ドルチェ・ヴィータ!

日々のことを徒然なるまま書いていこうと思っています。

翼ある人びと②

2014-02-14 21:55:47 | 宙組
まぁ様(ヨハネス)ガンガン自分で進んで行く王道な主人公が私のまぁ様に合うイメージなのですが、今回はかなり受身の役だし、普段はあまり感情の起伏が小さな役で、この時期にまぁ様にヨハネスって役が来たとが凄く納得出来ました

酒場からシューマンの家に来た頃は、この人大丈夫?って位の危うさがあって、音楽のこと以外頭に無い(ずっとですが)感じが、孤高な感じで色気もあって良かったです
心を開きだしてからの流れも、音楽以外は基本無器用で(子供のお世話は上手でしたが)音楽のこともクララのことも、常に苦悩して、傷つきながらじゃないと進んでいけない姿が、私の悪い心を刺激してくれましたそこの流れも最終的に音楽に生きた人物らしくて、心に切なさを刻んでくれました。

クララとの関係は結局は恋愛にもなれなかった感じですが、物語中の関係まで行くのがヨハネスの精一杯だったし、ヨハネスはそこで充分だった…的なところが、凄く切ないのですが、爽やかででしたその時ついた傷は一生消えないし、その傷の思い出でヨハネスはその後生きて行けた…と思わせてくれる作りが最高でした
宝塚ではここまでプラトニックな感じのお話珍しいと思うのですが、珍しさとは関係なく宝塚ならではっ!と感じれるところがこれまたイイです

ロベルトは師弟関係ですが、そこだけで終わらずに、お互いに音楽の高みを目指しているソウルメイトみたいな関係が、多分この美しいお話の中でも一番ピュアな関係で、2人でピアノに向かっている姿が泣けました
そして朝日と夕日の様に2人の立場が全く違うようになってからも、目指している所だけは同じってところが、これまた切ないでも、この2人こそがタイトルロールになっていて、描かれ方も繊細で、季節の移り変わりを効果的に使っている作品の中でも、2人の関係が特に季節をリンクさせていて、かなりうったえられました!
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 翼ある人びと① | トップ | 翼ある人びと③ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

宙組」カテゴリの最新記事