来ましたね第一三共、大型買収です。相手はワールドワイドな後発品薬メーカー
Ranbaxy Laboratories Limited(ランバクシー・ラボラトリーズ)。
簡単な概況
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第一三共、後発薬事業5000億円に 12年メド(NIKKEI NET)
第一三共の庄田隆社長は12日に都内で記者会見し、2012年に後発医薬品(ジェネリック医薬品)
事業が5000億円強になるとの見通しを示した。後発薬が主体のインド製薬最大手、
ランバクシー・ラボラトリーズを最大5000億円で買収することが寄与する。(後略)
http://markets.nikkei.co.jp/kokunai/hotnews.aspx?site=MARKET&genre=c1&id=AS1D120AG%2012062008
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もちっと詳しい記事はこちら↓
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Voice of India
2008/06/12 THURSDAY 19:17:49 JST
〈東京〉 インド最大の製薬会社ランバクシー・ラボラトリーズを買収した第一三共の庄田隆社長と、
ランバクシーのマルビンドラ・シンCEOが12日、都内で共同記者会見を行った。
第一三共は、ランバクシー・ラボラトリーズおよびその創業家(シン一族)と、
ランバクシーの株式の50.1%以上を買収することを目的とする契約を結んだことを11日に発表していた。
ランバクシー・ラボラトリーズは第一三共の連結子会社となる。(後略)
http://www.voiceofindia.co.jp/content/view/1312/74/
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激しい動きになってきましたね、M&A.
さて、では最近の動きをおさらいしてみましょう。
最近の内資による買収のおさらい
<武田>
Millennium Pharmaceuticals, Inc.(ミレニアム・ファーマシューティカル社)を
なんと約88億ドル(約8900億円)で買収。(すごいキャッシュフローのパワーだ!)
あとはAmgen(アムジェン)日本法人を買収してますね。これは日本法人に加えて現在臨床を進めている
アムジェン化合物の日本における開発権付き、買収金額は非公開。
http://jp.ibtimes.com/article/biznews/071127/14523.html
<アステラス>
癌領域の抗体医薬を専門とするベンチャー・Agensys, Inc.(アジェンシス)を買収。
価格は3億8千7百万ドル(約400億円くらい?)。
http://www.japancorp.net/Japan/article.asp?Art_ID=40982&cid=28595
<エーザイ>
癌領域の重点テーマ化を進めるためにMGI PHARMA, INC(MGIファーマ)を買収。
買収金額は約39億ドル(約4300億円)
http://www.yakuji.co.jp/entry5222.html
最近の買収案件についてまとまっているページ↓
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200806120013a.nwc
*買収金額等はネットの報道から引っ張っておりますので信憑性等に関する判断は
自己責任でお願いします。
と最近、内資製薬企業の海外ベンチャー~中堅メーカーの
買収案件が多かったですが、これも大きい規模ですね。
買収金額5000億円というと、特許が切れていないARBの売り上げが500億くらいだから
その十倍ですよ、そうぞうつかないな。海外の企業の買収の場合のれん代ってどうなるんですかね?
あと株式上場してない時ののれん代って発生しないのかな?
第一三共⇒Ranbaxy Laboratoriesに関しては割と好意的な報道が多いようですね
SIUの感想としてはインドに橋頭堡を築く戦略としてとしてはgood!って感じでしょうか。
少し考えてメリットをあげると
1. 第一三共が持たない販売網を各国に築いている
2.第一三共と被らない特徴のある会社である、相互補完性を持つ(後発品に特化)
3.これから有望なマーケットであるインドの会社である
っていうメリットがあげられるのですが
ミレニアムの半額って考えると安いとも言える気もするなぁ。
ミレニアムがいいコンパウンドを持っているかはわからないので
そうゆう意味ではランバクシー購入の方がバクチ度は低いのかな。
他の会社は化合物(もしくは抗体)付きの会社を買った感じ
今回の件は純粋に事業形態としての『会社』を買ったという感じでしょうか。
アステラス・武田に比べ海外戦略にノウハウ・人材が乏しいように感じられる
第一三共ですが、果たして巨大外資メーカー(しかも後発品に特化している)を
マネージメントしきれるか?お手並み拝見ですね。
研究者にせよバックオフィスにせよ、日本と他国のカルチャーの違い
第一三共とランバクシーのカルチャーの違いが埋められるでしょうか?
うまくマネージメントできれば化けるかもしれませんが…
こりゃ、各国の(海外の)ランバクシーの現地支社に赴きコントロールすることになる
現場の人は想像を絶する苦労をするのではないかと…。SIUに出来ないだけか(涙)
と、まあ偉そうな事を言ってもランバクシーの企業文化なんてSIUは知る由もありません(笑)
大成功してインドの研究所で日本人引っ張りだことかになるといいのになぁ(←馬鹿げた妄想)
Ranbaxy Laboratories Limited(ランバクシー・ラボラトリーズ)。
簡単な概況
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第一三共、後発薬事業5000億円に 12年メド(NIKKEI NET)
第一三共の庄田隆社長は12日に都内で記者会見し、2012年に後発医薬品(ジェネリック医薬品)
事業が5000億円強になるとの見通しを示した。後発薬が主体のインド製薬最大手、
ランバクシー・ラボラトリーズを最大5000億円で買収することが寄与する。(後略)
http://markets.nikkei.co.jp/kokunai/hotnews.aspx?site=MARKET&genre=c1&id=AS1D120AG%2012062008
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もちっと詳しい記事はこちら↓
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Voice of India
2008/06/12 THURSDAY 19:17:49 JST
〈東京〉 インド最大の製薬会社ランバクシー・ラボラトリーズを買収した第一三共の庄田隆社長と、
ランバクシーのマルビンドラ・シンCEOが12日、都内で共同記者会見を行った。
第一三共は、ランバクシー・ラボラトリーズおよびその創業家(シン一族)と、
ランバクシーの株式の50.1%以上を買収することを目的とする契約を結んだことを11日に発表していた。
ランバクシー・ラボラトリーズは第一三共の連結子会社となる。(後略)
http://www.voiceofindia.co.jp/content/view/1312/74/
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激しい動きになってきましたね、M&A.
さて、では最近の動きをおさらいしてみましょう。
最近の内資による買収のおさらい
<武田>
Millennium Pharmaceuticals, Inc.(ミレニアム・ファーマシューティカル社)を
なんと約88億ドル(約8900億円)で買収。(すごいキャッシュフローのパワーだ!)
あとはAmgen(アムジェン)日本法人を買収してますね。これは日本法人に加えて現在臨床を進めている
アムジェン化合物の日本における開発権付き、買収金額は非公開。
http://jp.ibtimes.com/article/biznews/071127/14523.html
<アステラス>
癌領域の抗体医薬を専門とするベンチャー・Agensys, Inc.(アジェンシス)を買収。
価格は3億8千7百万ドル(約400億円くらい?)。
http://www.japancorp.net/Japan/article.asp?Art_ID=40982&cid=28595
<エーザイ>
癌領域の重点テーマ化を進めるためにMGI PHARMA, INC(MGIファーマ)を買収。
買収金額は約39億ドル(約4300億円)
http://www.yakuji.co.jp/entry5222.html
最近の買収案件についてまとまっているページ↓
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200806120013a.nwc
*買収金額等はネットの報道から引っ張っておりますので信憑性等に関する判断は
自己責任でお願いします。
と最近、内資製薬企業の海外ベンチャー~中堅メーカーの
買収案件が多かったですが、これも大きい規模ですね。
買収金額5000億円というと、特許が切れていないARBの売り上げが500億くらいだから
その十倍ですよ、そうぞうつかないな。海外の企業の買収の場合のれん代ってどうなるんですかね?
あと株式上場してない時ののれん代って発生しないのかな?
第一三共⇒Ranbaxy Laboratoriesに関しては割と好意的な報道が多いようですね
SIUの感想としてはインドに橋頭堡を築く戦略としてとしてはgood!って感じでしょうか。
少し考えてメリットをあげると
1. 第一三共が持たない販売網を各国に築いている
2.第一三共と被らない特徴のある会社である、相互補完性を持つ(後発品に特化)
3.これから有望なマーケットであるインドの会社である
っていうメリットがあげられるのですが
ミレニアムの半額って考えると安いとも言える気もするなぁ。
ミレニアムがいいコンパウンドを持っているかはわからないので
そうゆう意味ではランバクシー購入の方がバクチ度は低いのかな。
他の会社は化合物(もしくは抗体)付きの会社を買った感じ
今回の件は純粋に事業形態としての『会社』を買ったという感じでしょうか。
アステラス・武田に比べ海外戦略にノウハウ・人材が乏しいように感じられる
第一三共ですが、果たして巨大外資メーカー(しかも後発品に特化している)を
マネージメントしきれるか?お手並み拝見ですね。
研究者にせよバックオフィスにせよ、日本と他国のカルチャーの違い
第一三共とランバクシーのカルチャーの違いが埋められるでしょうか?
うまくマネージメントできれば化けるかもしれませんが…
こりゃ、各国の(海外の)ランバクシーの現地支社に赴きコントロールすることになる
現場の人は想像を絶する苦労をするのではないかと…。SIUに出来ないだけか(涙)
と、まあ偉そうな事を言ってもランバクシーの企業文化なんてSIUは知る由もありません(笑)
大成功してインドの研究所で日本人引っ張りだことかになるといいのになぁ(←馬鹿げた妄想)