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メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

notes and movies(1998.4~ part2)

2013-10-12 11:58:31 | notes and movies
過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part1からのつづき。
若かりし頃のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


『恋に落ちたら・・・』(1992)

監督:ジョン・マクノートン 出演:ロバート・デ・ニーロ、ビル・マーレー、ユマ・サーマン ほか
♪Just a Gigoro/Ain't got Nobody Louis Prima
デ・ニーロシリーズ第5弾。デ・ニーロのロマンスが観たいと思ったら、期待を大幅に超えるプレゼントをもらっちゃった気分
ちょっとボテ腹のヌードはあるわ、中年の学園青春グラフィティみたい。
サントラが妙にイイと思ったらスコセッシが顔出してた。
ノリノリのジャジーな曲に合わせて歌い動き回るデ・ニーロがサイコー楽しい。彼もブラック好きだね。

なにより大物スターのデ・ニーロをロマンティックコメディに迎えて、
B.マーレーが嬉々としてイタリアン・マフィアっぽいボス役を演じているのがイイ。
本人はきっと興奮して、デ・ニーロの首根っこつかんだりしてたんだろーなあと考えると、
デ・ニーロも結構コメディが好きなのかも
しかし歳とらないなあ。明るいブラウンの髪がまぶしいくらい初々しい感じ。
作品観るごとにこれだけいろんな顔を安心して楽しめる役者はそういないもんね。


『アイリスへの手紙』(1989)

監督:マーティン・リット 出演:ロバート・デ・ニーロ、ジェーン・フォンダ ほか
"Enything is possible."か。2大熟年ベテラン俳優が織りなす平凡な、
貧しく厳しいアメリカの労働者階級の苦労と幸せの物語り。
文盲の特殊な状況が丁寧に描かれて考えさせられる。

特殊な環境に育って、穏やかな中にも、大きな夢を持つ文盲役をデ・ニーロがしっとり演じる第6弾にも大満足。
父をいたわりながら満足に養えないことに恥を感じている様子も心にしみる。
いかにもアメリカンなハツラツJ.フォンダが、男に「セックスしてないのが不満」なんてサラリと言えるシーンもすごい。
華やかな世界ばかりでなく、こんなギリギリの不安定な生活者を等身大でリアルに伝える映画も大切だね。


『ブロンクス物語』(1993)

監督・出演:ロバート・デ・ニーロ 出演:チャズ・バルミンテリ ほか
スター俳優が監督をやって鳴かず飛ばずな評判に終わるってパターンはなきしもあらず、
ましてやデ・ニーロ級なら失敗できないプレッシャーも重かったろうに期待以上の物語と映像に大感動。
自らのルーツを重ねたところがイイ。
ソックリの青年時代の俳優に自分を重ね、自分は敬愛をもって父の役を演じるなんてスゴイ。
イタリア移民の下町での決して楽じゃないが、ささやかな暮らしや、人種問題等、
1人の人間を正しく育てることの大切さ、男の友情が丁寧に想い入れたっぷりに描かれる。

ワルながら仁義をもって「同じ過ちを犯させたくない」と息子同然に扱うソニー。こんなイイワルいるかしら?
結局、彼が引き金をひいた本当の理由がなんだったのか分からずじまいで気になる。
ここでもデ・ニーロの音楽へのこだわりがのぞく。
ビートルズ♪カム・トゥゲザー ほか数々のドゥーワップ系ブラックミュージックが散りばめられている。
その後2作目の構想はあるのか?


『ナイト・アンド・ザ・シティ』(1992)
監督:アーウィン・ウィンクラー 出演:ロバート・デ・ニーロ ほか
W.アレンはいつまでもNYの美しさと、そこで繰り返される愛情物語を描くけど、
実際この大きな街はこんな風に冷たいものだろう。
だから人は夢を見て集まり、腕のある奴はのし上がり、運がない者は失敗する。
よく外国人が弁護士を煮ても食えないとけなすのは、彼みたいな三流も多いからか?
みんなその日生きていくのが精一杯なんだもの。
大金で大きな夢を買うには命を賭けなきゃならない。

最後まで喋り通しで全然カッコよくない男をデ・ニーロが軽快に演じている。
普段はおっとり無口だそうだけど、こんな男になれるのも演技にハマる一因なんだろうね。
ジェシカ・ラングとの熟年カップルぶりが渋い。


『カジノ』(1995)

監督:マーティン・スコセッシ 出演:ロバート・デ・ニーロ ほか
♪Sometimes I spend the lonely night dreaming of a song the melody haunts my memory...
数多くの音楽を使って、ラストをこの名曲で締められたらたまんない
華やかな賭けと金のために金をとる連中の栄華と血生臭い破滅。
そこから生き延びたこの男はほんと運がいいけど、たった1人愛した女から裏切りと憎しみしかもらえず、
結局よかったのか悪かったのか。

ヴェガス一帯はディズニーランドにユニヴァーサルスタジオ、カジノも大企業に買収されてクリーンな遊び場と化した。
でも、ここいらのカジノの歴史は無数の血生臭いドラマの宝庫なんだろうね。
そんな環境にいたら「人生は金だ」って偏った考えにすぐ乗っ取られそうなのは確実。


『プライベート・パーツ』(1997)
監督:ベティ・トーマス 出演:ハワード・スターン ほか
夫婦仲にヒビが入ってヤバかった時もあったけど、浮気しようと思えば美女をわんさか落とせる状況にあっても
妻を尊敬する立場を守らなきゃと自制。意外に波乱万丈というよりトントン拍子に近いんじゃない?
それも彼の才能=過激下ネタトークと良心のたまものか?

日本じゃ初耳、初見だからなんとも言えないけど、ハリウッド進出して、こうしてヴィデオともなれば、
第2のジム・キャリーの座も狙えるかも・・・?
このクリクリの豊かな髪がトレードマーク。今流行りのヘアピースかと思うくらい。
なによりビックリしたのは冒頭、FHのジェシーが出てたこと。彼もついにハリウッド映画進出か?!


『Dreams Come True Wonder Land '91』(1992)

♪セトリ
♪A theme of the Wonder Land、♪Ring! Ring! Ring!、♪さよならを待ってる、
ダンス・メドレー~♪自分勝手な夜、♪Medicine、♪It's too late、♪カ・タ・ガ・キ、
♪星空が映る海、♪うれしい!たのしい!大好き!、♪Eyes to me、♪未来予想図Ⅱ

60minの中にいろんなお菓子がつまったパーティセットみたく楽しめる。
コンサートを凝縮したのと+街角を歩く3人の後ろについてくる群衆(最後、会場に入ってってどうしたんだろ?)
+電車の中でサラリーマンに扮してドリカムコンサートについて熱く討論する「吉田は口がデカイ!」とか、
全然飽きさせない構成。

コンサートの演出と衣装も凝ってる。王宮調のドレスから、サンバ系、キルト風ドレスで天井から吊り下げられたり、
赤いブラ&ホットパンツのセクシーバージョンもありの盛りだくさん。金かかってるなあ!
旧式カメラで会場を撮るパフォーマンス。なぜかずっと英語。
今じゃ外国でも注目されている彼ら。実力も華もあるから、自信をもって売り出せた誇りがもてる。
英語の発音もバッチリだし、吉田さんってダンスもイケるんだ。知らない曲のほうが多かった。
初めて歌ってるステージ見て驚いた。なんか気がついたらすでにすごい人気だったからね。よく知らなかったんだな。
なんかけっこう邦楽もいーんじゃないの。他にもいろいろミュージックビデオ見てみたい。


『Seiko Matsuda 1991 Concert Tour Amusement Park』(1991)

♪セトリ
♪Listen!、♪Drive me to the sky、♪Into the Groove、♪All the way to Heaven、♪Goodbye my baby
♪時間の国のアリス、♪ピンクのモーツァルト、♪レモンティーとチョコレートパフェ、♪Kiss me please
♪Here we are、♪Hold on、♪Sweet Memories、♪抱いて・・・、♪Crazy for you、♪裸足の季節
♪青い珊瑚礁、♪夏の扉、♪Rock'n Rouge、♪赤いスイートピー、♪Chase My Dream~明日へのstep、♪Precious Heart

ついこの間、電撃再婚してまたまた世間を騒がせた松田聖子ちゃんのコンサートビデオ。久々に見てしまいました。
コンセプト的には昔と変わってない。新旧とりまぜた曲構成、大掛かりなステージと照明効果(今回はシンデレラ城みたいなの)、
何度も衣装替えをして、ダンサーたちとのヴォーグ系ダンス、ここらへんはやっぱ本人が憧れてるマドンナの影響かなり出てる。

最初はグラサンに赤のパンツスーツ、次は大きな羽根の帽子をかぶった宮廷ドレス、
それからしっとりした黒のロングドレス、背中に1本通ったラインが色っぽかった。
そしてリカちゃん人形みたいなドレス、ラストは白で統一したブラ+ホットパンツ流行のスタイル。
♪フレッシュ、フレッシュ、フレッシュ! と熱狂的な掛け声に鳥肌たった。ファンは有り難いねえ。
しっとりと女の情愛も歌えて、跳びはねて青春まっさかりの歌も歌える。ほんと国民的アイドルスターだよ。


『LINDBERG FLIGHT - 004 念ずれば花開く』(1994)
全国ツアー回ってのラスト。渋谷。今まで見たバンドに比べると会場はかなり大規模、超満員だけど、
セットはシンプルで、どこか手作りな親しみやすいインディーズのイイ感じがでてる。
全部知らない曲で、リストも出なかったから、記録できないのが残念。
ヴォーカルまきのイメージって『アンモナイト』で見た時はとてもストイックな感じを受けたけど、
博多弁?で喋って普通の女の子なんだ。ハスキー系の声質がイイんだよね。
黒のスーツで現れて、ぎこちない振り付けがまた初々しい。やっぱジーンズ+Tシャツってのが一番彼女らしいんだろうね。
ちょっとオフの様子も挟んだりして実質2~3時間あるライヴだろうに、ぴったり1時間にまとめちゃってるいさぎよさ。
また出るヴィデオのための観客録りもあり。アンコールは造花を持ってタイトル曲。
メンバー仲もかなりよさそう。ピアノ弾き語りのバラッドもあったのにラストのいいところで切れてるのは残念。


『ジャックナイフ』(1990)

監督:デヴィッド・ジョーンズ 出演:ロバート・デ・ニーロ、エド・ハリス ほか
ベトナム戦争における帰還兵1人1人には貴重なドラマがある。
『ディアハンター』などでも描かれてきた彼らの一生消えない心の傷、ぽっかり空いた大きな穴、
他人にも自分にも言えないで、社会復帰もできずにいるアメリカの傷がここにある。

E.ハリスが、見た目はイケてないけど、半分死んだ人間からの復活を熱演している。
デ・ニーロのヒゲ面と太り方はジェリー・ガルシアみたいでビックリしたけど、
ヒゲをそってタキシードを着たら、いきなりインテリ風な威厳があふれてて2度ビックリ。
こうも印象が変わると別人のよう。これも演技、役作りならマジックだ。
しっかりしてても素手でガラスを割ったりして、彼も同じ問題を抱える1人だった狂気がうかがえる。
ほんと何演らせてもピカイチ。



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