メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『松本清張特別企画・紐』(1996)

2014-11-01 14:12:11 | ドラマ
『松本清張特別企画・紐』(1996)
出演:名取裕子、内藤剛志、風間杜夫、渡辺えり子、室田日出男、三浦浩一 ほか

内藤剛志さん出演作シリーズ。
いきなり死体で発見されてます
若いなあ! 個人的には、今のほうがカッコいいと思う

 

story(ネタバレ注意
多摩川の河川敷で、男の絞殺死体が発見された。被害者は、梅田安太郎。
岡山県・津山にある由緒ある神社の宮司。妻・静子には2億円という保険金がかけられていたため、
生命保険会社社員・袴田恭三は、警察の捜査がひと通り済んだ後も、調査を続ける。
(殺人など特殊な場合は、とくに念入りに調べるそうな

来月定年だという刑事・平井文吉は、他殺、それも身内の犯行ではないかと疑っていると言うが、
妻・静子、安太郎の妹・青木ます子、その夫で路線バス運転手・リョウサクにもアリバイがあった。

安太郎と静子は再婚同士。静子は以前、理容院で働いていて、美人だったため、客同士で取り合ってケンカにもなったという。
安太郎とはなかば強引に結婚したが、夫婦仲は良かった。ただ、安太郎には見栄っ張りで、嫉妬深い一面もあった。
安太郎は、その後、株に手を出して失敗し、数千万円の借金があった。

 

事件前後のアリバイをもう一度調べる袴田。
静子は事件当夜、デパートで買い物をしてから、当日券を買って芝居を観て、目撃者もいる。
ます子と夫は、上野で花見見物をしていた。

しかし、その会話の中に、どうしてもひっかかるものがあると気づく袴田。
死体解剖した職員は「このヒモの巻き方には、愛情みたいなものが感じられる」と言う。

 

自殺しても1年過ぎたら保険金がおりるんだ。あと、「承諾殺人」でも罪になるんだねぇ。
自己破産申告でもなんでもすればよかったのに。男のプライドとかの問題か。
いろんな愛情の形があるもんだな。

「火スペ」みたいな長編ドラマは滅多に観ないけど、土地それぞれの風情を活かして、
地方にしかない鉄道も出てくるから、鉄道ファンにとってもポイント高いのでは?



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