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メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『GONIN』(1995)

2014-11-26 19:08:16 | 映画
『GONIN』(1995)
監督・脚本:石井隆
出演:佐藤浩市、本木雅弘、竹中直人、根津甚八、椎名桔平、永島敏行、鶴見辰吾、ビートたけし、木村一八、永島暎子 ほか
挿入歌:♪紅い花/ちあきなおみ

trailer
予告で見せすぎじゃない

永島敏行さん出演作シリーズ。偶然レンタル屋で見つけた1本だったけど、
鶴見さん、たけしさん、永島暎子さんまで出てて、これはもう私のための映画ですかっ



みんな悪人なのに、生々しい人間で、これまで生きてきた過去、再会と死別に、涙が出た。
バイオレンス・アクションで泣くってフシギ。それぞれが本気で愛している人がいたからだな。
死に際に、みんな夢を見ているようなシーンがあって、切ない余韻が残る。

 
永島さんのこのドアップとか、撮影法も斬新

 
鶴見さんもキレッキレ

 
本木さんは妖しい男娼役/驚

 
そして、後半に満を持して出てくるヒットマンのたけしさん。バイク事故前の姿。役者ビートたけしも惚れる

所々、セリフに聞き取りづらいところがあって、何度聴き直しても分からなかったのが残念
え?!岩松了さんも出てた

どんどん展開して、悪と悪との戦いが見どころ
ラスト、バスの車掌の間の抜けたリアクションもユーモアが効いている。


story(ネタバレ注意
一時期は儲けたものの、バブル崩壊で暴力団・大越組に多額の借金を抱えたディスコのオーナー万代樹木彦は、
リストラされてやけっぱちの元サラリーマン・荻原昌平、大越組の下っ端・ジミー(タイ人の恋人で売春婦のナミィーを母国に帰したい)、
汚職で警察を辞め、場末のキャバレーで用心棒をしている元刑事・氷頭要、男娼をしている三屋純一の5人を集めて、
「大越組の集金日に金を盗もう」と言い出す。想定額は約1億円。万代「オレもけっこうヤバイんだ」

ジミーから聞いた集金日に目出し帽をかぶって、氷頭が調達してきた銃を持ち、大越組に殴りこむ5人。
まんまと1億とられた組長・大越康正は、会長・式根に詫びて指をつめ、自分で片をつけようとするが、
式根は、ヒットマンの京谷一郎と、相棒・柴田一馬を雇う。

京谷の母は、市長にレイプされて3番目の妾となって京谷を産み、売春をしながら京谷を育てた。京谷は13歳の時に父親を殺した。
一馬に暴力をふるいつつ、ゲイの関係にもある。

金を分けた後、5人は別れるが、次々と京谷に狙われていく。
大越「誰の仕切りだ?!」「あの眼だ、野郎!」目つきだけで分かるってスゴイ・・・

 

万代「オレが集めたんだ。あんたの言う“日本人的優しさ”の・・・」


「ダダ(?)どこ行くの?」(衝撃的な佐藤さん&本木さんのキスシーンも絵になる

一夜明け、三屋と氷頭はバッティングセンターで再会し、敵討ちに向かう。
「みんなどこ行ったのかな?」
「あいつら4人でオレたちを待ってるよ」

 



NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』 第47回「如水謀る」

2014-11-26 18:55:30 | ドラマ
NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』
出演:岡田准一、中谷美紀、寺尾聡、田中圭、松坂桃李、濱田岳、速水もこみち、高橋一生、塚本高史 ほか

第47回「如水謀る」(ネタバレあり
隠居した三成に代わって、大坂城に居坐る家康。

如水は北政所に「西の丸を家康に譲って欲しい」と伝えると、そのつもりだったという。
北政所「遠慮はいらぬ、思い通りにされるがよい」と京に移り、家康が西の丸に入る。

長政「今、天下の太平を導けるのは、徳川様のみ。長政はどこまでも助ける所存」
そういう長政に家康は、16歳の栄との縁組をもちかける。「黒田家の安泰を考えると・・・」
(家康のタヌキじいさんっぷりがハンパない

「もうムリでございます。里にお戻し下さい」(こうゆう場合は、女性から離縁の申し出ができたのね



長政は糸と離縁し、栄と祝言をあげる。
如水「あの朝鮮での戦が全てを狂わせた。これで黒田が徳川につくと世にしらしめたことになる」
(お菊は置いていかなきゃならないんだ/涙 この時代の姫は、子孫繁栄、人質、縁組等で使われる身なんだな
 栄もあの歳で自分の役割をハッキリと分かっている様子

戦略を考える如水は楽しそう。

「太閤殿下が亡くなって、ふっきれた気がする。天下をとるのもよいのう」
(ここに来て、急にブラック官兵衛出ました/驚 戦にワクワクするって、ほんとに太平の世を願ってるのかな

如水は長政の意向を確かめに訪ねる。

如水「大坂はお前に任せる。いずれ上杉と石田で戦が起こる。わしはどちらにもつかぬ」
長政「黒田家が生き残るため徳川につくしかありませぬ。かつて父上がそうしたように、それがしは徳川殿を天下人に押し上げたい」
如水「分かった。当主はお前だ。わしは、わしの好きなようにやらせてもらう」


今度は三成を訪ねる(準備を怠らないねえ!
如水「この城を落とすのは至難の技。いかにして徳川を討つ?」
如水は、上杉らを利用する三成の策をすべて言い当てる。

如水「しかし、この策、徳川殿はお見通し。殿下でさえ勝てなかった相手。策と真の戦はまるで別物。これがお主への最後の忠告じゃ」
豊臣側に味方してほしいという願いを断る如水。


次は広島城の毛利家を訪ねる。
如水「どちらにつくかで毛利の運命がかかっています」
当主・輝元はまだ若く「わしは大老の職をまっとうするのみ」
吉川は徳川がキライで、毛利家は意見がまとまっていなかった。


ついに上杉に謀反の疑いありと知らせが来た
如水「相互に潰し合えばよい」

上杉討伐に徳川が動く。

長政は、祝言からわずか10日後に出陣する。

三成も動く。総大将は毛利に頼む。
恵瓊は、如水が味方につかないことを危惧する。

 


如水「九郎右衛門、兵をあげるぞ!」
九郎右衛門「中津には、わずかな兵しかおりませぬ」

どんどん展開が楽しみになってきた。


 

 

 

どんなにあくどい武将に見えても、それぞれの地元では民衆から慕われていたのね。今の政治屋と同じか?