昨日の記事で抗肥満薬について書きましたが
防風通聖散(ボウフウツウショウサン)を忘れてましたね。
これも保険の適応あったはず。漢方薬です。
内容は
-----------------------------------------
防風(ボウフウ)、黄ごん(オウゴン)、大黄(ダイオウ)
芒硝(ボウショウ)、 麻黄(マオウ)、 石膏(セッコウ)
白朮(ビャクジュツ)、 荊芥(ケイガイ)、連翹(レンギョウ)
桔梗(キキョウ)、山梔子(サンシシ)、芍薬(シャクヤク)
当帰(トウキ)、 川きゅう(センキュウ)、 薄荷(ハッカ)
滑石(カッセキ)、生姜(ショウキョウ)、甘草(カンゾウ)
-----------------------------------------
だそうです。(たくさんあるねぇ)
低分子化合物の薬(漢方薬でなくいわゆる、普通のお薬)では
ありえないほどのいろんなものの混ざり具合(笑)
認可を取る時に各成分の代謝を追うのかな?
エライ大変そうだけど…
ちなみに今、一般薬としてかなり売れていると聞く
「ナイシトール」↓も
http://www.kobayashi.co.jp/seihin/ns_t/
実は「防風通聖散」を現代風に名前をつけ直したものなんです。
(「内脂肪をとる」⇒「ないしとーる」ってのが小林製薬っぽい_笑)
「防風通聖散」成分の中で抗肥満にメインで効いているのは
たぶん「麻黄(マオウ)」だと思います。
どういう作用機所かといえば「麻黄」の中の成分「エフェドリン」が
交換神経系の働きを高める⇒熱産生を増加⇒体重減少効果
ということだと思います。学会でこんな発表しているのも聞いたことあるし。
(注:あくまで大筋の予想作用機所、たくさんの成分が入っているためこんな単純な話ではない)
学会で聞いた「防風通聖散」についての講演で記憶に残っているのは
演者(内科医さん)
「患者さんにこの薬を飲んでもらうと、たしかに効きはするんです。
でもそれはきちんとルールに乗っ取って服用したときの話です。
しかし患者さんは過大に期待してしまって
『先生、これ(防風通聖散)をふりかけ代わりに使えば
お腹いっぱい食べてもやせますかね?』って聞いてくるんです。
あくまで食事制限や運動と組み合わせないと意味はないのですが、理解してもらうまでが一苦労です…」
ふりかけにしちゃだめだろ(笑)
いまネットで「ナイシトール」や「防風通聖散」を調べみたら
ダイエット使っているという記述のブログが多いですね…
個人の自由といえばそうかもしれませんが
本来、抗肥満薬というのは超肥満(100kgをゆうに超えるような)の人が
高血圧・高脂血症・糖尿病・etcにて健康を損ねないように用いるものです。
普通の女の子(ちょっとお腹周りが気になるとか)が使用するには
メリットに比べてデメリットが大きすぎる薬剤群だと思います。
お薬というものは万能ではなく、傾きすぎたシーソーを反対側にものを
乗せてつりあいを取るようなもの。健常人が飲むことによって
傾き必要のないシーソーが傾いて健康被害をもたらすこと可能性もあるの
です。
ちなみにSIUは毎日のお散歩と夜ご飯を8割くらいに
減らすだけで、浪人時代に太った五キロを落としたことがあります。
薬屋が言うのもなんですがオクスリなんかに頼らず
i-podとランニングキットを買って、近所をお散歩でもしてみたらどうですかな?
あと夜のご飯(お米)を減らすだけで、けっこう痩せると思うのだけど…
いかがかしら?
防風通聖散(ボウフウツウショウサン)を忘れてましたね。
これも保険の適応あったはず。漢方薬です。
内容は
-----------------------------------------
防風(ボウフウ)、黄ごん(オウゴン)、大黄(ダイオウ)
芒硝(ボウショウ)、 麻黄(マオウ)、 石膏(セッコウ)
白朮(ビャクジュツ)、 荊芥(ケイガイ)、連翹(レンギョウ)
桔梗(キキョウ)、山梔子(サンシシ)、芍薬(シャクヤク)
当帰(トウキ)、 川きゅう(センキュウ)、 薄荷(ハッカ)
滑石(カッセキ)、生姜(ショウキョウ)、甘草(カンゾウ)
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だそうです。(たくさんあるねぇ)
低分子化合物の薬(漢方薬でなくいわゆる、普通のお薬)では
ありえないほどのいろんなものの混ざり具合(笑)
認可を取る時に各成分の代謝を追うのかな?
エライ大変そうだけど…
ちなみに今、一般薬としてかなり売れていると聞く
「ナイシトール」↓も
http://www.kobayashi.co.jp/seihin/ns_t/
実は「防風通聖散」を現代風に名前をつけ直したものなんです。
(「内脂肪をとる」⇒「ないしとーる」ってのが小林製薬っぽい_笑)
「防風通聖散」成分の中で抗肥満にメインで効いているのは
たぶん「麻黄(マオウ)」だと思います。
どういう作用機所かといえば「麻黄」の中の成分「エフェドリン」が
交換神経系の働きを高める⇒熱産生を増加⇒体重減少効果
ということだと思います。学会でこんな発表しているのも聞いたことあるし。
(注:あくまで大筋の予想作用機所、たくさんの成分が入っているためこんな単純な話ではない)
学会で聞いた「防風通聖散」についての講演で記憶に残っているのは
演者(内科医さん)
「患者さんにこの薬を飲んでもらうと、たしかに効きはするんです。
でもそれはきちんとルールに乗っ取って服用したときの話です。
しかし患者さんは過大に期待してしまって
『先生、これ(防風通聖散)をふりかけ代わりに使えば
お腹いっぱい食べてもやせますかね?』って聞いてくるんです。
あくまで食事制限や運動と組み合わせないと意味はないのですが、理解してもらうまでが一苦労です…」
ふりかけにしちゃだめだろ(笑)
いまネットで「ナイシトール」や「防風通聖散」を調べみたら
ダイエット使っているという記述のブログが多いですね…
個人の自由といえばそうかもしれませんが
本来、抗肥満薬というのは超肥満(100kgをゆうに超えるような)の人が
高血圧・高脂血症・糖尿病・etcにて健康を損ねないように用いるものです。
普通の女の子(ちょっとお腹周りが気になるとか)が使用するには
メリットに比べてデメリットが大きすぎる薬剤群だと思います。
お薬というものは万能ではなく、傾きすぎたシーソーを反対側にものを
乗せてつりあいを取るようなもの。健常人が飲むことによって
傾き必要のないシーソーが傾いて健康被害をもたらすこと可能性もあるの
です。
ちなみにSIUは毎日のお散歩と夜ご飯を8割くらいに
減らすだけで、浪人時代に太った五キロを落としたことがあります。
薬屋が言うのもなんですがオクスリなんかに頼らず
i-podとランニングキットを買って、近所をお散歩でもしてみたらどうですかな?
あと夜のご飯(お米)を減らすだけで、けっこう痩せると思うのだけど…
いかがかしら?