メランコリア

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『奇跡の星 生と死の循環 後編』

2020-03-14 13:54:05 | テレビ・動画配信
『奇跡の星 生と死の循環 前編』

【内容抜粋メモ】

人生で確実なのはいつかは死ぬということです
私とあなたは日々何千億個もの細胞が入れ替わっているのです
生物として生きていくために必要なことです


スラウェシ島 インドネシア






家から赤い棺が運び出される
え?! 中を開くとミイラ化してる!




パッパ・イッカ(島民):
母は私たちを愛していました
怒ったこともなかった
親に感謝しお返しがしたいと思います

これは亡き人をいつまでも記憶にとどめるための儀式です
彼らは私たちとともにあるのです
私たちを見守り続けます
風のようなものとなって

何体も死体を立てて並べて、一緒に記念写真撮ってる!!
手の中にお金を入れたり、メガネをかけて洋服も帽子も生きていた時のまま
タバコ吸わせたりして 恐ろしいよ・・・
風のようなものになるという考え方は分かるけど


死は必要なものなんです
この複雑な世界を保つための仲立ちをしているのです
死の後に来る新しい命は死んだ命を改良したものです



アメリカ カリフォルニア州 レイク郡

飛行機から赤い粉?を撒いている
「大火事だぞ 信じられないほどだ」






「聞こえるか? 後方に回って消火を 爆発だ 弾薬がある 近づくな!」





ルーカス・スペルマン(消防隊長):
消防士はみんな火に対して敬意と恐れを抱いています
火に近づき、火と戦います

凄まじい音、視界が利かず、熱で目が焼けます 肺も焼けます
火は何もかも焼き尽くします
草木も人の財産も全く容赦しません


火は確かに命を奪いますが
火が燃えた後は、ある意味健全な状態がもたらされます

火は枯れた木々を一掃し、新しい命が育つ余地を与えます
それは自然の摂理の一部なのです
死は生命のサイクルの一部です





母なる自然は、生かすために殺すのです
死はあなたの生命が新たな形で現れるチャンスを与えます
死と生の繰り返しが地球の生物を進化させ、未来へと繋ぎ続けます

自然は生き物の命をただ無慈悲に奪うのではありません
新しいものに道を開くためなのです

地球では死は消滅ではありません
死んだものは生きていくものの糧となるのです

(うん だから私は燃やして灰になるより、土葬でも鳥葬でもいい
 私の要らなくなったカラダが、他の生き物の1日の糧になるなら



ロシア カムチャッカ半島




鮭の産卵 それは帰り道のない旅です
カムチャッカの人々はそれをよく知っています






毎年、鮭が川に戻る季節になると
カムチャッカの人々は集まり、連綿と続く命と死を祝って踊ります
踊りは長時間にわたって続きます
鮭のように力尽きるまで




鮭は生まれた場所にたどり着くため
川を遡り、途中にあるたくさんの障害を乗り越えます
これは私たちの人生のようなもの

鮭の遡上は生と死の循環です
そして産卵という最も大きな役目を終えると
鮭たちは静かにその命を終えていくのです



(自然の営みにはまったくムダがないなあ


死んだ鮭を食料にするのは熊や猟師だけではありません
(サケの死体にウジがわき、分解していく映像の早送り

地球は私たちの死を待ち構えています
死骸をリサイクルして新たな生命のために使うのです

サケの体には生命に不可欠な要素、窒素が満ちています
鮭の死骸が腐敗して分解されると
そこに含まれていた窒素は肥料となって植物に吸収されます
木々は窒素を取り込み成長します




元素に戻った生物は、生態系の一部となって他の命を助けます
鮭がいるからこの森があります

誰もが窒素の恵みを受けます
全ての生き物は互いに依存し関わり合っているのです

(この映像は美しいなあ!


宇宙から地球を見下ろすと、世界の結びつきが理解できます
緊密なひとまとまりのシステム 感動的です

昔、世界が平らだと思われていたように
人生は一本の線と考えられがちです
死んで終わり

しかし本当はそうじゃありません
生まれて、生きて、死んで
生まれて、生きて、死んで
それは何を意味するのでしょうか?





父は私が宇宙へ行く前に亡くなりました
しかし宇宙にいる間、何度も父がそこにいると感じたものです

父は私の視野の端にいました
顔を向けたら消えてしまいそうで見られなかった

しかし見えない父は、私に話しかけてくれました
「お前を誇らしく思うよ」と

それは宇宙にいる私の精神的な支えとなりました
おそらく4回か5回は父をそばに感じたことがありました

私の父の人生は終わりを迎えましたが
別の形で生き続けていると思うと心が安らぎます

この地球ではどんなものも本当に消え去ることはありません
父は永遠に地球の生命の一部なのです



インド スピティ谷




マンダラを描く僧侶






ラマ・サムダップ(チベット仏教僧):
生命とは過去の世代と私たちをつなぐ長い糸だと考えています

美を生み出すには砂の一粒一粒が重要です
砂曼荼羅は人間のあり方を表しています

私たちも砂曼荼羅のようなものです
みんな誰もが祖先に由来するたくさんの粒からできています
その粒は消滅することはありません
たとえ私達の命が終わっても




こころの時代〜宗教・人生 選 マンダラと生きる 4 心をきわめる


私たちは生命の長い歴史の一部です
しかし普段私たちはそのことをあまり意識しません
大量絶滅を生き抜いたものがいて
生と死のサイクルがあるからこそ
私たちは存在します

100万匹の鮭の産卵
10億匹のカゲロウの交尾
交配によって絶え間なく混ぜ合わせる精子
無数の出来事が今私たちがここにいるために必要だったのです





宇宙飛行士:
私の祖父母は母国からアメリカに移住しました
父は第二次世界大戦を生き抜きました

ジェリーという親友を亡くした父は
息子の私にその名前を付けました




歴史書を見ても父の名前は載っていません
しかし父は私に影響を与え
「努力すれば何にでもなれる 将来、宇宙飛行士になってなれるぞ」と言いました

そうした出来事の全てがジェリーという人間を形作り
私は宇宙飛行士になりました

宇宙空間を時速何万 km で飛び
地球をはるか上空から眺めたのです
素晴らしい




私が妻と出会えたのは仕事で一緒になったからです
そして4人の子どもを得ました
ちょうどいい時期に2人が出会い、夏の夜を迎えたのです

全てが必要なことでした
仕事を終えたような気持ちです
成長した子ども達を誇りに思います
今の人生が終わることも受け入れられるでしょう





曼荼羅が完成した直後崩していく僧侶たち









地上にあるどのようなものも永久ではありません
すべては一時にすぎないのです

それが私たちの命をこれほど特別なものにしています
人生は短いからこそ尊い

私は子どもたちを通じて生き続けるのだと感じます

この先いつかもし叶うならば
子ども達は父親の成したことから何かを得て
人生に役立ててくれたらと思います

地球の生命はあらゆる困難を乗り越えてきたのです
私たちはその結果生きています
与えられた命を生かさなければ
精一杯



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