「日々これせっせとお薬作り」 -製薬会社新米研究員SIUの日常-

新薬の研究に営む毎日・・・のはず。製薬会社研究職の日常をつたない文章でつづります。

見知らぬSample…

2005年04月20日 | 製薬会社な実験生活
今日、実験が終わって片づけをしていたら
氷入りの発泡スチロールに見慣れぬSampleが…
しかも、赤い…
すいません、氷持ってくるのが
面倒くさいからって、Rat Plasma凍結サンプル*を
こっそり入れておくのは止めてください。
びっくりいたします(涙)

<補足>
Rat Plasma凍結サンプル*
詳しくは言いませんが、それなりに
(…自主規制…)なものです。
まあ組織のホモジェネート標本よりは
いいかな、でも色が…

B定の壁

2005年04月19日 | 製薬会社な日常
最近、B定食(500円)の壁を越え
A定食(600円)にたどり着けるようになった
SIUです。皆さんいかがお過ごしでしょうか?

本日、買ったばかりのフリスクのような
i-Pod Shuffleを聞きながら
本を読みながら、昼食を取るという聖徳太子の
ようなことをしてみました。

読んでいた本は、江国香織さんの
「神様のボート」*です。
主人公の女の子の通っている高校がSIUの母校で
びっくりしました。

まあ、ホントに驚くべきことは
そんな寂しい食事を取っていたことですが…
悲しくなんかないやいっ(涙)

<補足>
「神様のボート」*

フレックスを活用

2005年04月18日 | 製薬研究職を目指す人向け
今日は疲れていたので、フレックス*を
使って早く帰りました、っていっても
5時くらいですが…
ゆっくり寝て明日に備えるとします!


<補足>
フレックス*
オクスリ・ツクル製薬では10時~15時が
コアタイムです。
コアタイムとは必ずいなければいない時間です。
逆に言えば10時に出社して15時に帰ってもいいのです。
まあそんな人はいませんが…(笑)
でも、仕事の都合がつけば、金曜の午後3時から
週末の旅行に出ることも可能です。
それで1ヶ月で20日×8時間= minimum 160時間は
働くように調節するします。
だいたいの製薬会社の研究職はフレックスタイムか
裁量労働制*がしかれている(と思う)

裁量労働制*
一日や一ヶ月の労働時間を規定せずに
仕事量で決める。つまりやるべき仕事全部終われば
すぐ帰っていいけど、終わらなければ
ずーとやってね、その分残業代は出さないけどね
という制度。
MRさんはほぼこの制度、のはず。

危うく水没

2005年04月17日 | 非製薬ネタ
唐突に思い立って、夜の海に行ってきました。
まあなんてロマンチック(笑)
ほら、日々の仕事に疲れたら「心のオクスリ」は
重要よね(涙)

ドライブを始めて、一時間でO海岸へ
春先なのに思ったより寒いです、でも波がきれい。
もっと、近くに行ってみようということで
空き地のようなところへ、ずんずん進んでいくと
行きどまってしまったので、引き返そうとすると
バックできない…

いつの間にか砂浜に入り込んでしまったようで
タイヤが砂で空回り(涙)
かなり回転数を上げても脱出で出来なくて
タイヤの焼ける匂いが…
ギヤを低速にしたり、砂とタイヤの間に
板をかませたり、アクセルと同時に押したりと
知恵と体力の限りを尽くしましたが脱出不能。


JAFを呼ぶしかないとあきらめかけて、
しばし車内で休んでいたのですが
ダメもとで、遊びに来ていた若者に声をかけてみました。
思いもがけず協力を快諾!
まさに「いいとも青年隊」(さむっ)

地元の青年の協力を仰いで脱出しました。
ありがとう名も無き若人たちよ
Wデートの邪魔してごめんね(笑)

ひどい実験

2005年04月16日 | 製薬会社な休日
心理系の友人と話していた時に
教えてもらったひどい実験のお話を一つ。
古典的条件付けについて。

アルバート坊やの実験

1,アルバート坊や(11ヵ月)とネズミと遊ばせる
2,坊やがネズミと仲良くすると、金槌でいやな金属音を鳴らす
3,坊やおびえる
4,しばし待つ
5,坊やネズミと仲良くする
6,さらに激しく金槌の金属音をかき鳴らす
7,坊や泣く、激しく泣く
8,1-7を繰り返す

以上により坊やはネズミを見るだけで、泣き出すようになるそうです。

って、なんて非人道的な実験なんだ
泣いた時点でひどい実験って認識しろよ
親を呼べ親を(笑)
アルバート坊やはどんな大人になったのだろうか
科学者って怖いなぁ…


(適当に書いているので、全然厳密性はないです…
間違っていてもクレームは受け付けません笑)

新入社員研修の記憶

2005年04月15日 | 製薬研究職を目指す人向け
今日はSIUが新入社員の時の研修について
書いてみたいと思います。
ずいぶん記憶が薄れてますが…

まずは入社式前日に本社の近くのホテルに
宿泊、そのあと入社式でした。

(余談ですが)
悲しいことに、SIUは引継ぎその他で卒業旅行なんか
行けませんでした(涙)
だって論文書き終わって、卒業式終わったのに
実験してましたから…
自分のデータじゃないのにやってましたね
入社までに実家で2日しか休めなかった(号泣)

さて、入社式はMRさんやキャリア採用の方々と
一緒です。んで、お偉いさんのお話を一通り聞いて
入社式終了。

入社式の後には、労働法規に対する説明やら
ビジネスマナーやら一日中聞いてました。
あぁ、その他に新人だけで出し物みたいなのも
やりましたねぇ(遠い目…)

その後、数日間MRさんと一緒に
自社製品の説明やを聞いたり
作文作成練習をしたり。

それが終わると、引き続いて合宿状態で
受験勉強体制に入るMRさん達とは分かれて
各研究所を回りました。
各研究所の概要説明を所長さんたちに聞くのです。
創薬のスクリーニングフローを聞いたりします。

それが終わると今度は所属研究所で講習会。
SIUの場合はやっとここで自分の所属部署が判明しました。
ちなみに講習会は遺伝子組換え講習会、RI講習会
Animal ethics講習会など多種多様。
あと少し上の先輩社員さんとの交流会等など
これも数日間やってましたねぇ。

ずーと座学ばかりだと、いい加減眠くなってきますよね?
実験を増やして欲しかった記憶があります。

でも、新入社員研修をする人事の方も大変だなあと感じるこのごろ。
少し大人になったのかなぁ。

製薬会社の新人研修

2005年04月14日 | 製薬会社な日常
今、研究所に入ってくる新人さんは
研修を受けているところでしょうね。
どんな事やってるんでしょうか?

SIUが新人のときは…
とにかくものすごい眠かったなぁ(笑)
会社の内規とか労働条件とかを説明されても
この間まで学生だった人間には良くわからない(涙)

製薬会社に入った新人さんで、このブログを読んでいる人は
いますかね?

もしいたらどんな研修をしてるか教えてくださいな*。
あ、明日余力があったらSIUの新入社員時研修の事でも
書きますかね。

<補足>
教えてくださいな*
メールアドレスは自己紹介欄を参照してくださいね。
ちなみに、SIUのことがもっと知りたい方は
「about me」をご覧ください。

研究所内で時給単価

2005年04月13日 | 製薬研究職を目指す人向け
新入社員がぼちぼち配置されてきている
ころでしょうか?
オクスリ・ツクル製薬では
まだ本社研修中です。

新人さん初任給は何に使うのでしょうか?
SIUは両親を食事に連れて行きました
なんとベタな(苦笑)

ところで研究員の給料はどれくらいだと思いますか?
学生さんのバイトと比べて割がいいのか悪いのか?

わかりやすく時給で考えてみましょう。
もらえるお金÷働いた時間(hr)が時給だから
月給÷1ヶ月の労働時間=研究員の時給
ということになるはずです。

まず1ヶ月にどれくらい働くか考えてみましょう。
1ヶ月=4週間。土、日が休みだとすると
1週間で5日働くので、4週間×5日=20日間
これを1ヶ月あたりの就業日数とします。

次に一日の勤務時間を考えてみましょう。
定時が9時~18時だとすると、在社時間が9時間。
お昼時間が1時間あるのでそれをマイナス、労働時間は
9時間(在社時間)-1時間(お昼時間)=8時間(労働時間)
残業がなしだとすると、これが一日の労働時間です。

上記から求める、1ヶ月の労働時間というのは
20日間×8時間=160時間ということです。
最初に書いた式が
[月給÷1ヶ月の労働時間=研究員の時給]だったので
月収が20,30,40万円の人に当てはめると・・・

20万円÷160時間=1250円(研究員の時給)
30万円÷160時間=1875円(研究員の時給)
40万円÷160時間=2500円(研究員の時給)
となるわけですね。

私の家庭教師の時給より安いなぁ、と
思った人はいませんか?(笑)
毎日コンスタントに仕事をしているので
家庭教師をするよりは稼ぎやすいですけどね。
あとは、春・冬一回づつボーナスがあるので本当は
ボーナスの額が年収に加わります。

自分の上司が自分の倍の給料をもらっていたら
自分より2倍の生産性を出さなければならないわけです。
だから新人のうちは仕事が多少できなくてもいいのさ、
と自分でフォローを入れてみる(笑)

インド製のお薬

2005年04月12日 | 製薬会社な日常
今、テレビを見ていたら
「インド製のジェネリックが攻めてくる」という話が…

ランバクシーラボラトリーズというところが
日本ケミファと提携したというお話でした。

ググって見たらこんな記事が↓
日本ケミファ:ランバクシーラボラトリーズリミテッドとの
包括的業務提携に関するお知らせ


でも2002年に提携しているんですね…

いろいろな意味で注目されるジェネリックですが
インド製の薬が大量に入ってくるというような
将来があるのでしょうか?

また中国と同様に(またはそれ以上に)
これからの市場とされるインド*のマーケットですが
製薬業界にどんな影響を与えるのでしょうか?

興味は尽きないところですね。

<補足>
インド*
ご存知「0」を発見した国です。
中国以上に海外留学が
盛んらしく、人材が豊富だとの事。
「市場」としてだけでなく
「R&Dの拠点」としても魅力的だそうです。

インド人の性格については…
漫画家、西原理恵子氏の
「できるかな」によると
「世界一優秀な華僑に、唯一
勝てる人間がいるそれがインド人」
「タイ人のいい加減な仕事にも
ずーと後ろで注文を付け続けるのがインド人」
だと書かれています。
さすが悠久の民ですね。

行ってみたいなぁ、インド。
ビザが必要なんですよね…
昔、行こうとして断念したので
いつかは行こうと思います。

はぁ

2005年04月11日 | 製薬会社な日常
今日も会社にいられる
ギリギリまで居てしまいました…*

疲労が蓄積している気が…
でも強い子だから泣きません

<補足>
会社にいられる時間
オクスリ・ツクル製薬では
フレックスタイム制なので
その間は自由に居れるんですが
その限界を超えるためには
上司の許可が必要となんです。