友人のふみかさんから、こんな質問コメントがありました。
「ちょとお尋ねしたいのですが、
最近、ADHDの薬の治験広告をみたんだよね。
リタリン以外の薬で、いいのがあるらしい
って情報を耳にしたりもするんだけど、
そゆう情報ってどんなとこいったら
包括的に手に入るかなぁー」
返答コメント書いたら、すごい量になったから
メインの記事にしてしまいます(笑)
ちなみにADHDとは注意欠陥・多動性障害のこと
(Attention-deficit hyperactivity disorderの略)
もっと詳しく言うと
「注意欠陥・多動性障害(ADHD)とは、注意力が乏しいか持続せず、衝動的で、年齢相応ではない状態をいいます。一部の子供には多動もみられます。」
メルクマニュアルより(http://mmh.banyu.co.jp/mmhe2j/sec23/ch269/ch269i.html)
ちなみにリタリンという薬とADHDの関係はこんなことは言われているようです。
(http://square.umin.ac.jp/~jin/text/ADHD.html)
以下、SIUのコメント
「中枢は専門じゃないから確実じゃないけど
SSRI(もしくはSNRI)かな?
パキシルとか。
この間、学会でADHDに良く効くって学会で発表してた
人がいたし。
出来れば、名前教えて。
ただSSRIは児童において自殺衝動を高めるっていう
副作用をメーカーが最近認めたばかりだからなぁ。
個人的には成人でも上げる気がしているので
あまり、ADHDに適用拡大はしないほうがいいと思うのだけど。
薬の情報を包括的に調べるのは結構困難です。
今度調べておきますね。」
そして書き足りなかったので、追記。
「治験はこれかな?↓
http://www.adhd.co.jp/index.htm
イーライ・リリーが募集。
使っている薬はSNRIだね。
SNRI:セロトニン・ノルアドレナリン・リアップテイク・インヒビター
何も見ずに英語を書くと、間違える自信たっぷりなので
あえてカタカナ(笑)
リリーのSNRIはジプレキサ(オランザピン)かな。
SNRIが自殺衝動をあげるかしらないけど
メカニズム的には無いとはいえない、というところでしょうか。
ちなみにSIUが学会で見たのは人のデータではなくて
Ratです。
・SHR-SPというモデルがの行動が多動的であり
ADHDのモデルとなりうる。
・リタリンやSSRIによってSHR-SPの多動を少なくする事ができる
というようなことを発表をしていました。
ただ「SHR-SPってのは脳卒中モデル動物として
有名なものだし、脳へのダメージも考えられるのでは?」という質問と
「児童におけるADHDの治療ニーズがあると思われるが、
自殺衝動を上げる可能性があるSSRIはふさわしくないのではないのか」って質問をしたんですが
あんまり有効な回答はしていただけませんでした(涙)
まあ、これは直接関係ない話ですが。」
と、ここまで書いて質問内容が
『情報の得方』を聞いていることに気づきました。
レ・ミゼラブル。
あぁ、無常。
注*上記の記述は間違えでした*
治験を行っているお薬はSNRIではなく
NRIのAtomoxetine HCl(Strattera - ストラテラ)のようです。
R!さまにご指摘いただきました、ありがとうございました(2006.7.3)
Atomoxetine HCl(Strattera)ストラテラ
【別名】(旧tomoxetine), LY139603 【開発元】Lilly [DBR_ID]20927
【化学名】(-)-N-Methyl-3-phenyl-3-(o-tolyloxy)-propylamine hydrochloride.
【承認】FDA申請=11-Oct-2001、FDA承認=26-Nov-2002、発売=2003.1.22 ;
【製剤】Capsule contains atomoxetine HCl equivalent to 10, 18, 25, 40, or 60 mg of atomoxetine
【適応】indicated for the treatment of Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder(ADHD).
【用法用量】1)体重70Kg以下の小児:初回1日量0.5mg/Kg。
最低3日経過後に1日最大1.2mg/Kg迄増量可能で、朝1回または朝夕2回投与。
2)体重70Kg超の小児および成人:初回1日量40mg。
最低3日経過後に1日最大80mg迄増量可能で、朝1回または朝夕2回投与。
更に2-3週経過後、1日量100mg迄増量可能。
【作用】選択的ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(NRI)
【特徴】世界初の非中枢刺激性AD/HD治療薬
【製品情報】http://www.strattera.com/
【添付文書】http://pi.lilly.com/us/strattera-pi.pdf
【EU】(英)Strattera(Lilly)承認2004.6.3,発売2004.7(欧州初)。他に米国、オーストラリア、メキシコ、アルゼンチンなどで販売。
【日本】LY139603[日本イーライリリー]第Ⅱ相(2004.9現在)
以上、http://www.medmk.com/mm/add/mp_adhd.htmより抜粋
ストラテラについては日本の治験が情報は少し古いですが
ここのサイトはものすごく有用で、便利です。
2004年にPhaseIIでいままた募集していたということは
PhaseIII実施中なのかな?
「ちょとお尋ねしたいのですが、
最近、ADHDの薬の治験広告をみたんだよね。
リタリン以外の薬で、いいのがあるらしい
って情報を耳にしたりもするんだけど、
そゆう情報ってどんなとこいったら
包括的に手に入るかなぁー」
返答コメント書いたら、すごい量になったから
メインの記事にしてしまいます(笑)
ちなみにADHDとは注意欠陥・多動性障害のこと
(Attention-deficit hyperactivity disorderの略)
もっと詳しく言うと
「注意欠陥・多動性障害(ADHD)とは、注意力が乏しいか持続せず、衝動的で、年齢相応ではない状態をいいます。一部の子供には多動もみられます。」
メルクマニュアルより(http://mmh.banyu.co.jp/mmhe2j/sec23/ch269/ch269i.html)
ちなみにリタリンという薬とADHDの関係はこんなことは言われているようです。
(http://square.umin.ac.jp/~jin/text/ADHD.html)
以下、SIUのコメント
「中枢は専門じゃないから確実じゃないけど
SSRI(もしくはSNRI)かな?
パキシルとか。
この間、学会でADHDに良く効くって学会で発表してた
人がいたし。
出来れば、名前教えて。
ただSSRIは児童において自殺衝動を高めるっていう
副作用をメーカーが最近認めたばかりだからなぁ。
個人的には成人でも上げる気がしているので
あまり、ADHDに適用拡大はしないほうがいいと思うのだけど。
薬の情報を包括的に調べるのは結構困難です。
今度調べておきますね。」
そして書き足りなかったので、追記。
「治験はこれかな?↓
http://www.adhd.co.jp/index.htm
イーライ・リリーが募集。
使っている薬はSNRIだね。
SNRI:セロトニン・ノルアドレナリン・リアップテイク・インヒビター
何も見ずに英語を書くと、間違える自信たっぷりなので
あえてカタカナ(笑)
リリーのSNRIはジプレキサ(オランザピン)かな。
SNRIが自殺衝動をあげるかしらないけど
メカニズム的には無いとはいえない、というところでしょうか。
ちなみにSIUが学会で見たのは人のデータではなくて
Ratです。
・SHR-SPというモデルがの行動が多動的であり
ADHDのモデルとなりうる。
・リタリンやSSRIによってSHR-SPの多動を少なくする事ができる
というようなことを発表をしていました。
ただ「SHR-SPってのは脳卒中モデル動物として
有名なものだし、脳へのダメージも考えられるのでは?」という質問と
「児童におけるADHDの治療ニーズがあると思われるが、
自殺衝動を上げる可能性があるSSRIはふさわしくないのではないのか」って質問をしたんですが
あんまり有効な回答はしていただけませんでした(涙)
まあ、これは直接関係ない話ですが。」
と、ここまで書いて質問内容が
『情報の得方』を聞いていることに気づきました。
レ・ミゼラブル。
あぁ、無常。
注*上記の記述は間違えでした*
治験を行っているお薬はSNRIではなく
NRIのAtomoxetine HCl(Strattera - ストラテラ)のようです。
R!さまにご指摘いただきました、ありがとうございました(2006.7.3)
Atomoxetine HCl(Strattera)ストラテラ
【別名】(旧tomoxetine), LY139603 【開発元】Lilly [DBR_ID]20927
【化学名】(-)-N-Methyl-3-phenyl-3-(o-tolyloxy)-propylamine hydrochloride.
【承認】FDA申請=11-Oct-2001、FDA承認=26-Nov-2002、発売=2003.1.22 ;
【製剤】Capsule contains atomoxetine HCl equivalent to 10, 18, 25, 40, or 60 mg of atomoxetine
【適応】indicated for the treatment of Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder(ADHD).
【用法用量】1)体重70Kg以下の小児:初回1日量0.5mg/Kg。
最低3日経過後に1日最大1.2mg/Kg迄増量可能で、朝1回または朝夕2回投与。
2)体重70Kg超の小児および成人:初回1日量40mg。
最低3日経過後に1日最大80mg迄増量可能で、朝1回または朝夕2回投与。
更に2-3週経過後、1日量100mg迄増量可能。
【作用】選択的ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(NRI)
【特徴】世界初の非中枢刺激性AD/HD治療薬
【製品情報】http://www.strattera.com/
【添付文書】http://pi.lilly.com/us/strattera-pi.pdf
【EU】(英)Strattera(Lilly)承認2004.6.3,発売2004.7(欧州初)。他に米国、オーストラリア、メキシコ、アルゼンチンなどで販売。
【日本】LY139603[日本イーライリリー]第Ⅱ相(2004.9現在)
以上、http://www.medmk.com/mm/add/mp_adhd.htmより抜粋
ストラテラについては日本の治験が情報は少し古いですが
ここのサイトはものすごく有用で、便利です。
2004年にPhaseIIでいままた募集していたということは
PhaseIII実施中なのかな?