メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

映画『紙の月』

2020-03-15 14:17:40 | 映画
原作:角田光代

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出演:
わかば銀行すずかけ台支店
梅澤梨花 宮沢りえ 営業職のパート
梅澤正文 - 田辺誠一 夫
今井 - 伊勢志摩 前の担当
隅より子 - 小林聡美 受付
相川恵子 - 大島優子 受付

平林 梨花の顧客
平林光太 - 池松壮亮 孫
名護たまえ 金持ちのおばあさん
小山内等・光子 金持ち夫婦
ほか

ドラマ『紙の月』


原田知世ちゃんのドラマで知ったこの作品
2時間40分の映画にどうまとめてあるか
どんな違いがあるかに期待して観た



【内容抜粋メモ】

教室で机の上に紙幣を並べている女子学生
学生は聖歌を歌っている
クリスチャン系の学校か





1994年
わかば銀行すずかけ台支店の営業職にパートで働く梅澤梨花






客・平林:以前来てた今井と随分違うな 何年目だ?
リカ:4年目ですが ずっとパートでつい最近契約社員に

平林:結婚してるのか? 子どもは?
リカ:いません

平林:旦那と仲悪いのか? 作ってるのか、子ども
(のっけからセクハラ↓↓↓

国債を勧めるとあっさり買うという
契約前に「お茶をいれろ」と指示する
舐め回すように体を見て、肩に手をかけようとすると
孫・光太が「大丈夫ですか?」と声をかける






(銀行で札束を手で数えるなんていう時代はもうすぐ終わるな


前の担当の今井は伊勢志摩さん
今井:大変でしょう? 感じ悪いんだよね、あの人

次長:
大口いただきました!
やっぱり人ですね
梅澤さんはそこにいるだけで魅力的・・・説得力があるから
(次長もセクハラ・・・


隅より子からミスを直すよう怒られる相川恵子(あら、テルコも出てる!






契約社員になったお祝いに夫婦でペアの高級時計を買うリカ
仕事用に買ったが夫・正文は「ゴルフ用にしていくよ」と言う




リカ:早めにローンの繰り上げ返済しないと
マサフミ:リカが自分で稼いだんだから自分の好きに使いなよ


ランチを食べているとヨリコが来る

ヨリコ:
梅澤さんて専業主婦だったんでしょ?
また働こうと思った時、何で銀行にしたの?

リカ:たまたまお金を下ろしに行って募集を見たんです

ランチ中でも勉強をしているヨリコに感心するリカ
ヨリコ:自分の扱ってるお金がどこから来てどこへ行くのか気になるから


今井の送別会






ケイコ:
今井さん貯金どのぐらいあるんですか?
そうとう持ってるんですよね?

今井は19年勤務 ヨリコは25年目!


帰り道で光太がいて、リカと同じ電車に乗り込んでずっと見つめている
電車から降りて振り返るといない




お金持ちのおばあさん・名護たまえは
つい要らないモノを買ってしまうのが悪いクセだと笑う





デパートの化粧品売り場で高級化粧品をいくつも買うリカ
4万円以上と言われ、手持ちが3万円しかなく
1つ減らしてもまだ足りないため、ついタマエから預かったお金を使ってしまう

化粧品をロッカーに入れ、 ATM で自分のお金を下ろしてお金を戻す


帰りの電車のホームの反対側にまたコウタがいる
電車に乗って行ってしまったと思っていたら階段から降りてくるリカ
一緒の電車に乗り、そのままモーテルへ





上海の出張から朝帰りの夫に「変わりなかった?」と聞かれ「全然」と嘘をつく
プレゼントはカルティエの腕時計(何て嫌味なの・・・
マサフミ:これくらいのものを身につけてもいいんじゃない そろそろ


ケイコ:
わかりやすく愛されてますね
でも気をつけないと結構見られてますよ、持ち物
ここ銀行だし 普段の金遣いとか


(ロレックスの腕時計を見せる
彼氏のプレゼント 人の旦那です
カードの支払いとかは怖いけど
やりたいことはやりたいじゃないですか


普段は地味なリカだが白いコートを買い、恋人のようにコウタと街を歩く




家に帰ると夫がピザを頼んで食べている




マサフミ:
上海に転勤決まったから
すぐにでも来て欲しいみたい
1年になるか2年になるか行ってみないとわかんないけど
とりあえず銀行には話しといて
おめでとうは?
結構良いコースに乗ったと思ってるんだけど


リカ:・・・おめでとう


リカが行くのは金が有り余ってる夫婦ばかり
BMW ?の車を何度も買い替えているという話を聞く





平林:
保険なんて入っていることも忘れてた
心配されてるのは俺の金だ
しょっちゅうたかりに来る
どいつもこいつも借金まみれなんだ
あいつらに出すくらいだったら女に使うね
孫も借金があって、俺が出さないと言ったら、すっかり寄り付かなくなった


借金の事を聞くと

コウタ:
大学の学費を150万円くらいサラ金みたいなところで借りた
親父がリストラ食らったから
祖父に話してもたかりに来たと思ってる 二度と話す気ないし
奨学金も条件が合わなくて、他になかったけど もう大学やめる
あと1年分なんて無理だ
バイトばっかりで就職活動もできないし




リカ:60万くらいならおろしてくるから
コウタ:いいってマジで こんな話もう忘れて


平林が銀行に電話をかけてくる

平林:
うちの孫に会ったろ? 何話した?
挨拶しただけだってあいつも言ってたけど
金かせって言われたろ?
余計なことしないでほっといてくれ!

リカはケイコに今の電話で平林が急に現金が必要になったと嘘をつき
200万円の証書を服の中に隠す








200万円は現金化してバッグに入れて帰宅する
証書にアイロンをかけていると夫が帰宅

リカ:私、行けない 上海 仕事があるの
マサフミ:それだけか? 最近やたら残業が多いし、何かおかしいだろ

リカ:
今やめるわけにはいかない
それぐらいの仕事をしてるの、私も!





平林には偽造した定期預金の証書を渡す





コウタと会い、金持ちの顧客が言っていた通りに
「 BMW は買い換えるたびにボタンが違って分かりにくい」と嘘をつく

リカ:
車を買うのをやめて必要なくなったから と平林からとった200万円を渡す
あげるんじゃないの
2年後に完済できるように少しずつ返して
利子は取らないから
サラ金じゃ返しても返しても減らないから

コウタ:
それリカさんのお金じゃないよね?
旦那さんの金でしょ? やだよそういうの

リカ:おじいさんに借りたと思えば お金なんて同じじゃない
コウタ:受け取ったら多分何か変わっちゃうよ

リカ:200万ぐらいじゃ何も変わらないよ
コウタ:お金持ちだったんだね


愛の子供プログラム






シスター:
あなたが施しをする時は、自分の前でラッパを吹き鳴らしてはならない
あなたが施しをする時は、右の手のすることを左の手に知らせてはならない

あなたがしたことはあなた自身が知っていればいい
そうすれば隠れたことを見ておられる
父があなたに報いてくださる

愛の子供プログラムは個人による団体への寄付ではなく
助けを必要としている子ども達と
彼らを助けたいと願う人たちを直接つなぐ
個人から個人への寄付を仲介しています

今、その国では昨年の大きな水害で
たくさんの子どもたちが苦しんでいます

小さな額でいいのです
あなたたちの毎月のお小遣いを彼らに分けてあげましょう
受けるより与えるほうが幸いである



1995年
高級レストランに来るリカとコウタ
ホテルで少しだけお金を返すコウタ

コウタと街を歩いていると大学の女友達に会う
「もしかしてお姉さんですか? すごい綺麗」






否定しないリカ
コウタからの返金を「被災地に募金しといて」と返すリカ

リカ:
昔もしたな 募金
外国ですごい大きな水害があって
お金を送ったら向こうから手紙が来た
ありがとうって 5歳の男の子だった

その後、その国で色々あって、たくさん人が死んで手紙も来なくなった


ケイコ:
雰囲気変わりましたよね
隠せない感じの何かが出ちゃってます
気をつけないとチェックされますよ
私たちは毎日人のお金をいじる仕事をしてるんですよ

私はヤバいです
お金触ってると変になりそう
一瞬借りて戻すとか駄目ですかね

私の手 マジで悪さしそうなんで見張っててくれます?





タマエのところに行くと訪問の約束を忘れている
家の中もぐちゃぐちゃなのを見て認知症を疑うリカ
リカ:昨日大きな買い物をされるって言ってましたよね 300万円です

タマエは忘れていた様子でお金を戻すよう頼む





リカはそのお金で新しい口座を開く

高級ホテルのスイートルームで3泊泊まる2人
コウタに高級腕時計を買ってあげ、2人ではしゃぎまくる









コウタ:(チェックアウトの朝)まだいる

リカ:
また来よう 来週、再来週もその次も
週末になったらここに来よう

チェックアウトの請求額を見ると140万を超えていて驚く
これまでは現金払いだったがカードで支払う


孫のために学費を積み立てておこうという小山内夫婦
世界一周旅行などを勧めるリカ

銀行から証書を1枚引き抜いて家でコピーをするリカ
印鑑まで偽造できちゃうわけ? てか、これプリントごっこ???
銀行の仕組みは何だか全然わからないけれどもどんどん加速していく






週末にはコウタと高級車に乗ってデート
2人で過ごす部屋を買い、家電なども買う







次長に呼ばれるヨリコ

ヨリコ:支店勤務が私の希望です
次長:隅さんの名前はもう向こうに伝えてあるんです

ヨリコ:今私が抜けたらここの窓口は混乱します ほとんどが若手ですから
次長:でも逆に彼女たちに責任感が芽生えて成長できるということもありますから

ヨリコ:
私が邪魔ですか?
ただでさえ相川さんはミスがかさんでいます
ここ1年の業務ミスの一覧をお見せしましょうか?





コウタ:
大学やめたんだよね
先が見えちゃって
先輩は就職浪人ばっかりだし
リカさんがマック買ってくれてよかった
あれでホームページ制作始めたんだけど
先輩が知り合いの会社でやってて、かなり儲かるんだって
その代わり超激務!
まだこの手の技術持ってる人少ないから

すっかり金遣いのあらさが身についてしまったコウタ


ケイコ:
隅さん本部に異動ですよ
いかないでしょうけどね
今井さんと同じ 上は完全に退職狙いです
本部に行っても庶務係
備品管理、ボールペンの数を数えるだけの仕事なんて今更やらないでしょう

大丈夫ですよ
隅さんは一生ひとりでも困らないくらい貯め込んでるはずですから
それだけあの年代の社員にかかるコストは半端じゃないんです

次長も大変なんです
来年あたり栄転だと思ってたのに
半期の成績が悪かったから苦労してるんです

(ケイコの不倫相手が次長だとようやくわかるリカ

架空の伝票渡されてたんです
どこでもやってますよ
決算の前に支店の成績を水増しするんです
後で適当に帳尻合わせて



隅は書損の証書がたくさんあることに気づく 担当はケイコだと次長に話す

ヨリコ:
最初は私も相川さんだと思ったんですが、違うと思います
あの時は梅澤さんが処理しました
保管庫にいたのを私も見てます
その証書がないんです
十分不自然だと思います
次長の人事にも関係しますね


出社早々次長に呼ばれるリカ

次長:
保管した証書はどこにあるのか答えられますか?
200万はどこに行ったんですか?
なんであなたみたいな人が・・・

リカ:
相川さんから聞きました
お2人のことは誰にも言いません
ありがちな話ですから

お金はお返しします
平林さんも気づいていません
伝票操作のことも誰にも言いません
どこでもやってる事ですから
来月には返しますので





次長:
誤解だったみたいです
証書は間違って捨ててしまったかもしれないそうです

ヨリコ:なら確認します 今から平林さんのところに行ってきます
次長:それはやめてください

ヨリコ:
そんなに怖いですか?
次長が何してるかくらい想像がつきます
ご自身の評価も下がるでしょうから

次長:
しばらく僕にまかせてください
隅さんは本部に行く準備があるでしょうから



自宅で証書をコピーしているとコピー機が壊れる

夫からの電話:
近いうち一時帰国できそうだから
日程決まったらまた連絡する





タマエに10万円を渡して、預り証のほうは200万円のところにサインをさせる
手作りだというネックレスを見て
リカ:綺麗ですね 偽物なのに
タマエ:偽物でもいいじゃない 綺麗なんだから と言われてハっとする


コウタは2万円だけ返す
コウタ:先輩、全然仕事回してくれなくてさ
リカ:先月もそう言ってたけど

コウタ:
ごめん 俺つい甘えちゃって
リカがゆっくり返していいって言ってたから
明日にでもバイトを探してすぐ返す

リカ:
だめだよバイトなんて
明日は天気悪いらしいよ


会社に行くとケイコが来ていない
様子のおかしい次長
リカを見ている隅

女性社員:
相川さん辞めましたよ 寿ですよ
相手は実家のほうの公務員だって

最後はきっちりおさえるあたりが、らしいですよね


公衆電話からコウタに電話をかけるが出ない(まだ公衆電話の時代か
部屋に行くと、いつかの女子学生と寝ているのを見て逃げ出す
タクシーで家に帰ると家の中はぐちゃぐちゃ






コウタ:
リカさん聞いて
ごめんなさい
あの部屋にいると時々たまらなくなる
いつまでこの生活もつかなとか
リカさんもそう思ってたよね?

リカ:また週末に行く 食べたいもの考えといて
コウタ:それは駄目だよ ムリだよ
リカ:じゃあ おしまい


いつも通り自転車で仕事に行こうとするが横断歩道で止まるリカ
ヨリコ:渡るの? 渡らないの?






一緒に食事をする2人

ヨリコ:返せば全部元通り? それで済むと本当に思ってる?

リカ:送別会やらないとですね
ヨリコ:辞めないけど

リカ:
異動するんですよね
怒って断ればいいのに

ヨリコ:行くべきところに行くよ

先に席を立ち、レジで800円をカードで払おうとするとエラーになる
困っているリカの分を支払うヨリコ




リカ:すぐ返しますから
ヨリコ:200万だけなの?


公衆電話でサラ金から200万借りようとするリカ
(昔はああいう風に公衆電話ボックスにいろんな怪しい紙が貼ってあったよね




「まず審査になりますね ご職業からお願いできますか?」
慌てて電話を切り座り込むリカ


平林の家に行き架空の「プラチナ定期」を勧める
平林:今は動かす金はねえぞ

ブラウスのボタンを外して色仕掛けで迫る




平林:
あんた、なんか勘違いしてる
俺があの時国債を買ったのは、あんたのした提案が面白いと思ったからだ
「預けろ」とか「増やせ」は誰でも言う
でも「楽しめ」って言ったのはあんたが初めてだ だから買ったんだ

ノルマがそんなに厳しいのか?
今まで通り焦らなくても大丈夫だよ
これ考えとく

(ただの色気爺じゃなかったんだ


ヨリコはリカのこれまでの取引を一覧にして印刷する





夫が一時帰国して、上海での写真を見せる

夫:
随分前に欲しいって言ってたことがあったね、子ども
俺は全然欲しくなかったわけではないけど
子どもなんて自然に任せればいいって
別に今からでも 医療も進歩してるし
あと1年は長いな・・・

リカ:
ごめん、もう行かなきゃ
お客さんで今日じゃなきゃ無理だっていう人がいて

リカは自分で「スーパープラチナローン」のチラシを大量に作る





ヨリコは小山内宅に来る

ヨリコ:
私どもでは日常的な業務の見直しと
サービスの向上のための調査を担当しておりまして
是非ご協力お願いします
お渡ししている書類に不備がないか見せていただけますか?


次長は上司に絞られている
上司:全額返済させて何とかならないのか?
次長:私もそう思ったんですが、思ったより規模が・・・

証書の束を見せる
上司:いつ分かった!?


リカは自作のチラシを配って回っているとヨリコに会う


シスター:皆さんの寄付を受け取った子ども達からお礼のお手紙が届いています

リカは一人教室を出て手紙を読む
外国語と一緒に日本語翻訳の手紙と
本人が描いたと思われる絵が同封されている
それを抱きしめるリカ





その後、十字架の書かれた募金箱は
すっかり埃がかかっているが
リカはずっと募金を続けていた

リカは父の部屋に置いてある財布から金を抜き取る
冒頭の場面 万札を封筒に入れ、募金箱に入れるリカ







次長:本人がつけていた記録を自宅から確保しました
上司:慎重にお願いします

ヨリコ:
どこかに土地でも持ってないの?
全額耳揃えて戻せば刑事告訴は免れるかもしれない

リカ:
行きます 行くべきところに
ずるいんじゃないですか?
人を追い込んでおいて、今になって優しくするんだ
自分より惨めな人間だから?


ヨリコ:
あなた惨めなの?
私あなたのこと考えてた 最近ずっと
いくら取ったのか、いくら使ったのか
なんでこんなことしたのか

自分だったらどうするかも考えた
全部取っ払って自由に何でも好きにやれるとしたら何をするか

そしたら徹夜ぐらいしか思い浮かばなかった
したことないの 翌日に響くから
定年したらやってみようかと思ってた

あなたはしたんでしょ?
私には想像もできできないようなこと
何千万も使ったんだから
それでもダメ?

何も変わらない惨めな人間だって思うのは
あなたのほうじゃないの?

リカ:
私も徹夜したことがなかった
でもあの日初めて朝に帰ってきて
(三日月を指で消していく






ヨリコ:どうして月が消えるの?

リカ:
偽物だから
幸せだったんです、あの時
本物に見えても本物じゃない
初めから全部偽物



シスター:
愛の子供プログラムへの寄付は打ち切りとします
一部の生徒が極端に大きい金額の寄付をしたからです
はじめにお話ししたように、こういった行為は慎ましく行うべきです
ひけらかしは恥ずべき行為です

リカ:
私、分かりません 何がいけないのか
私のクラスは最初は5万円集まってました
でも時間が経つとみんな寄付をやめてしまった

シスター:
あなたは友達に代わってお金を送ろうとした
それはどのように手に入れましたか?

リカ:父の財布から取りました


リカ:
偽物なんだから壊れたっていい
怖くない そう思ったら体が軽くなった
私自由なんだなって
だから本当にしたいことをしたんです

(ある意味、真実だよね
 この世はフィクション
 お金もフィクション
 本当は富める者も貧しい者も等分に分配される世の中であってほしい


リカ:
シスターは「受けるより与えるほうが幸いだ」とおっしゃいました
だから私、あの子達が喜んでいると思うと幸せなんです

(寄付もある意味エゴ
 この子も本当は自分が愛を求めているんだ


ヨリコ:
幸せだったから横領したの?
信頼してくれた人を裏切って、好き勝手に使って 自由ってそういうこと?
確かにお金なんて偽物かも ただの紙だもん
だからお金じゃ自由にはなれない

あなたが行けるのはここまで

(現世で「お金」の課題は皆が通る道の1つ


椎名林檎ちゃんばりに窓を割るリカ
飛び降りようとするのを止めるヨリコ
2人の黒白の銀行服がまるでシスターのよう
流れているメロディーは純ちゃんもカバーしている曲 ♪降誕節 賛美歌106番「荒野の果てに」

リカ:一緒に行きますか?







走って逃げるリカ
2階だったら逃げられる高さなんだ/驚





すっかり新しい彼女と付き合ってるコウタ
いつもと変わらぬ日常を送っている平林




走っているリカが一番自由に見える


銀行の窓口で変わらず働いているヨリコ

会議

上司:
今月のボーナス獲得に向けては2割増を目指してください
それにはやはり個人のお客様の存在が大きい
お金はこの支店の宝です
みんなで連携して知り得た情報は速やかにあげてトレースして取りこぼしのないよう、、、

窓はすっかり直っている


見知らぬ国




八百屋からりんごが溢れて少女が拾っている
リカも1個拾うが店主はあげると言う






店主の顔には、寄付をしていた男の子と同じ傷がある
泣きながらりんごをかじるリカ
こうして世の中は繋がっているんだ/涙




遠くから2人の警官が歩いてきてリカは人混みに消える





ヤバい エンディングテーマがヴェルヴェッツって!

Femme Fatale/Velvet Underground and Nico


とってもいい曲なのに、エンドロールが途中で消えて
後はいつもの CM CM CM ・・・



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