翁の“ガハハ”な山家暮らし

山家に放念で暮らす翁。田舎暮らしの“ガハハ”なエピソードとその珍問答、ニンマリしていただけたら嬉しいわ。(放念の翁)

●田舎の原点の巻(565帖)

2008-11-25 06:04:02 | グルメ

ねえ、うさぎや山羊や小鳥みたいに、ちょいちょい大根の葉の味噌汁や炒め物も飽きちゃうよね』と嫁はんが。折角作った大根を無駄にしてはと、大根は味噌汁Conv0003、味噌煮、おでん、サラダ、甘酢和え、糠漬けなどを作り、葉も出来る限り食べる工夫を専業主夫はしているのです。

この時期、ウオーキングをしてますと『翁さん、大根を持っていかないかい?』とあちこちで声がかかり、どこでも自産自消?では余ってしまうようで、『毎日大根ばかり食うのも限度があらいな』 とお互いに顔を見合わせて笑ってしまい、考えてみますと贅沢な話しです。

戦中、戦後の食糧難の時代には、大根の葉は干して、麦の雑炊やおじやを作る時に等には、乾燥させた葉を手で揉んで入れて量を増やして食べた記憶がありますし、大根や薩摩芋、芋がらなどを入れる食事が常食でした。

そろそろ大根を収穫して、切り干しや柚子巻を作って保存し、残りは土の中に保存をしようかと考えていますが、まだ気温が高いのでもう少し様子を見ながらにしようと思っています。

今年は、大根の葉を干しておき、五穀米で炊き込んでみようかと思っていますし、油炒めで冷凍保存が出来ないか、試しに冷凍庫に入れてみましたが《結果は暫し、見てからご覧じろ》です。

里芋の芋がらは、今でも多くの農家で庭先で乾燥をさせていますが、味噌汁や油揚げと煮物にしますと美味しく食べられますし、昔は薩摩芋の蔓までも干して食べましたが、どんな食感だったか記憶が呼び戻りません。

翁世代は、食料を無駄にしない、野菜屑でも食べられる物は食べる、「贅沢は敵」を戦時教育や家庭で躾けられましたから、今でも捨てることには罪悪感があり、自宅では当然に、外食でも食べ残すことはありません。

地球温暖化の影響による気象異変などで、世界の食糧が深刻な事態に陥る予測もあって、日本の食糧事情も予断を許さないようですが、そうした論議は殆どされていないようです。

麻生総理大臣はホテルなどで美食三昧だそうですが、食料の非常時宣言などの事態で、国民を路頭に迷わせることがないように、一層政治学や国際問題、そして国語力に研鑽をされて、国民生活に美味な政治を遂行して欲しいのですが。

Conv0002 【巷で歳時記】本格的に霜が降りるようになり、木々の葉も霜焼け?して落葉を始めて、木々が寒々とした光景に変わってきました。しかしウメやコブシなどはすでに小さな花芽を着けています。春よこい早くこいです。


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