魏達が転生した七星士たちを探す一方何羽かの烏が魏達の七星士探しを妨害。四神天地書の世界の消滅が刻々と迫る。
ふしぎ遊戯に関する重大発表があるのでお見逃しなく!!
<最遊記シリーズインフォメーション>
OVA「最遊記外伝」(全3巻)リミテッドエディション(2011年発売予定)が全国のアニメイト・一迅社オンラインショップ・峰倉かずや.NETにて限定販売
豪華6大特典
1.DVD特製収納ボックス(峰倉かずや先生描き下ろし)
※DVDジャケット(峰倉かずや先生描き下ろし)とは別のイラストになります。
2.各巻メインキャストによるオーディオコメンタリー
第壱巻 桜雲(おううん)の章:関俊彦(金蝉童子役)&保志総一朗(悟空役)
第弐巻 散華(さんげ)の章:平田広明(捲簾大将役)&石田彰(天蓬元帥役)
第参巻 萌芽(ほうが)の章:関俊彦(金蝉童子役)、保志総一朗(悟空役)、平田広明(捲簾大将役)、石田彰(天蓬元帥役)
3.スーパーピクチャーレーベル
4.各巻オリジナルサウンドトラック(非売品)+新録メインキャラクターソングを
収録したCD
第壱巻 桜雲(おううん)の章:保志総一朗(悟空役)
第弐巻 散華(さんげ)の章:平田広明(捲簾大将役)
第参巻 萌芽(ほうが)の章:関俊彦(金蝉童子役)
5.特製ブックレット(設定資料、インタビューなど)
6.ブロマイド(2種)
峰倉かずや.NET限定特典
上記の他、峰倉かずや先生サイン入り複製原画(DVD特製収納ボックスのイラスト使用)
本編へ・・・
<張宿の頭脳>
魏、翼宿、井宿は東北の小さな町にある張の家に訪れた。ヒント玉には〝知〟という文字が浮かび、この家に張宿の生まれ変わりがいるとの事。張夫妻が魏達の事情をあっさりと受け入れ、張宿の生まれ変わりを会わせた。乳母牛歩が抱いていた学礼という赤ん坊こそが、張宿の生まれ変わりだった。紅南国の消滅をきっかけに転生を果たした。生後半年にして前世の記憶がまだ残こってた。そのため紅南国の消滅が始まった元凶(=本を手荒く扱った現実世界の人間達の負の心)を察してた。しかし、朱雀七星士だったことの記憶は成長するにつれて、薄れていくという天命には逆らえなかった。他の七星士たちはそれぞれの望みで転生を果たしていると。
魏たちは残った3人の記憶を呼び戻したら迎えに行くと約束し、次の旅へと行こうと張の家の階段を下りたとき、牛歩が学礼を階段から真下に向けておもいっきり放り投げた。間一髪のとこ井宿の術で救った。その後、同じようなことが起こるかも知れないと井宿は学礼の周りに結界を張った。大群の烏が魏たちを監視するかのように止まってた。
<軫宿の癒し>
4日後、魏たちは少華という12歳の少女が泊めてくれることで家まで案内され、水とほうじ薬をもらった。ほうじ薬を調合したのは隣家の徐医師。その一人息子長生がいた。ヒント玉に〝癒〟という文字が浮かび上がっていることから、その少年が軫宿のうまれかわりだと判明。長生に寄り添っている猫は5年前に井宿から行方不明になってたみつかけの白猫の生まれ変わり。少華はみつかけが最後の力を振り絞って救った赤ん坊。長生にみつかけだった記憶がなかったが、山村で医者になることや過去と同じ過ちを繰り返さないように今度こそ生まれ変わった少華のそばにいたいとみつかけの望みに違いなかった。
魏達はみつかけの記憶を呼びもどすのに一緒に旅を同行しようと申し入れる。徐医師は賛同するが、長生本人は少華と離れたくないとダダこねる。少華はそんな長生に行かせようと葉っぱかける。少華の一声に長生は一緒について行くもののどこか不安げだった。
一山越えたとこで野宿したとき、長生は少華が何者かに痛めつけられている夢を見て、放って置けないとこっそり抜け出した。長生のイヤな予感が的中し、少華は大群の烏に襲われて瀕死の重体を負う。大切な人を護りたいという長生の慟哭が朱雀七星士の能力がみなぎる。長生の左掌から朱い光を放ち、少華の傷ついた身体を完治。長生からみつかけの記憶が戻った。残りの七星士が見つかったら、迎えに行くと長生といったん別れる。
牛歩を操り、少華を襲った大群の烏は真夜が七星士集めを阻止しようと送り出した闇の刺客だと魏たちは悟った。
<贋巫女物語>
真夜は朱雀廟になる水晶玉から魏たちの様子を見てた。張宿、みつかけを見つけたことで動揺。そんな時、礼清帝が朱雀廟に入ってきた。礼清帝はこの前の真夜が母に『人の心は変わるもの』と言ったことが気がかりで問い出した。その問いに真夜は星宿がかつて美朱に愛してたことと鳳綺と本当は愛し合っていないかもしれないと不安をあおらせるが、礼清帝に贋巫女だと指摘された。
礼清帝が出て行った後、ハンカチを取り出したら、けいすけの声が聞こえた。奎介からの連絡で駆けつけて来たサオリから母が自分を心配して捜し回っていると聞かされ動揺。奎介たちは現実世界から戻ることを勧めるが、真夜は戻る気がないとハンカチを炎の中にほうり投げて現実との連絡を断った。
この世界はみな自分のためによくしてくれいる反面、人間の温かみさがないと孤独。世話役である夢明だけは心のよりどころのような気がした。夢明から差し出された大鏡を見ると膝からしたまで映ってないと蒼白。
それだけではない、腹部にあった朱い光が以前の様に発せられなく、左薬指のリングが色あせっていた。
<柳宿の純愛>
紅南国の消滅は、鬼宿の故郷白江村(はくこうそん)にまで及んでた。魏は生まれ変わる前の家族と過ごしたときがうそのようと痛感する。
次の町にたどり着き、宿に入るとかわいい顔立ちをした8歳の少女胡玲春(これいしゅん)がお出迎え。両親の留守の間店番してた。ヒント玉に武という文字が出てきたことからその少女が柳宿の生まれ変わりだと判明。帰って来た胡夫妻に事情を話すが、この町に消滅の兆しがなかったのか今ひとつ実感がないと他人事。井宿は長生の時のように七星士だった記憶と関係した言葉を連呼してたことがあるんじゃないかと問い出す。胡夫人は愛娘が「女の子」と連呼して喜んでたと答える。玲春が柳宿の生まれ変わりだという根拠を言うが、翼宿の説明が玲春をオカマだととバカにされたと誤解を招き、主人の怒りを買ってしまい追い出された。七星士を見つける手がかりのヒント玉を玲春が毬代わりに使ってたとこを見つけ、取り返そうとするも玲春のバカ力に手こずり、玉が割れてしまい、玲春を泣かせてしまった。誰かが来るととっさに玲春を連れてこの町を出た。
しばらくして玲春は泣き止み、魏たちの旅に興味津々。朱雀村に行きたいとおねだり。その村に親戚の家に遊びに行ったときに一目惚れした男の子がいるとのこと。玲春の言葉に魏たちは星宿の生まれ変わりがいるかのしれないと期待ふくらます。
<星宿の勇気>
井宿の瞬間移動で朱雀村にたどり着いた魏たち。2人の男百姓が突然玲春をさらった。それをすかさず魏と翼宿が食い止める。その百姓は烏に操られて、玲春を始末するつもりだった。その後、魏たちは陸一家にもてなされる。朱雀村は先代皇帝が亡くなった2日後に天童(=星宿実兄)の墓の前で朱雀が舞い降りたことから名付けられた。その墓石に「朱雀王」と刻字されていると。陸一家に星宿の生まれ変わりがいるのかと問いだしたとこ、9歳の少年朱永安(しゅえいあん)が星宿の生まれ変わりだと。玲春は好きな人の名前を聞いて上機嫌。陸の長女恵琳も永安を密かに想って、玲春と少々張り合い。魏たちは玲春から柳宿の記憶がまだ戻っていないのに加え、永安から星宿の記憶を呼び戻すには時間の問題だと複雑な気持ち。
翌日、15歳長男賢心(けんしん)の案内で朱の家へ。永安が家裏にある天童の墓前にいた。気品高さと整った顔立ちはまさに星宿そのものだった。玲春はもじもじしながら永安に想いを告げるが、紅南国が消滅していくのにと冷たく突きつけられた。玲春と永安から記憶を呼び戻せる期待がここで途絶えた。魏は土壇場で立ち去ろうとする永安を星宿と呼ぶ。永安はそれに反応し、魏が身につけている神剣に目をとめる。神剣が渡されじっと見ると永安の首筋に〝星〟という文字が徐々に浮かび上がった。しかし、星宿の記憶があと少し戻るってとこで大群の烏に神剣を奪われた。
記憶が完全に戻ってなかったが、永安は星宿として国を護ると両親に告げる。玲春もまた国を護ろうと朱雀七星士の自覚が芽生えた。
<虚無の幻惑>
朱雀七星士がみつかったことに動揺する真夜。朱雀が国の消滅を食い止めると言ってるけど、その気配はなく消滅は各地に広まってた。生まれ変わった4人の前世の記憶が戻ったら、子供は美朱のとこへ帰され、魏も自分から離れて行ってしまうと不安募る。
そんな時、無数の鳥たちが朱雀となって帰って来た。朱雀から星宿の神剣が渡される。味方だったはずの朱雀のおかしな行動に疑問を抱き、問い出すと『おまえの中で、我は十分に育った』と告げ去っていった。自分が見た朱雀は自分の負の心から生み出したものだった。
真夜の背後に楊太后が立っていた。真夜は誰にも渡したくないとお腹の子を庇う。楊太后はそんな気なんてなく、それでも真夜を優しく接する。人を愛することとはそのひとの幸せを願うことではと真夜に諭す。星宿がかつて美朱を愛してたことがあっても星宿を愛し、星宿もまた美朱の幸せを祈ることを選び自ら身を引き、楊太后の切実な愛を受け入れたと。そんな真の愛を礼清帝が10年前、魏の胸に抱かれたときの父親のぬくもりで知ったという。真夜から永安が毎日欠かさず天童の墓参りしていると聞いて、楊太后は朱雀村は自分の生まれ故郷兼生き別れた星宿実兄の生まれ育ったとこだと涙流しながら答えた。星宿の望みは本当の幸せをと兄と同じ道を歩むことだった。真夜のお腹の中にいる美朱と魏の子供が美朱が朱雀を召喚した後に残した神座法だと告げられる。
<魂の目覚め>
真夜は、七星士たちの深い絆と愛国心、美朱が巫女としての役目を果たし、国を護るために鬼宿との愛を断ち切ろうとした事を思い知り、贋朱雀に自分の心を利用されたと失意になって宮廷の庭にある池の中へ。自責の念に駆られ、自分の存在を否定する。水草が真夜の足に絡みつき、深く引っ張ったとき、義兄(=奎介)からの携帯電話で駆けつけた魏に助けられる。魏は苦しんでいる真夜の心を救いたいと。真夜を救いたい気持ちは七星士も同じだった。お腹にいる子供はまだ生きていると実感し、美朱の元へ返す決意をするが、魏から美朱は子供を奪ったときから病院で昏睡状態だと聞いて愕然。媒体であるハンカチを燃やしたのを後悔したとそのまま倒れた。真夜の容態はかなり衰弱し、身体が透き通り始めた。真夜の消滅と同時に外の景色が闇に包まれていた。
そんなとき美朱が真夜に通じて『大丈夫・・・』と魏たちに言った。神水の力で真夜の魂か残った。永安と玲春が美朱からの一緒にいた頃の話と扉越しにいる礼清帝の父のぬくもりの感触と楊太后の星宿に対する愛で記憶を呼び覚ました。
消滅は紅南国だけでなく北甲国・西廊国・倶東国まで及んでた。
<巫女の呼び声>
学礼&長生も井宿の迎えで合流するのも束の間、真夜と美朱が苦しそうな表情。魏たちの身体にも消え始めた。神座法が消えるとこの世のすべてがなくなてしまうと改めて実感。魏は美朱に「自分たちの子供が必死に生きているから、この子の光を消さないでくれ」と強く願った。その想いが美朱に届き、酸素ボンベを払いのけて「負けない」と言った。真夜が神座法である美朱と魏の愛の結晶を死守したのにひかえ消滅。
あとは美朱をこっちに呼び寄せるだけだが、本人は子供を護るのに最後の力を使い果たし瀕死の状態。窓から見ると世界を覆い尽くす闇の正体である漆黒の鳥を見た。奎介は妹(=美朱)、義弟(=魏)、真夜が四神天地書の世界すべてもろとも消滅されると思い四神天地書を閉じた。
すべての世界が闇に包まれていると誰もが思っていた。しかし、消えていない物がただ一つ。それは朱い光。
神座法から美朱と真夜が一心同体となって朱雀召喚の祝詞を唱えた。光の輝きが増し、魏たちそれぞれの身体に朱雀七星士の証が朱く光った。魏たちは神座法を取り囲み気を送った。世界を護りたいという美朱と真夜そして七星士たちの想いで世界が救われた。
太一君からの褒美で星宿と柳宿に楊太后と礼清帝との再会を許す。その後、星宿、柳宿、軫宿、張宿は転生した姿に戻り、魏たちはそれぞれの場所へ帰った。
<永遠の光>
真夜は目を開けた。四神天地書を開いたときと同じ場所。奎介が持っていたはずの四神天地書がいつの間にか真夜の手元にあった。自分はそこで寝そべっていたらしかったけど、朱雀召喚の祝詞を唱えた際、すべてを愛せる気持ちに気付いた。家に帰ると真夜の両親がお出迎え。2人は愛娘の傷心に子供はお互い築きあげた愛の結晶だと改めて思い知りいちからやりなおそうと考えた。両親の復縁に真夜はとても嬉しかった。真夜はうれし涙を流しながら、子供を美朱に帰した。
同じ頃、美朱の意識が戻り、美朱と魏の子供は無事美朱のお腹の中に戻った。さらに消えかかった真夜も現実世界に戻れたと一安心する魏たち。真夜は美朱の結婚指輪を魏に返し、この場で挙式を勧める。魏が美朱に結婚指輪をはめたとこで祝福の拍手。真夜は魏の幸せを願う代わり、自分を誰よりも心配し、向き合ってくれる奎介を特別な存在として見た。美朱と魏を送る際、美朱が夢明の名を口にしてたの聞いて、四神天地書に入った時からずっと自分を見届けてたんだと悟った。
美朱と魏はアパートから夜空を見上げ、生まれてくる子供の名前を考えてた。その子の名を・・・
「永遠に変わることなく、すべての世界を愛と希望で照らし続けてくれる・・・・」
〝光(ひかり)〟
美朱は子供にそう呼んだ。
南方朱雀・北方玄武・東方青龍・西方白虎・・・・・
天空に輝く弐拾八の星たちは待っています。
永遠に続くこの物語のあらたな扉に、
あなたがそっと手をかける、その時を―
魏と結ばれるために四神天地書に入った真夜は、似せ朱雀に闇の心を見透かされ、自分は朱雀の巫女になれないと失意になったけど、魏たちをはじめとした七星士、楊太后、礼清帝、夢明との出会いや奎介たちに人は必要とされ愛されるために生まれたことを教えられた事で自分らしさを取り戻した。愛と勇気でどんな時だって乗り越えられる。そんな力があれば誰でも巫女になれると。もし、四神天地書に入ってどんな物語になるかはあなた次第ということで。
美朱がなぜ自分の子供を真夜から取り戻さなかったのかと自分なりに考えて見ると、真夜に隠された巫女の素質と真夜の心を闇から救いたいと子供とともに真夜の体内に入ったんじゃないかと。美朱ってやっぱり凄いなあ。
でも料理の腕は相変わらずイマイチ(^_^;)魏いわく、妊娠したときなどよっぽどのことがあれば、見違えるほど上手いんだって。
星宿・柳宿・軫宿・張宿が転生姿、これらはふしぎ遊戯イラスト集の口絵をそのまま引用してたものなんですよ。憶えている限り張宿は読書、星宿&柳宿は運命的な出会い、軫宿は少華と一緒で薬草作り。4人とも前世の記憶がなくなても、七星士のほこりは今でも変わらないと私は思う。
お待たせしました、ふしぎ遊戯の重大発表をおしらせ{%ひまわりwebry%}
1.ふしぎ遊戯舞台化決定
開催期間:2010年10月20日(木)~24日(日)
場所:中野ザ・ポケット(200人スペース)
チケット販売開始:9月中旬
料金:前売¥6,000 当日¥6,500
※日時指定・全席指定席
舞台版ふしぎ遊戯公式
2.TV版&OVA版がDVDBOXとして発売決定
・TV版ふしぎ遊戯(全52話)
発売日:2010年10月27日
販売元:バンダイビジュアル
価格:¥24,150
特典:描き下ろしジャケット、ミュージッククリップ集(全16曲)、ノンテロップオープニング
・OVA版ふしぎ遊戯(ふしぎ遊戯全3話+ふしぎ遊戯第2部全6話)
発売日:2010年1月26日
販売元:バンダイビジュアル
価格:¥8,190
特典:描き下ろしジャケット、「ふしぎ遊戯おつかれ慰安バス旅行~禁断の女誠温泉篇」その1~3、アニメ版「ふしぎ悪戯(あくぎ)」1~6(ギャグ満載の各章に関するショートパロディ)
DVDにつきましてはアマゾンからの購入をお勧めします。
ふしぎ遊戯に関する重大発表があるのでお見逃しなく!!
<最遊記シリーズインフォメーション>
OVA「最遊記外伝」(全3巻)リミテッドエディション(2011年発売予定)が全国のアニメイト・一迅社オンラインショップ・峰倉かずや.NETにて限定販売
豪華6大特典
1.DVD特製収納ボックス(峰倉かずや先生描き下ろし)
※DVDジャケット(峰倉かずや先生描き下ろし)とは別のイラストになります。
2.各巻メインキャストによるオーディオコメンタリー
第壱巻 桜雲(おううん)の章:関俊彦(金蝉童子役)&保志総一朗(悟空役)
第弐巻 散華(さんげ)の章:平田広明(捲簾大将役)&石田彰(天蓬元帥役)
第参巻 萌芽(ほうが)の章:関俊彦(金蝉童子役)、保志総一朗(悟空役)、平田広明(捲簾大将役)、石田彰(天蓬元帥役)
3.スーパーピクチャーレーベル
4.各巻オリジナルサウンドトラック(非売品)+新録メインキャラクターソングを
収録したCD
第壱巻 桜雲(おううん)の章:保志総一朗(悟空役)
第弐巻 散華(さんげ)の章:平田広明(捲簾大将役)
第参巻 萌芽(ほうが)の章:関俊彦(金蝉童子役)
5.特製ブックレット(設定資料、インタビューなど)
6.ブロマイド(2種)
峰倉かずや.NET限定特典
上記の他、峰倉かずや先生サイン入り複製原画(DVD特製収納ボックスのイラスト使用)
本編へ・・・
<張宿の頭脳>
魏、翼宿、井宿は東北の小さな町にある張の家に訪れた。ヒント玉には〝知〟という文字が浮かび、この家に張宿の生まれ変わりがいるとの事。張夫妻が魏達の事情をあっさりと受け入れ、張宿の生まれ変わりを会わせた。乳母牛歩が抱いていた学礼という赤ん坊こそが、張宿の生まれ変わりだった。紅南国の消滅をきっかけに転生を果たした。生後半年にして前世の記憶がまだ残こってた。そのため紅南国の消滅が始まった元凶(=本を手荒く扱った現実世界の人間達の負の心)を察してた。しかし、朱雀七星士だったことの記憶は成長するにつれて、薄れていくという天命には逆らえなかった。他の七星士たちはそれぞれの望みで転生を果たしていると。
魏たちは残った3人の記憶を呼び戻したら迎えに行くと約束し、次の旅へと行こうと張の家の階段を下りたとき、牛歩が学礼を階段から真下に向けておもいっきり放り投げた。間一髪のとこ井宿の術で救った。その後、同じようなことが起こるかも知れないと井宿は学礼の周りに結界を張った。大群の烏が魏たちを監視するかのように止まってた。
<軫宿の癒し>
4日後、魏たちは少華という12歳の少女が泊めてくれることで家まで案内され、水とほうじ薬をもらった。ほうじ薬を調合したのは隣家の徐医師。その一人息子長生がいた。ヒント玉に〝癒〟という文字が浮かび上がっていることから、その少年が軫宿のうまれかわりだと判明。長生に寄り添っている猫は5年前に井宿から行方不明になってたみつかけの白猫の生まれ変わり。少華はみつかけが最後の力を振り絞って救った赤ん坊。長生にみつかけだった記憶がなかったが、山村で医者になることや過去と同じ過ちを繰り返さないように今度こそ生まれ変わった少華のそばにいたいとみつかけの望みに違いなかった。
魏達はみつかけの記憶を呼びもどすのに一緒に旅を同行しようと申し入れる。徐医師は賛同するが、長生本人は少華と離れたくないとダダこねる。少華はそんな長生に行かせようと葉っぱかける。少華の一声に長生は一緒について行くもののどこか不安げだった。
一山越えたとこで野宿したとき、長生は少華が何者かに痛めつけられている夢を見て、放って置けないとこっそり抜け出した。長生のイヤな予感が的中し、少華は大群の烏に襲われて瀕死の重体を負う。大切な人を護りたいという長生の慟哭が朱雀七星士の能力がみなぎる。長生の左掌から朱い光を放ち、少華の傷ついた身体を完治。長生からみつかけの記憶が戻った。残りの七星士が見つかったら、迎えに行くと長生といったん別れる。
牛歩を操り、少華を襲った大群の烏は真夜が七星士集めを阻止しようと送り出した闇の刺客だと魏たちは悟った。
<贋巫女物語>
真夜は朱雀廟になる水晶玉から魏たちの様子を見てた。張宿、みつかけを見つけたことで動揺。そんな時、礼清帝が朱雀廟に入ってきた。礼清帝はこの前の真夜が母に『人の心は変わるもの』と言ったことが気がかりで問い出した。その問いに真夜は星宿がかつて美朱に愛してたことと鳳綺と本当は愛し合っていないかもしれないと不安をあおらせるが、礼清帝に贋巫女だと指摘された。
礼清帝が出て行った後、ハンカチを取り出したら、けいすけの声が聞こえた。奎介からの連絡で駆けつけて来たサオリから母が自分を心配して捜し回っていると聞かされ動揺。奎介たちは現実世界から戻ることを勧めるが、真夜は戻る気がないとハンカチを炎の中にほうり投げて現実との連絡を断った。
この世界はみな自分のためによくしてくれいる反面、人間の温かみさがないと孤独。世話役である夢明だけは心のよりどころのような気がした。夢明から差し出された大鏡を見ると膝からしたまで映ってないと蒼白。
それだけではない、腹部にあった朱い光が以前の様に発せられなく、左薬指のリングが色あせっていた。
<柳宿の純愛>
紅南国の消滅は、鬼宿の故郷白江村(はくこうそん)にまで及んでた。魏は生まれ変わる前の家族と過ごしたときがうそのようと痛感する。
次の町にたどり着き、宿に入るとかわいい顔立ちをした8歳の少女胡玲春(これいしゅん)がお出迎え。両親の留守の間店番してた。ヒント玉に武という文字が出てきたことからその少女が柳宿の生まれ変わりだと判明。帰って来た胡夫妻に事情を話すが、この町に消滅の兆しがなかったのか今ひとつ実感がないと他人事。井宿は長生の時のように七星士だった記憶と関係した言葉を連呼してたことがあるんじゃないかと問い出す。胡夫人は愛娘が「女の子」と連呼して喜んでたと答える。玲春が柳宿の生まれ変わりだという根拠を言うが、翼宿の説明が玲春をオカマだととバカにされたと誤解を招き、主人の怒りを買ってしまい追い出された。七星士を見つける手がかりのヒント玉を玲春が毬代わりに使ってたとこを見つけ、取り返そうとするも玲春のバカ力に手こずり、玉が割れてしまい、玲春を泣かせてしまった。誰かが来るととっさに玲春を連れてこの町を出た。
しばらくして玲春は泣き止み、魏たちの旅に興味津々。朱雀村に行きたいとおねだり。その村に親戚の家に遊びに行ったときに一目惚れした男の子がいるとのこと。玲春の言葉に魏たちは星宿の生まれ変わりがいるかのしれないと期待ふくらます。
<星宿の勇気>
井宿の瞬間移動で朱雀村にたどり着いた魏たち。2人の男百姓が突然玲春をさらった。それをすかさず魏と翼宿が食い止める。その百姓は烏に操られて、玲春を始末するつもりだった。その後、魏たちは陸一家にもてなされる。朱雀村は先代皇帝が亡くなった2日後に天童(=星宿実兄)の墓の前で朱雀が舞い降りたことから名付けられた。その墓石に「朱雀王」と刻字されていると。陸一家に星宿の生まれ変わりがいるのかと問いだしたとこ、9歳の少年朱永安(しゅえいあん)が星宿の生まれ変わりだと。玲春は好きな人の名前を聞いて上機嫌。陸の長女恵琳も永安を密かに想って、玲春と少々張り合い。魏たちは玲春から柳宿の記憶がまだ戻っていないのに加え、永安から星宿の記憶を呼び戻すには時間の問題だと複雑な気持ち。
翌日、15歳長男賢心(けんしん)の案内で朱の家へ。永安が家裏にある天童の墓前にいた。気品高さと整った顔立ちはまさに星宿そのものだった。玲春はもじもじしながら永安に想いを告げるが、紅南国が消滅していくのにと冷たく突きつけられた。玲春と永安から記憶を呼び戻せる期待がここで途絶えた。魏は土壇場で立ち去ろうとする永安を星宿と呼ぶ。永安はそれに反応し、魏が身につけている神剣に目をとめる。神剣が渡されじっと見ると永安の首筋に〝星〟という文字が徐々に浮かび上がった。しかし、星宿の記憶があと少し戻るってとこで大群の烏に神剣を奪われた。
記憶が完全に戻ってなかったが、永安は星宿として国を護ると両親に告げる。玲春もまた国を護ろうと朱雀七星士の自覚が芽生えた。
<虚無の幻惑>
朱雀七星士がみつかったことに動揺する真夜。朱雀が国の消滅を食い止めると言ってるけど、その気配はなく消滅は各地に広まってた。生まれ変わった4人の前世の記憶が戻ったら、子供は美朱のとこへ帰され、魏も自分から離れて行ってしまうと不安募る。
そんな時、無数の鳥たちが朱雀となって帰って来た。朱雀から星宿の神剣が渡される。味方だったはずの朱雀のおかしな行動に疑問を抱き、問い出すと『おまえの中で、我は十分に育った』と告げ去っていった。自分が見た朱雀は自分の負の心から生み出したものだった。
真夜の背後に楊太后が立っていた。真夜は誰にも渡したくないとお腹の子を庇う。楊太后はそんな気なんてなく、それでも真夜を優しく接する。人を愛することとはそのひとの幸せを願うことではと真夜に諭す。星宿がかつて美朱を愛してたことがあっても星宿を愛し、星宿もまた美朱の幸せを祈ることを選び自ら身を引き、楊太后の切実な愛を受け入れたと。そんな真の愛を礼清帝が10年前、魏の胸に抱かれたときの父親のぬくもりで知ったという。真夜から永安が毎日欠かさず天童の墓参りしていると聞いて、楊太后は朱雀村は自分の生まれ故郷兼生き別れた星宿実兄の生まれ育ったとこだと涙流しながら答えた。星宿の望みは本当の幸せをと兄と同じ道を歩むことだった。真夜のお腹の中にいる美朱と魏の子供が美朱が朱雀を召喚した後に残した神座法だと告げられる。
<魂の目覚め>
真夜は、七星士たちの深い絆と愛国心、美朱が巫女としての役目を果たし、国を護るために鬼宿との愛を断ち切ろうとした事を思い知り、贋朱雀に自分の心を利用されたと失意になって宮廷の庭にある池の中へ。自責の念に駆られ、自分の存在を否定する。水草が真夜の足に絡みつき、深く引っ張ったとき、義兄(=奎介)からの携帯電話で駆けつけた魏に助けられる。魏は苦しんでいる真夜の心を救いたいと。真夜を救いたい気持ちは七星士も同じだった。お腹にいる子供はまだ生きていると実感し、美朱の元へ返す決意をするが、魏から美朱は子供を奪ったときから病院で昏睡状態だと聞いて愕然。媒体であるハンカチを燃やしたのを後悔したとそのまま倒れた。真夜の容態はかなり衰弱し、身体が透き通り始めた。真夜の消滅と同時に外の景色が闇に包まれていた。
そんなとき美朱が真夜に通じて『大丈夫・・・』と魏たちに言った。神水の力で真夜の魂か残った。永安と玲春が美朱からの一緒にいた頃の話と扉越しにいる礼清帝の父のぬくもりの感触と楊太后の星宿に対する愛で記憶を呼び覚ました。
消滅は紅南国だけでなく北甲国・西廊国・倶東国まで及んでた。
<巫女の呼び声>
学礼&長生も井宿の迎えで合流するのも束の間、真夜と美朱が苦しそうな表情。魏たちの身体にも消え始めた。神座法が消えるとこの世のすべてがなくなてしまうと改めて実感。魏は美朱に「自分たちの子供が必死に生きているから、この子の光を消さないでくれ」と強く願った。その想いが美朱に届き、酸素ボンベを払いのけて「負けない」と言った。真夜が神座法である美朱と魏の愛の結晶を死守したのにひかえ消滅。
あとは美朱をこっちに呼び寄せるだけだが、本人は子供を護るのに最後の力を使い果たし瀕死の状態。窓から見ると世界を覆い尽くす闇の正体である漆黒の鳥を見た。奎介は妹(=美朱)、義弟(=魏)、真夜が四神天地書の世界すべてもろとも消滅されると思い四神天地書を閉じた。
すべての世界が闇に包まれていると誰もが思っていた。しかし、消えていない物がただ一つ。それは朱い光。
神座法から美朱と真夜が一心同体となって朱雀召喚の祝詞を唱えた。光の輝きが増し、魏たちそれぞれの身体に朱雀七星士の証が朱く光った。魏たちは神座法を取り囲み気を送った。世界を護りたいという美朱と真夜そして七星士たちの想いで世界が救われた。
太一君からの褒美で星宿と柳宿に楊太后と礼清帝との再会を許す。その後、星宿、柳宿、軫宿、張宿は転生した姿に戻り、魏たちはそれぞれの場所へ帰った。
<永遠の光>
真夜は目を開けた。四神天地書を開いたときと同じ場所。奎介が持っていたはずの四神天地書がいつの間にか真夜の手元にあった。自分はそこで寝そべっていたらしかったけど、朱雀召喚の祝詞を唱えた際、すべてを愛せる気持ちに気付いた。家に帰ると真夜の両親がお出迎え。2人は愛娘の傷心に子供はお互い築きあげた愛の結晶だと改めて思い知りいちからやりなおそうと考えた。両親の復縁に真夜はとても嬉しかった。真夜はうれし涙を流しながら、子供を美朱に帰した。
同じ頃、美朱の意識が戻り、美朱と魏の子供は無事美朱のお腹の中に戻った。さらに消えかかった真夜も現実世界に戻れたと一安心する魏たち。真夜は美朱の結婚指輪を魏に返し、この場で挙式を勧める。魏が美朱に結婚指輪をはめたとこで祝福の拍手。真夜は魏の幸せを願う代わり、自分を誰よりも心配し、向き合ってくれる奎介を特別な存在として見た。美朱と魏を送る際、美朱が夢明の名を口にしてたの聞いて、四神天地書に入った時からずっと自分を見届けてたんだと悟った。
美朱と魏はアパートから夜空を見上げ、生まれてくる子供の名前を考えてた。その子の名を・・・
「永遠に変わることなく、すべての世界を愛と希望で照らし続けてくれる・・・・」
〝光(ひかり)〟
美朱は子供にそう呼んだ。
南方朱雀・北方玄武・東方青龍・西方白虎・・・・・
天空に輝く弐拾八の星たちは待っています。
永遠に続くこの物語のあらたな扉に、
あなたがそっと手をかける、その時を―
魏と結ばれるために四神天地書に入った真夜は、似せ朱雀に闇の心を見透かされ、自分は朱雀の巫女になれないと失意になったけど、魏たちをはじめとした七星士、楊太后、礼清帝、夢明との出会いや奎介たちに人は必要とされ愛されるために生まれたことを教えられた事で自分らしさを取り戻した。愛と勇気でどんな時だって乗り越えられる。そんな力があれば誰でも巫女になれると。もし、四神天地書に入ってどんな物語になるかはあなた次第ということで。
美朱がなぜ自分の子供を真夜から取り戻さなかったのかと自分なりに考えて見ると、真夜に隠された巫女の素質と真夜の心を闇から救いたいと子供とともに真夜の体内に入ったんじゃないかと。美朱ってやっぱり凄いなあ。
でも料理の腕は相変わらずイマイチ(^_^;)魏いわく、妊娠したときなどよっぽどのことがあれば、見違えるほど上手いんだって。
星宿・柳宿・軫宿・張宿が転生姿、これらはふしぎ遊戯イラスト集の口絵をそのまま引用してたものなんですよ。憶えている限り張宿は読書、星宿&柳宿は運命的な出会い、軫宿は少華と一緒で薬草作り。4人とも前世の記憶がなくなても、七星士のほこりは今でも変わらないと私は思う。
お待たせしました、ふしぎ遊戯の重大発表をおしらせ{%ひまわりwebry%}
1.ふしぎ遊戯舞台化決定
開催期間:2010年10月20日(木)~24日(日)
場所:中野ザ・ポケット(200人スペース)
チケット販売開始:9月中旬
料金:前売¥6,000 当日¥6,500
※日時指定・全席指定席
舞台版ふしぎ遊戯公式
2.TV版&OVA版がDVDBOXとして発売決定
・TV版ふしぎ遊戯(全52話)
発売日:2010年10月27日
販売元:バンダイビジュアル
価格:¥24,150
特典:描き下ろしジャケット、ミュージッククリップ集(全16曲)、ノンテロップオープニング
・OVA版ふしぎ遊戯(ふしぎ遊戯全3話+ふしぎ遊戯第2部全6話)
発売日:2010年1月26日
販売元:バンダイビジュアル
価格:¥8,190
特典:描き下ろしジャケット、「ふしぎ遊戯おつかれ慰安バス旅行~禁断の女誠温泉篇」その1~3、アニメ版「ふしぎ悪戯(あくぎ)」1~6(ギャグ満載の各章に関するショートパロディ)
DVDにつきましてはアマゾンからの購入をお勧めします。