メランコリア

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ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『地球最後の日』

2007-04-24 10:37:07 | 映画
『地球最後の日』~WHEN WORLDS COLLIDE(1951)アメリカ
監督:ルドルフ・マテ 原作:エドウィン・バルマー+フィリップ・ワイリー
出演:リチャード・デア、バーバラ・ラッシュ、ピーター・ハンソン、ジョン・ホイト ほか

なんだか急にチープなSFかホラーが観たくなってこの世界の終わりものを借りてみた。
観てみたらチープどころか円谷に負けじとも劣らぬパニック映画&ヒューマンドラマ。
現代版「ノアの箱舟」は、H.G.ウェルズのSF小説にも似たドキドキ感を味わえる。
81分て短い時間によくこれだけ物語を構成して、じっくりとそれぞれの心情まで描けたなって感心。
『ディープ・インパクト』や『日本沈没』なんかにも通じる。元ネタか?w

story
南アフリカの観測所で天体博士が驚愕の計算を発表。1年以内に惑星が衝突し大災害が起こり、地球は滅亡するという。
早速、国際会議が開かれるが一笑に付される。博士は「生き残るには惑星ザイラに移住すること。
そこは地球と同程度の環境だが、宇宙船に乗れるのは動植物などを除けば、40人程度のみ」
生き残りに執念を燃やす資産家スタントンは膨大な資金を出す代わりに私情をはさむ。
博士の娘で科学者ジョイスは、医師トニーと婚約するはずだったが、飛行士ランドールと
魅かれ合い、父は娘のために彼もリストに入れるが、「科学者でもない自分が乗る資格はない」と断るランドール。
そして運命の日、巨大地震のあとの大火災、巨大津波にはあらゆる街も人も飲み込まれ、
地球は壊滅状態の中、スタッフらはクジによって44人に選抜された。。

真っ赤にふくれあがって空いっぱいに近づいてくる惑星は「もうダメだ」感いっぱいで
アーティスティックな美しさ。
幸いなことに新世界は地球とまったく同じ(に見える)空気も太陽も山も雪もある!
よかった、よかった。でも、見渡すかぎり「絵」だったけど(気にしない、気にしない
クラシックのSF映画は夢があってステキだ。やたらCGで細部にまでこだわりましたって
言わんばかりのいまの長編ものにはない創意工夫とドキドキ&ワクワク感と芸術美がある。




ふと、思った。
あれ・・・・?脱出を試みて、助かったのは、アメリカ人だけですか?
せめて宇宙船をあともう10個くらい創ってたもれ・・・懇願


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