メランコリア

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ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『アミ小さな宇宙人』(徳間書店)

2013-01-09 14:29:07 | 
『アミ小さな宇宙人』(徳間書店)
エンリケ・バリオス/著 石原彰ニ/訳 さくらももこ/絵


世界を愛と平和で満たそうとしている人たちみんなにぜひ、いま読んで欲しい1冊。


▼あらすじ
10歳になろうとする少年ペドロは、ある晩、海に不時着したUFOを発見する。
そこから出てきたのは、ふしぎな服を着た、同じくらいの歳の少年。
彼をアミ(友だちの意)と呼んで、2人は海岸でいろんな話をする。
科学力が愛の力を上回った地球が、今とても危険な状態にあることなど。
アミは「僕が話したことを子ども向けの本に書いてほしい
大人は怖ろしいことのほうしか信じないだろうからね」
本を書くことが、アミにまた会える約束だった。。


サケ友ちゃんが、子どもから教えてもらった本で、
読んでよかったという話をF氏にして、F氏がわたしに教えてくれた1冊。
2人に会う日、電車の中で読み始めて、いっぺんにこのアミと呼ばれる宇宙人が大好きになった。
だって、彼がゆっていることは、わたしがずっと思ってた世界観&外に発信してきたことと寸分たがわぬことだったから。

物欲に支配された世界
ねじ曲げられた「常識」や「システム」に縛られて夢も希望も持てない人々。
周りに「真実」を伝えようとするのは容易じゃない。
時に否定され、時に失笑され、時に諭され、
何度も何度も、何年も何年もかけて、すっかりエネルギーを使い果たしても伝わらず、
わたしは、その延々の繰り返しにすっかり疲れ果てて、諦め、困惑し、絶望してしまっていた。


イマジン
そう言っているのは、ぼく一人じゃないよ
きみも加わってくれたらいいな
そしたら、世界はひとつになるんだ


この本を読んで、わたしはまた新たなエネルギーをもらった。
みんな良心に従って、謙虚になって、そして、自分がやりたいように貫いたらいいんだ。

どんなに否定されても、途中で迷っても、真実は正しい道に導いてくれる。
最初からみんな、何が必要で、何が答えかを知っている。
だから、わたしも自分なりに伝え続けていこう。
みんなが1つになって、しあわせになるまで。
わたしが生きている間に、地球が天国になる様子を見てみたいなあ!

これを書いてくれた著者、出版してくれた方々に感謝。
そして、この本をわたしに教えてくれた2人の友人と子どもにも大きな感謝


続編の2、3巻を読む前に1巻目を読み終えた時点での印象を書いておくことで、
まだまだ未熟な自分のココロの軌跡も客観視できるかもしれないと思って、先にブログにアップすることにした。
誰かの感想を聞いて先入観をもつ前に、自分の眼や感覚でこの本に触れられるチャンスをもらったことにも感謝×∞



【内容の抜粋メモ】
ぜひ、この本を実際に手にとって読んでみてほしいという願いと、
とてもすべては載せきれないから、ほんの“さわり”程度のみをメモした(といっても長いが
ネタバレ?にもなるから、先入観なく感動したい、って方は下記を見ずに本を読んでくださいませ。
きっと、その瞬間から世界の見方がまったく違ってくると思うんだ。



「あるひとたちには、もっとも単純なことがいちばん理解しがたい・・・
 愛とは強さ、振動、エネルギーであり、もしある世界の愛の水準が低けりゃ、
 それだけその世界は、多くのひとが不幸で、憎しみや暴力や分裂、戦争などが多く、
 とても自滅の可能性の高い、きわめて危険な状態にあるんだよ」p42

科学と愛のバランスが科学のほうに異常に傾きすぎている。何百万ものこういった文明が、
 いままでに自滅してきているんだ。いま、地球は変換点にある。危険そのものだよ」p54

「人生は現実のおとぎ話のようなものなんだ。」p64
“Life Is a Fairy Tale.”ってわたしの大好きな映画『ホテル・ニューハンプシャー』でもゆってたね。

「地球に原爆が落とされたあと、我々の円盤が頻繁に目撃されはじめた。
 それは地球人が宇宙で唯一の知的生物でないという証拠を残すために意識的にしたものなんだよ」p69

「メッセージはラジオの音波のように空気中にあり、すべての人に届くけど、
 あるひとはそれを受信するのにふさわしい“受信器”を備えていて、別のひとは備えていない。
 メッセージを受け取ったひとの中には、それを自分自身の考えとして受け取ったり、
 またほかのひとは神からの霊的なインスピレーションとしてとらえ、また別のひとはわれわれ宇宙人のメッセージと考える。
 あるひとはこれらのメッセージを、かなり自分の考えやその信仰によって歪曲して表現したり、また別のひとはかなり純粋に表現する」p70

「それはひとが悪いのじゃなくて、古いシステムを使っている組織がいけないんだ。
 人間は進歩してきたが、システムがそのまま変わらずにいる。悪いシステムがひとを傷つけ、
 不幸へと追いやって、しまいに間違いを犯すようにさせる。
 でもよいシステムの世界的組織は悪人を善人に変える力があるんだよ」p80

「ほんとうのインテリとか賢者とかいうのは、頭(コンピューターの脳)と、
 胸にもうひとつもっている別の脳、ふたつの脳の調和がとれているひとのことを言う。
 つまり頭の脳が胸の脳に奉仕するというかたちであって、多くの地球のインテリのようにその反対ではないということだよ」
「じゃ胸の脳が頭の脳より発達しているひとはどうなの?」
「そういうひとは“善良なおバカさん”とでも言おうかな。きみの言う“悪いインテリ”にとって、
 騙すのがとても簡単なひとたちなんだよ。
 悪いインテリは、彼らによいことをしているように思わせておいて、結果的には人々を傷つけることをしているんだ。
 知性の発達は、情緒の発達と調和をもって進んでいくべきなんだ」p110

「こうして話している今でも海の中では大きな魚は小さな魚を生きたまま食べている
 未開世界を支配している法則は我々から見るととても残酷だ」p115

「文明世界には都市というものは存在していない。都市というのは、先史時代的な生活共同形態だからね」
「都市形態にはたくさんの欠点がある。一箇所にあまりにも多くの人々が集中するために生じる精神の異常によって、人々にも、惑星にも悪影響を与えることがある」

「惑星も進化の異なった一つの生命体。唯一、生命のあるものから生命が生まれるんだ。みな、依存してお互いに関係し合ってるんだよ。
 地球の起こすことは、そこに住んでいる人々に影響を与えるし、反対に人々のすることが地球に影響を与えるんだ」
「でも、どうしてたくさんのひとが一箇所に集中することが、精神の異常を生み出すの?」
「なぜなら人々は幸せじゃないからね。それを地球が知覚するんだよ。人々には、自然や空間が必要なんだ。花や木や庭が・・・」
(ほんとだよ・・・

「我々も時々は眠る必要がある。でも充電するというよりも、を通してなにかを受信するという目的でね
 われわれは地球人のようにたくさん放電しないから、ほんの少し寝るだけで充分なんだよ

アトランティス大陸がどうして沈んだか。
「憎悪と苦悩、恐怖など、地球は人間のこれら否定的な放熱には耐えることができなかったんだ。もちろん、核爆弾の破裂はそれ以上にね」
「宇宙はひとつの生きている有機体なんだよ。だから我々は、未開文明の科学の新発見を安心して見ているわけにはいかないんだ」

ここでは、すべてのものが無料。つまり、みんなのもの。お金も存在しない。
「必要なひとが、必要なものを、必要なときに使うんだ」
(今でいったら、エコカーを無料で借りて、同乗したりして、充電して返すみたいなことかな。

「君が作ったわけでもなく、同じものが余っているのに、一つのものに固執するなんてまったく理解できないね」
「それは所有病。エゴイズムだ」

「ここには罰も刑務所もない。もしだれかがなにか過失をおかした場合、そのひと自身が苦しむことになる。つまり、自分で自分を罰するんだ」
この世界の人々は、お互いに、みんな愛し合っている大きな家族なんだ。だからみんなすべてを分かち合って仲良く生きているんだ。
そう考えると、とても単純なことのようにさえ思えた。

「もっとも進歩したひとが、より崇高な愛を体験し、より深い愛を表現するんだ。
 ほんとうの人間の大きさとは、ただ、そのひとの愛の度数によって決定されるんだよ。
 でも、われわれの内部には障害があって、一番素晴らしい感覚である愛を阻んだり、ブレーキをかけたりしている。
 それはエゴだよ。自我、自己、自惚れ。自身に対する間違った考え。
 人を軽蔑したり、傷つけたり、利用したり、他人の人生を支配する権利まであるように思いこんでくる。
 それは他人に対する慈しみ、思いやり、憐れみ、優しさ、愛情などを感じさせにくくする。
 たとえば、自己崇拝者、自己本位者、自己中心主義者」

「もし地球人が生き延びて、エゴや人間不信を克服できたときにはすぐにでも宇宙親交の仲間に入れる。
 そうすれば、人生は今までのように生き延びるための、過酷で激しい生存競争から解放され、すべてのひとに幸福な生活が訪れるよ」

真実だけが美しい。大抵の大人は恐ろしいことだけが真実と思っている。
 物欲ばかりに目がいって、美しいものや真実などにはまったく興味がなく、闇を光と思っている。
 でも子どもは別だ。真実は美しくて平和だって知っているからね

ビーフサンドを見て「死んだ牛の肉を食べるなんて!」と嘆くアミ。
「ここにはほかの生き物を害するような危険な動物は一切いないんだ。
 みな地球のウマやウシと同じように草を食べている。
 進歩した世界では、どんな動物だって、生きるためにほかの動物を殺して食べたりなんかしないんだ」p195

クルミみたいな実1個でカラダに必要なたんぱく質が摂取できるってステキ p198
わたしも「なにか錠剤みたいの1個で食事が済むなら十分」てゆったことがあって、友だちに心配されたっけ。

「働くって何だろう?」てゆう疑問の答えもあった。
ペドロ「もし、なにも貰えないとしたら、だれも苦労して働きはしないよ」
アミ「じゃ、愛がないんだね。エゴイズムだよ。代償がなにか貰えないなら、何も与えないなんて」p200

「ここはね、毎日、日曜日だよ。実際ここにはほんの少ししか仕事がない。重労働はみな機械やロボットがやってしまうし」p194
(なんの法律も、拘束も、組織もなく、ただただ愛し合って、クリエイトして、楽しむために生きている
 みんながしあわせのために奉仕するなら、わたしも喜んで働くな、たぶんw

「文明世界のひととは、ひとに役立つことで幸せに感じられるひとのことなんだ。
 人生とは幸福になることだし、それを充分に楽しむことだ。
 でも、最大の幸福は、ひとに奉仕することによって得られるんだよ。
 仕事によるけど、快適な仕事なら一日じゅう働くことができる」

「一万度を超える度数をもっている“太陽のひとたち”もいる。もうほとんど純粋な愛だ」p213
(そっか、太陽があんなに光り輝いて、エネルギーを持っているのは、愛情そのものなんだな!
 だから、私たちは直視することすらできない。
 でも、ただ浴びるだけで、暖かく、よい気持ちになって、
 様々な生命を育む力があるのも、すべて愛なんだ
 って、あんまり「愛」を連呼してると、“大人”は胡散臭く思って、嫌煙するかもしれないな

 愛の度数が高いひとたちは瞑想し、未開世界にテレパシーでメッセージを送っている。
“すべて愛に基づいていないものは壊されて、時とともに忘れ去られ、捨てられていく。
 愛に基づいている、友情や夫婦、家族、組合、政府や国家、魂、これらはみな堅固で確実で繁栄し、実を結び壊れることを知らない」p216
(国や政府はどのみち存在するのか/驚


みずがめ座の時代
「数千年もの間続いた野蛮な時代の次に来る新しい愛の時代のこと。
 地球もより繊細な宇宙エネルギーに支配され、すべてのひとの愛の成長を助けるようになる」
「どうしてまだ出来ないでいるの?」
「それはいまだに時代遅れの古い考えと、新時代には順応できないシステムに従い続けていて、それが人々を傷つける結果になっている。
 人々は幸せになるために産まれてきているんであって、傷つくために産まれてきているんじゃない」

愛の放射の力を受け取るひとが多くなった。
「大部分のひとはただ平和に生きることを願っている。新時代の人間は、より繊細な放射の影響を受け、
 可哀想に苦悩に対してより敏感で、より傷つきやすくなっているんだよ」

「より進歩した人間ほど、子どものようになってくるんだ。進歩した大人の精神はまるで子どもとソックリだ
 だから我々にはこういった遊びとか、幻想、創造が必要なんだ。
 でも最大の遊び、幻想、創造は大宇宙であり、その創造者は愛だ」

感謝は“生命の木”の12の果物のうちの1つだ。真実、自由、公正、知恵、美など・・・」p235

「自分自身になること。これが唯一、自由を手に入れる道であり、それ以外の自由なんてあり得ない」p236

ペドロははるか未来の自分の姿を垣間見る。
死んでしまえばすべてが終わりだという考えを、最終的に捨てるための小さな刺激が必要だったんだ」
(一体あと何万回生まれ変わらなきゃならないんだろう・・・

「一つの魂には、ほかに決められた別の魂があるんだよ。一つの魂だけでは、“半分”にしか過ぎないんだよ」
ベター・ハーフってことかな

「利益を公正に分配するんだよ。きわめて明快なことだ」p248

「愛に対する違反行為は、何倍にもなって自分にツケが回ってくるんだよ。
 災難や、事故、また、愛しているひとを亡くしたり、悪運続きだったり・・・色々な形でその代償を支払うことになるんだよ」



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フセンを貼りながら読んでいたら、1セット分使ってもまだ足りなくて、
わんさか貼ったフセンの厚みに途中で気づいて笑ってしまったw

1つに統合されたそっちの星に連れてって!と叫びたくなったけど、
私は地球の自然や動物が大好きだ
アミが“けだもの”と呼んでいる動物たちも可愛くて大好きだ。
ほかの命を奪って生きているような生き物たち、トラやサメもみんな等しく美しい生き物だと思う。
もし、ほかの星に移住しても、地球と微妙に違う色や形に慣れず、ホームシックにかかるかもしれない

そういえば、小学生くらいの頃、月の出ている晩に、空に向かって同じように
「私を連れてって!」と本気で願って両手を上げたことがあったことを今、思い出した。
それについて書いた詩もあったっけ。

続編も早く読みたい。


アミプロジェクト


LOVE/J.LENNON

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