見えたのに
人は見かけによらないってこのことだね
日本にもこうした児童労働の問題があったんだ
次のシーズンも録画できると思っていたら違った/汗
幸いNHKオンデマンドで期間限定で無料配信されていたので
そちらを見た
こうした連ドラって、今の自粛期間は撮影どうしてるんだろう?
撮りためた分を流しているうちはいいけど
まさか1m距離をとって撮影するわけにもいかないし
その後のスケジュールが何年先までキッチリきまってるから
朝ドラも大河も、民放も、これまでの番組作りや
視聴率競争を考え直す時期にきている
オフィ
【内容抜粋メモ】
朝ドラとは思えない始まり方
古代人が噴火で飛んできた魚を見つけて喜ぶ
何か叩いて音楽を奏で、それに合わせて踊る
時に音楽は人の悲しみに寄り添ってくれます
これは西部劇の設定
今度はテニス選手になりきってる
時に音楽は現実逃避の手助けとなる
1970年代っぽいフォークソングに合わせて恋人との写真を燃やす
時に音楽は人生を賭けた一大時に力強い武器となってくれます
公園でいきなり踊り出す
プロポーズすると拍手されて
「私、彼氏いるんだけど これからも良い友達でね」
東京オリンピックが迫る中
一人の作曲家に大きな責任が課せられていました
書斎で悩んでいると外で♪桜 を歌いながら庭掃除をしている妻
それを聞いて閃いて♪オリンピックマーチ を書きあげる
小学校の校歌も作った古山裕一
テレビで聖火リレーを見る子どもたち
ラジオを聴きながら藤堂家の墓参りをする男
「あのいじめられっ子の裕一がついにやりましたよ、先生」
「東京オリンピックは他のオリンピックと違います
戦争で廃墟と化した
これでおしまいだと言われた日本が
力を合わせて驚異の復興を遂げた姿を
どうだ!と世界に宣言する
先生は、その大事な開会式の音楽を作るわけですから、責任重大ですぞ!」
関係者だけが使えるトイレで吐いている裕一を見つける妻の音
音:
大丈夫 あなたの曲は素晴らしいんだから
あなたの曲を世界中の人が聴くのよ
ずっと叶えたかった夢でしょう?!
青年:
自分は長崎の出身であります
親や兄弟、親戚みんな死んだとです
生きる希望を与えてくれたのは先生の♪長崎の鐘 です
先生の曲は人の心を励まし応援してくれます
先生の晴れ舞台 どうか会場で と敬礼する
この夫婦がいかにしてこのようになったのか
そこには長い長い話がありました
やっとオープニングテーマが流れた
明治42年8月 福島市内 喜多一呉服店
男子が生まれて大喜びする父親
奥さんは誰かと思ったら菊池桃子ちゃん!
昔から絹産業が盛んな福島
その県下有数の呉服屋
この日、待望の子ども・古山裕一が生まれました
父・三郎は末っ子だが兄2人が亡くなり急遽お店を継いだ
なぜかまだ日本に数台しかないレジスターを買ってくる三郎
三郎:これで商売頑張るぞ!
子宝に恵まれず、諦めかけた時に出来た子どもで
両親の愛情をたっぷり受け、ちょっぴり心もとない子どもに育ったユウイチ
運動はからっきし、武道も苦手
緊張すると言葉がうまく出ないで笑われる
自分と彼らとの距離は遠くに感じました
「うちのほうが金持ちだ」と自慢する女の子
「どっちが金持ちか喧嘩で決着つけよう 乃木が審判するから」とはやすいじめっ子
少女:
あんたのそのどもり
とっちゃんが商売下手だからそうなったんだ とけしかける
相撲をとると投げ飛ばされるが笑って誤魔化すユウイチ
乃木大将:
やめろその笑い
悔しいのを笑ってごまかすな
このずぐだれが(意気地なしという意味
俺はお前みたいなずぐだれが大っ嫌いだ
母の兄・権藤茂兵衛は、県内でも有数の資産家で
銀行を中心にいろんな商売をしている
蓄音機を買って自慢する三郎
三郎もかなり小心者で義兄がとくに苦手
甘えたい裕一でしたが、母は2歳下の弟・浩二につきっきりで
三郎が心配して部屋に入ってくる
三郎:
人生いろいろある
思い通りにはならない
なんでもいいから夢中になるものを探せ
それがあれば生きていけるから
何かあるか?
ユウイチ:
山 川 見てるとほっとする
喋らなくて済むから
三郎:
新しいレコードを買った
舶来品だ 聴くか?
お父さんは初めて西洋音楽のレコードをかけました
手で回してから針落とすのか
行進曲みたいなクラシックが聴こえてきて
裕一はとても興味を示す
(勉強や運動が人並みにできないからって全否定するのは違うよね
人はそれぞれ楽しいと思えることをやればいい
大正8年
世の中は第1次世界大戦の軍需品輸出によって好景気となっていました
(いつの時代も一番売れて金になるのは戦争道具か
大正デモクラシーの流れに乗って
自由で開放的な文化が花開き
その新しい空気は地方の町まで広がり始めていました
朝からずっと蓄音機を聞いている裕一
父が運動会の話をするとうつむいてしまう
母:今年は運動会に兄さんも来るって
運動会が近づくと世の中の人間は「主役」と「それ以外」に分かれると気づきます
乃木大将が3人もの男の子を次々と投げ飛ばす
子どもの世界の主役はいつでも強い男です
県会議員の息子で転校してきたばかりの佐藤
佐藤:喧嘩なんてどっちも痛いだけでしょう 不合理だよ
裕一:でもやっぱり男は強いほうが・・・
佐藤:今はデモクラシーの時代ですよ
この一風変わった子が終生の友になるとは
この時夢にも思っていませんでした
騎馬戦の練習
(こういうのやったなあ/懐
ちなみに私は学生時代は運動が得意だった
騎馬戦も強かったこと思い出した
竹刀で叩いたり、人から見えないところで殴ったり、今じゃほぼ虐待の教師
教師:
そんなことだからどもってるんだ!
人のせいにするな
気合いが足りないからだ
口答えするな!
藤堂清晴(森山直太朗さん!):
言葉のつまりは本人の問題じゃない
深呼吸して落ち着きなさい
僕と君は同じ顔してるか?
ユウイチ:違うと思います
藤堂:
そうだ 歩く速さも違う
違いを気にするな
ところで君は何が得意だ?
ユウイチ:何もないです
藤堂:そのうち見つかるさ
お客さんに着物を勧めると「高い」と断られる番頭
店員:売れませんね
番頭:良い絹を揃えすぎなんだよ
店員:
旦那さんはどんぶり勘定だからな
先代とはえらい違いだな
腕を速く振れば速く走れると教える魚屋(乃木大将の父
父と一緒に音楽に合わせて腕を早く振って走る練習をする
運動会当日
当時の運動会は町をあげてのイベントでした
乃木大将の一人舞台となる
藤堂:
西洋では競技と競技の間に音楽を演奏する
ハーモニカ部ここにありって驚かしてやろう
裕一は徒競走で親の前で転んでしまい、みんなに笑われる
起き上がろうとするとまた転び、また爆笑される ひどいなあ
ハーモニカ部が演奏を始める
周りの音が消え、痛めた足を引きずりながら歩き出す
よく頑張ったとみんなから拍手が起きる
それは生まれて初めて聞く自分に向けられたエールでした
春 学校の新学期
いつも憂鬱だが今日は笑顔のユウイチ
クラス替えで藤堂先生が担任になったから
佐藤ヒサシ、いじめっ子の太郎、四郎も同じクラス
(私の小学校は人数が少なかったから
ずっと一つのクラスで
それから高校までクラス替えって経験をしたことがない
せっかく友達を作っても別々にする意図ってなんだろう???
西条八十の♪かなりや を歌う子どもたち
大正7年 児童文学雑誌「赤い鳥」が発刊された
創刊号には芥川龍之介、泉鏡花、北原白秋、高浜虚子
その後、菊池寛、西条八十、谷崎潤一郎らが作品を寄稿しました
赤い鳥に掲載された歌は「童謡」と呼ばれ、一大ブームを巻き起こしました
(童謡って赤い鳥からなんだ
素晴らしい歌がいっぱいあって私も大好き
小さい頃、小学校の合唱部で歌の本をもらい
家で母とよく歌った
藤堂:
北原白秋の詩に曲を付けてみよう
鼻歌を歌ったことがあるだろう?
ハーモニカ、オルガンを使ってもいい
とにかく曲をつけてみよう 楽しいぞ
(こうした出会いも偶然じゃない 深い縁があるんだ
佐藤:どうする、その宿題?
裕一:曲を作るなんてできないよね
佐藤:
簡単だよ 家にピアノがあるから
キミの家にも蓄音機あるじゃん
何を聴いてるの?
お父さんかっこいいね
西洋音楽を聴いてるなら作曲は簡単だ できるよきっと
ユウイチ:ありがとう 父ちゃんのこと褒めてくれて
新しいレコードを手に入れた父
昔は十数枚まとめて入ってたのか!
相当高価なんだろうなあ
母:明日一緒に川俣行かない?
とても喜ぶ裕一
母の実家がある川俣は、福島市から鉄道で約1時間
当時、川俣の絹織物は品質の高さから
京都や横浜、ヨーロッパ、アメリカからも買い付けに来る人がいるほど
お母さんの実家大きい!
大好きなおじいちゃん、おばあちゃんに会えて嬉しいが、叔父だけは苦手
母:映画行こうか
ローレル&ハーディー!!
チンドン屋から飴を買う
知人に会い立ち話になる母
教会から聖歌が聞こえて入る
真ん中で歌ってるのは、未来の妻・関内音
裕一と目が合って手を振るが父・安隆に振っていたw
すっかり一目惚れしてしまう裕一
茂兵衛:
息子のどちらかを養子に出せ
絹子(妻)は産めん 跡継ぎが必要だ 涙ぐむマサ
祖父:無理なら絹子を捨てて再婚しろ
(優しいおじいちゃんかと思ったらとんでもないな
次男にスノーボールをお土産に買ってあげる
父は裕一に小山田耕三が書いた作曲入門という本と
音符を書くノートを買ってきて、弟は寂しそう
夜になっても時間を忘れてずっと読んでるユウイチ
でもまだ曲が浮かばない
(両親が襖を開けてあんなに近くで見てるのに気づかないってドラマのあるある/爆
朝一番に教室に入り、オルガンに座ってでたらめに弾いてみる
川俣での出来事が頭の中を巡り
ユウイチ:できた!
藤堂が教室に入ると裕一は寝ている
黒板に音符が書かれていて
完璧に音楽ができているのを見て驚く
呉服屋に藤堂が来る
藤堂:
裕一くんの才能についてご両親に伝えたくて
裕一くんには類まれな音楽の才能があります 間違いないです
蓄音機は素晴らしい買い物でした
素晴らしい行いでした、お父さん
前に聞いたよな 得意なものは何か
見つかったんじゃないか
人よりほんの少し努力するのが辛くなくて
ほんの少し簡単にできること
それがお前の得意なものだ
それが見つかればしがみつけ
必ず道は開く
裕一の学校生活は一変した
一番に曲を作って披露するとみんなが拍手
裕一の才能は学校中の噂となり
放課後には自分の詩に曲をつけてくれと生徒が集まるようになった
(そんなにみんなが詩を書いていたのか/驚
今じゃ「ポエム?」てバカにされる対象だけど
昔のほうが文化の意識が高かったのかも
藤堂先生の勧めでハーモニカ部にも入ったユウイチ
佐藤:
君 気をつけろよ
急に人気者になったから妬む奴がいるぜ
俺も妬まれてきたから
大人から殴られてる乃木大将
「ふざけんじゃない!
こないだお前のとこから買った魚腐ってたぞ
今度あんなものを売りやがったらただじゃおかない!」
佐藤:彼、学校辞めるって噂だ
第1次世界大戦の終わり
日本は国力を回復するにつれ、急激な不況に襲われていました
三郎は方々に借金を頼むが断られる
店員:3代続いた喜多一もとうとう終わりか
父:お兄さんに借金を頼もうと思う
マサは2人の子どものうち1人を実家に養子に出すよう言われていることをついに話す
妹尾楽譜は、竹久夢二の表紙も相まって音楽家推薦の楽譜
とても高価な楽譜を買ってもらう
(これ、竹久夢二美術館で見たかもしれない
そんな時に限って太郎と四郎に見つかり追いかけられて奪われる
太郎:
何回言ったらわかるんだ
音楽は女がするものだ
これから学校で曲を作るのは無しだ
ユウイチ:嫌だ 返せ!
破ろうとすると止める乃木大将
乃木:
初めて本気で声出したな
その声に免じて助けてやっただけだ
乃木大将の落とした本を返そうと家に行くと
父から怒鳴られている
父:ふざけんな! もっと稼げ! 稼ぐまで帰ってくんな!
呉服屋ではとても気のいい人に見えたのに
人は見かけによらないってこのことだね
日本にもこうした児童労働の問題があったんだ