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ニャンとも不思議!?遺伝子が明かすネコの秘密@サイエンスZERO

2016-04-17 17:49:51 | テレビ・動画配信
ニャンとも不思議!?遺伝子が明かすネコの秘密@サイエンスZERO

サイエンス作家・竹内薫さんは大のネコ好き! 4匹飼っている/驚
 

 
「ももちゃん来ません」w 奈央ちゃんから「アロハ・・・」てツッコまれてるしw

竹内:
基本デレデレですねw
ネコは科学の教科書にも載っているんです。
力学の教科書だとネコを逆さまにして落とすとクルっと回転するのを計算するとか(落とさないでください

 

科学者ってすごくネコを使うんです(部屋の中もなんだか自由で楽しげ
どうしてこういう毛並みになるのかは遺伝子を見れば分かるが、それがフシギ


スタジオにもネコさま!
 

(なぜかここで予録時の電波がよろしくなかったようでちょっと飛んでた


世界初のクローンネコ「CC」(カーボンコピーの略って・・・
左側がクローンの元(同じ核DNAをもつ)になったレインボー/代理母ネコとCC
 
『Nature 415 859(2002,2,211月号)』に掲載された

遺伝子はまったく同じなのに毛色は遺伝されなかった。




毛色が違うのは黒と茶色を作る遺伝子が「X」上にあるため
ネコの染色体(メスは両親から「X染色体」を1本ずつもらう


「ラージO(オー)」は毛色を茶にする
「スモールo(オー)」は毛色を黒っぽくする

 

レインボーの染色体とCCの染色体
 


増えていく過程で片方の染色体の働きが消えることが知られている
博士もCCが生まれて初めて色が分かった。

 

ネコバスでやって来た村上教授のうしろにもネコがいるw
 
「オスがXYで、メスXXの場合、XXが2本とも働くと細胞の成長を妨げる」


「三毛猫」のクローンは「三毛猫」にならない
「三毛猫」はラージOとスモールo


遺伝子が同じでも働くタイミングで発現が変わることを「エピジェネティクス」といい、
まだヒトは制御できない(ネコの研究はイイけど、そもそもネコのクローンは必要なくない?


毛色を決める遺伝子はほかにもある
 

「ラージW」は毛色を真っ白にするが、「スモールw」は白くならない
「ラージS」は白い斑点ができる(猫村さん)が、「スモールs」は斑点ができない

「ラージS」×「ラージS」と「ラージS」×「スモールs」
 

(遺伝子はどうでもよいがどのコも可愛い 話題の節目、節目に「ニャ~」て入る鳴き声もカワイイ


野生のネコ科動物には毛色のバリエーションがない
トラはトラ柄、ヒョウはヒョウ柄のまま。
理由は、ネコは家畜化されて、ヒトに守られるようになったから。今、ネコは100種ほどいる。


かれらはみんな同じような模様

毛色の意味:
襲われないため+狩りのため、野生動物の毛色はカモフラージュの意味がある
突然変異で黒や白などが出ると、そういう固体は早く死んでしまったり、子孫を残せないので、その毛色が伝わらない。

リビヤヤマネコは現在、品種が増えた。
 


最近、どの品種から生まれたか分かる方法が発見された

「レトロウイルス」が特殊な増殖をする。
体内に入ると、細胞内にRNAを放出→DNAに入りこみ二重螺旋となる。

 


→正常な細胞がウイルスを作りつづけてしまう


「内在性レトロウイルス」
通常は、感染した細胞が死ねば、それ以上ウイルスはできないが、
 

さまざまなネコの血液を集め、「染色体C2」に注目

赤い部分はすべてのネコが同じ「内在性レトロウイルス」をもっているということを表す




「E3」に「RD114」という「「レトロウイルス」の痕跡があることも分かった

 
「一部のネコがもっていないことが分かり驚いた」(同じ仕事でもネコの研究ってイイにゃ~

とくに注目は「アメリカンカール」。耳が後ろに反り返っているのが特徴。
1981年にアメリカの家庭に迷い込んだネコから広まった品種(!)なため、どんな祖先か分からなかった。

推測:
昔、アメリカには家ネコはいなかったが、「大航海時代」以降、大勢が渡ってきた
 


ヒトも「内在性レトロウイルス」をもつ
 
(いつの間にかネコ抱いてるw

これは最近注目されている研究で、ウイルスのDNAが哺乳類の進化に影響したと言われる。
例:胎盤を作る遺伝子は、レトロウイルスがもと

専門家:
ウイルスは古いもので1億年前のものなので、変異しているから、今は遺伝子を作ることはほぼない。


リビヤヤマネコからネコの性格も変わった
野生に比べておとなしい家ネコ。性格の変化が遺伝子にも表れていると考えている。
 

「イヌに比べて全然調べられていない。
 祖先種のリビヤヤマネコから、どうヒトに慣れてきたのかよく分かっていないので調べている」

研究のために「ネコカフェ」へ(ほんとに仕事してきた?w


1.ネコの性格について店員にアンケートをとった。約30項目
 

2.ネコの口内細胞を採取してDNAを取り出し「オキシトシン」を調査
 

「オキシトシン」は脳から分泌される物質で、神経細胞の末端から放出され、
「受容体」が受け止めることで信号を伝える。
「受容体」の作る遺伝子の違いにより、信号の伝わりやすさが変化→愛情深さ、親しみやすさが変わると分かっている/驚

3.遺伝子の違いを調査
「オキシトシン」の「受容体」を作る遺伝子は「A2」という染色体。DNAは「塩基」という物質からできている。



ネコの塩基配列の一部(12/94匹
AとGのネコがいることが分かった→性格と照らし合わせると・・・
 
この2匹の両親からもらった染色体に注目




荒堀:
他の大型のネコ科動物との比較もしたいし、性格と行動は遺伝子+環境の相互作用でできると考えられるので


専門家:
ネコでの「オキシトシン」研究はほぼ世界初。行動の観察、ホルモンの計測などを今後計画している。
ネコがどう家畜化されて、選抜されてきたのかも分かるかも知れない。

これまでは、イヌとオオカミを比較し、「攻撃性」に関わる遺伝子を調べたら、
オオカミは多く、イヌは少なかったことが分かり、おそらく家畜化の過程で選抜された影響と思われる。


奈央ちゃん:
私も心理学を学んだが、遺伝子研究をしているのは珍しいと思った

専門家:
他の専門領域にも踏み込んでやってみたいという人が最近、増えてきている
いろんな分野の研究でネコを知りたいという

竹内:
そのうち「ネコ学科」を作って、総合的に研究したら面白い(入りたい!

専門家:
とくに「共感性」に興味をもっている。
ヒト同士、ヒトと伴侶動物、動物同士で比較することで、社会の根底にある意味が分かるのではないか(深い!






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