メランコリア

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ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

朝ドラ「なつぞら」第12週 「なつよ、千遥のためにつくれ」

2019-06-28 12:28:51 | ドラマ
朝ドラ「なつぞら」第12週 「なつよ、千遥のためにつくれ」

作:大森寿美男

出演:
広瀬すず、松嶋菜々子、藤木直人、岡田将生、工藤阿須加、草刈正雄、井浦新 ほか

ナレーター:内村光良

オープニング:♪優しいあの子/スピッツ


この日も新潟の地震速報が上に出ている
毎年、毎日のように地震速報が出ているっておかしいよ


【内容抜粋メモ】

昭和32年8月15日
「チハル?」と聞くと「私は違います」とユキコ

叔母は2年前に病死

叔父:
チはいないんです 許してください 私が復員してしばらくして家出した
昭和21年 警察にも届けたが見つからなかった
孤児院に行っても誰もいなかった
北海道の手紙はチが持って出たから、いずれ会えるだろうと

ユ:
母から逃げたんだと思う チにきつく当たっていたから
食べ物も少なく与えて、ガマンできなくなって逃げ出したんだと思う

兄:叔母はそんな人じゃなかった!

叔父:あの頃の妻は変わってしまっていた

ユ:
チはずっと笑っていた だから私も平気だと思って
私たちのせいなんです

アパートを飛び出した所の景色が、動画会社の中庭に似てるな

風車に戻り、ノブヤ、アヤミに話す

なつ:
戦後、道で暮らす子も亡くなる子もたくさんいた
チハルは6歳だった どうやって1人で生きていくのさ

兄:オレたちだって1人じゃなかった

なつ:チの絶望を知らないまま幸せに生きてた 奇跡なんてないんだわ

フジコからハガキが届いた
「20歳の誕生日おめでとう 東京に行って1年半 万年筆を送ります」

チの夢を見るなつ




なつ:何のために私は生きてるんだろう 自分だけ夢を追っていいんでしょうか?

アヤミ:生きてる理由なんて自分で作るしかないのよ



兄:
オレが悪かった チをあんな目に遭わせてしまった
けど、どこかで生きてると信じてる

漫画映画は子どもの夢だって言ったよな
その夢をチに見せてやれよ チのために描くんだ


家族の絵を見せる みんな生きてたんだろう?
これからもチのために作れ お前は絵を描け

「わんぱく牛若丸」の母親のキャラクターを描きだすなつ
こうしたいろんな体験が表現力に活かされるんだな

フジコ:夢見た 子どもの頃のなつが1人で泣いてた

母と子のこういうリンクってあるよね
カレーが食べたいと思って帰ったら、夕食がカレーだったり


翌朝、ケーキでお祝いしてくれる兄とアヤミ
なつは元気を出して会社に向かう



アヤミ:あんたも寝てないんでしょ?
兄:なつだけでも守らないとな チには本当に可哀相なことをした と泣く




「キャラクター検討会」



牛若丸はナカの絵に決まり、ほかのキャラクターもナカがリライトすることに決まる
牛若丸の母・常盤御前の絵を井戸に見せる



ナカはなつの絵に一番母性を感じると言う
ナカ:贔屓で作品は決めないよ

「常盤御前がただの母親でいいんでしょうか?
 再会しても突き放して、牛若丸は絶望して旅立つんだから」

井戸:
最初、悪者のように描いたほうが観る人に衝撃を与える
その点ではこの表情に惹かれる(マコが描いた 対照的だね





マコ:
常盤はその美貌から1000人の女の中から選ばれ
侍女の身分から召抱えられ、源頼朝の側室にのぼりつめた
常盤御前はしたたかで強い女性


なつ:
私はそんな怖い顔の母親を子どもに見せたくありません
子どももいろいろ考えながら観る 後で優しくなっても納得できないのでは?
子どもには母からどんなに怒られても愛情は伝わると思う
漫画映画は子どもが観るもの 子どもが夢を見るように

ナカ:どちらも内面的には両方あるはず
井戸:2人とも中途半端ってことだ 奥行きが感じられない


下山はなつが初めて同じ組み合わせの服で来たことに気づく
下山:何かあったのなら話してみて



お客の子どもの話としてチのことを話す
なつ:まだ生きてると思いますか?

下山:
あの頃は警察も混乱していたかもしれないけど
ボクが派出所にいた頃、逃げ込んできた女の子がいた
生活に困って娘を売るって記事が新聞に載っていた時代だから

店との間に斡旋業者が入っていて違法じゃないと判断した
先輩は諦めず、憲法の中に「何人もいかなる奴隷的拘束を受け入れない」という条文で
娘を自由にした 上司も飲食店の店主も怒った
その子は元気に働いてる 奇跡なんて案外、人が持ってる勇気かもしれない

なつ:その先輩は下山さんじゃないですか? だから警察を辞めたのでは?

下山:その子も誰かに助けられてるんじゃないかな(優しい


ナカはなつとマコの絵を合わせて描いたものを見せる



ナカ:なっちゃんは誰かを思い浮かべて描いたの?
なつ:北海道にいる母を

ナカ:
自分の母には優しさばかり求めてしまいがちだからね
母親も1人の女性
内面には怒り、苦しみ、子どもが見たくないものもいっぱい持ってるはず


マコ:私は生い立ちや理屈ばかり考えていた

ナカ:
子どもが見て本当だと思う絵を僕らは探し続けなければならない
子どもの力を侮ったら終わりだ

謝るなつに
マコ:口に出したことは仕事で責任とるしかないのよ、私たちは


風車で待ってた茂木社長
アニメーターになれたお祝いにディズニー映画の教科書をあげる
未翻訳だから、英語の辞書もプレゼント 書店屋さんが知人だとイイなあ





なつ:一生大事にします ノブさん、行こう
茂木:え、行っちゃうの? ってww


ノブヤ:ボクにできることなら何でも言ってくれ

なつ:
チのことは誰にも言わないで 北海道には知らせておく チがまだ頼るかもしれない
6歳の女の子が辛くても家から逃げ出すなんて勇気よく持てたよね
私はチの生きる力を信じてる

兄:亀山蘭子が「わんぱく牛若丸」の声を演ることになった

ポスターに原画として名前が載ることに気づくなつ
なつ:必ず私の名前を載せてみせる チが見たら私の居場所が分かるっしょ




フジコへの手紙に事情を書くなつ
「心配しないで チのためにも一生懸命生きます
 母さんもいっしょに信じてください」泣いて読むフ


秋 制作が始まる




下山班に入るなつ、マコ、堀内、茜ら





下山:
堀内くんは『白蛇姫』で辞めると思った
芸大からきて辞める人はたくさんいる
アニメーターの仕事に失望して

堀内:好きで入ったわけじゃないけど

マコは好きで入った ディズニーの『白雪姫』がきっかけ

アカネ:
私はなんとなく 短大ではのんびり絵を描いていた
絵を描いて儲かるかと思ったらそうじゃないと分かったけど

なつ:今の私に出来ることはコレしかありませんから

下山:
ボクの下にいたら、あんまり常盤御前は回ってこないと思うよ 残念だけど
常盤御前のライヴアクションには全員参加できる


「ライヴアクション」
俳優が実際演じたものを撮影して、アニメの資料にすること
ディズニーでも取り入れていた手法






常盤御前役のランコも来る



トキワは牛若丸を我が子と認めたいが、認めると平家に殺されてしまうため
心を鬼にして突っぱねる

カチンコを持っているのは中川くん!→演出助手・坂場一久
緊張のあまり手が震えていて怒られる
「カチンコの音で芝居が決まるんだからよ!」



父ウッチャン:なぜか私も気になります(ww これは『LIFE』じゃないから


トキワ:そなたなど知らぬ! 出て行かなければ追い出しますよ



坂場はまたカチンコを落として不器用だと笑われる
その様子も描くなつ

父ウッチャン:この青年が、今後のなつに影響を与えるかもしれません 霊感です


作画作業がスタート
この時から紙を固定する3つ穴のタップ?が使われるようになり
日本のアニメの大きな技術革新になった



アニメーターの机には鏡があり、みんな百面相しながら描いている




サカバが下山に質問しに来る
なつは「ガチンコくん」と呼ぶ



サカバ:この動画の動きはおかしくないですか?
なつの描いた動画で牛若丸が馬の訓練で崖を下るシーン

サ:怖がってるならのけぞるのでは?

なつ:
速く走るから前のめりになる 恐怖は表情で表している
アニメーターにとってキャラクターの表情は大事

ストレッチ&スクワッシュのことも知ってるサ
なつ:牛若丸はわんぱくだから!
サ:馬は転がりませんか?

サ:ツユキさんも思っていたが、ボクがはじめにそう思ったから聞きに来た
シ:直すよ

なつ:
リアリティって何ですか? 実際の人間の動きを同じに描くことですか?
子どもは楽しいでしょうか? アニメの動きをするから楽しいのでは?


サ:
ボクには皆さんのやろうとしていることが分かってないです
現実のリアリティを追究しようとしているのか
アニメにしかできない表現を追究しようとしているのか



堀内:
東洋動画の問題点をズバリ口にしやがった
この会社の方向性だよ どこに行きたいのか
今やってるのも時代劇にディズニーの要素をテキトーに入れてるだけだ

ナカ:両方とも正しい アニメの方向にまだ明確な方向はない
井戸:ディズニーももう古いのかもしれないし

マコ:奥原さんは鵯越の坂落し(ひよどりごえのさかおとし)を知らないわけじゃないわよね?


製作課
ツユキ:よくプライドの高い絵描きたちを納得させたな


ももっちと久しぶりにランチするなつ
サは東大出身 哲学専攻
なつ:すっごく変な人

も:逆にアニメは何でも出来るからね やりたいことって何?
なつ:それが自分でも分からない


雪次郎はとうとう劇団「赤い星座」のオーディションを受けている





ピアノの音に合わせて体を使って表現する試験で
「あいうえ えおあお」と訓練みたいなことをするユ

殺陣も見せる ペチカって誰?




川村屋に来るなつとももっち
そこにサがいて相席する



新宿で本を買ってすぐ読みたくてここに入った いちいち理屈で返すサ
本にカリーパンの具をこぼして不器用

サ:絵が描けるのは本当に素晴らしいことだと思います
なつ:どうしてアニメを選んだんですか?

サ:
アニメーションは子どもに夢を与えるだけじゃなく、大人にも夢を与える
フランスのアニメーションでアンデルセンを原作にして戦争を描いたものがある
ナチスから自由にする表現方法はほかにないと思った
残念ながら、そんな可能性があるという認識がまだ世の中にはないようです
アニメーションにしか出来ない表現は、、、

マダムが来て話が途中になる

マダム:
ユが急にここを辞めると言った 劇団の試験を受けた
私では止められそうにない



ユを訪ねるなつ



ユ:
オーディションの結果はまだ出てない
オレは決心した 家族には言ってない
なっちゃんにはきょうだいがいた
オレは本当に裏切ることになる

なつ:それは絶対ダメ!

風車に連れていき兄に引き合わせる

来週、とうとう雪之助がやって来る



アニマルライツセンター





本文引用:
これは日本の酪農場の写真です。
牛の背中の少し上あたりに、ギザギザの金属の板が取り付けられています。

これは「カウトレーナー」と呼ばれるもので、この金属の板に電気を流し、
牛が定められた場所で糞をするように牛の体の位置を微調整するものです。

カウトレーナーに触れた牛が電流による痛みを感じ、定位置に移動するように意図されています。
掃除を簡単にしたり、牛の体が糞尿で汚れるのを防ぐために使用されています。

日本では24.6パーセントの酪農場が常時使用しており、
9.1パーセントの酪農場が牛が慣れるまで使用し、その後は電気を切って使用しています*。

ロープや首かせでつながれるのみならず、電気による痛みも与えられるというのは、
牛にとってどれほどストレスが大きいことでしょうか。

牛の体を清潔に保つために必要な器具であったとしても、牛にこのようなストレスを与えても良いのでしょうか。

カウトレーナーを使用するべきかどうかという以前に、
電気を流して牛に定位置で糞をさせないと牛が汚れてしまうような
「つなぎ飼い」という飼育方法自体を見直していかなくてはならないのではないでしょうか。

牛のつなぎ飼いについて詳しい情報はこちら

つなぎ飼いに反対する署名にご協力ください



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