オネーギン②

続きです。

とにかく良かったトムさんのオネーギンです！
で、何が良かったで、まず外見から行くと、貴族服の着こなしがもう舞台のどこにいても、どの角度から見ても、美しいんですよ～たまにこの人がこのお衣装着ていたら３６０度完成体になる人が（最近だとミズさんのスーツ姿）いらっしゃるのですが、今回のトムさんのオネーギンが私にはそれでした
ポケットに指を入れる動作一つにしても、よく見ていたら指の第二関節ちょっとぐらいまでしか入っていないのに、舞台で見るとなんの違和感も無い、って言うよりもむしろそのことによって立ち姿がより美しく格好良く、よく言われる「宝塚の見せ方」が完璧でした

今のモデル体型化が進んでる今のジェンヌさんの中では決して、体型だけで言うと、そんなに有利ではないはずのトムさんなのに、誰よりも男らしい格好良さに溢れていましたこの辺りがやっぱり今まで積んで来られたキャリアなんでしょうねいくつかのトムさんの舞台を観て来たのに、今頃になってある程度はわかっていたつもりなのに、その深淵さが理解出来るようになって来ました

そして、２幕からのヒゲですあれはもう反則です付け髭のはずなのに（はずじゃなくて絶対なんですが）見ていて「本当は幕間に伸ばしたヒゲじゃ無いのだろうか…」と思ってしまう眩しすぎるヒゲ
ただカッコイイ、ダンディーってだけのヒゲ姿でなく、気品のある美しいヒゲ姿ってところにこれまた衝撃を受けました
そういえば生のお芝居でトムさんがヒゲをつけられたところを見たのは、今回が初めてでした！噂ではヒゲをつけると台詞が言い難くなると聞いていたのに、そのようなことはどこ吹く風な、ただひたすらダンディーなオネーギン…これがトムさんか…

本編を通してのアンニュイな翳りのある表情…ふと見せる表情が絵画の様に見えてしまう、完成された表情
元々がギリシャ彫刻のようなお顔立ちされているので、スタートラインがもう違うのかもしれませんが、オネーギンって役のダンディーさが演技や台詞だけでなくて、そこに存在しているだけで、にじみ出て来る凄さもありました

ヤバイ…トムさんの外見だけで書きすぎました…続きます。

オネーギン①

オネーギンへ行ってまいりました。

評判が良いので楽しみで行ったのですが、噂に違わない良い舞台でした
読書の秋、芸術の秋にピッタリな、秋って言葉出てこないのに、観劇をし終わって、外に出て秋の冷たくなってきた風を受けたら、今日見た舞台をより強く感じる事が出来る作品でした

１幕と２幕でお話の内容や、世界情勢は全く違うのに、主人公であるオネーギンの一貫した人間性、って言うよりむしろダンディーさあらゆる処のホロ苦さ…大人舞台観ている時や、観終わった直後も良い舞台をみた～ってなるのに、後からジワジワと一層の感動や、余韻がにじみ出てくる素晴らしい舞台でした

今までトムさんの舞台はいくつか観てきたのですが、今回のオネーギンって役ほどトムさんの魅力を引き出していた役は見たことがありませんでした（ちなみに私が生で見たトムさんの舞台は「青い鳥を探して」以降です）
これ以上のダンディーをどうやって表現したらいいのかわからないダンディーさ、とにかく愁いが激しすぎるほどの哀愁…コレです！トムさんの持ち味はこの要素なんですね当て書きが上手いケイコ先生と男役の１つの完成形を今生きた形で具現化しているトムさんが一緒に舞台を作ることによって、はじめて出来た作品だと思いました。

ガツン！っとくるタイプの良作は最近でもいくつか有ったのですが、オネーギンのようなジワっと来る、心に染みるタイプの良作は久しぶりだった様に思うので、今日は本当に良い舞台を見せて貰えたって満足感でいっぱいです

珍しく車のこと

大安ってことだったので、今日納車してもらいました。
でも、１日中雨でした…最近そんなに雨なんて降ってなかったのに

車はエロイカより…のナトーの某少佐がよく乗っているメーカーです（はじめて愛したではナトーのイメージが悪かったですが）
最初はオーダー生産で今から注文しても早くて来年といわれていたのですが、何台かは適当にオプションと色を付けて入ってきてる中にたまたま私の注文したのとシートだけが違うのが日本に１台だけあってそのときは商談中だったのですが、結局キャンセルされたみたいで、それが来ることになりました

ナビ付きを選んでいたのですが、そのメーカーのナビの使い勝手が全部の機能を１っ箇所に集めて、使いにくいらしいのでナビ付だから残っていたのかな～と思います
そして雨スタートになりました

今日の格言「急がなきゃ！」

少し前に書いたイナズマイレブン３を驚愕のスピードで進めていて、今日やっとイタリアチームでチームＫをやっつけました
恐ろしい遅さですゲーム発売されてから何日経つねん！ってペースで遊んでいます

で、今日アニメの方見ていたら、イタリアチームと戦っていました…アニメの最終回までにはクリアーしたいんですが…でもアニメのイタリアとの試合が長いからコレでもかなり追いつけたほうです来週は野球でお休みらしいですし

で、油断してたら１２月に映画にあわせて新しい３が発売されるらしいです…く、商売上手め
でも１２月上旬には同じレベル５（ゲームの会社名です）の「二の国物語」も発売されるしどうしよ…しかも欲しくなったのが、アニメのイナズマイレブンを見ていたらやたらとＣＭが流れて欲しくなってくるなんて…ぐふぁー！商売上手め

期待しております

ネタバレを見ない様に今度観劇に行くオネーギンの情報を集めているのですが、かなり評判が良いみたいなので楽しみです

公式では今日バウのチケットが売り切れたみたいで、これってジワジワ評判になっていって、残っていたチケットが初日前に売り切れたんですよね？
幕が上がってから評判なっていく舞台は気になります！しかもバウのケイコ先生なので信頼できますし舞姫の感動再びみたいな舞台だったらいいのにな～

はじめてじゃない感想

ＤＣでは楽なので、感想も今日でお終いにします。

コマさんはハリー先生の作品ではいつも面白スパイス的な役どころが多いですが、今回も面白いんですが、それ以上に歌をよく歌っておられました
前に少し書きましたが、オーケストラの代わりにコマさんとユメカさんがかなり人間ＢＧＭをされていて大変そうでした。でも新鮮でよかったです
お芝居の役でも途中かユメカさんとセットになってきて、歌うコロスカップルでした。

演じてみたい女役は？「女役に憧れたことはないです…」（今回の舞台には全く関係ないです）カッコイイリンキラさんは、面白くて美味しい役でした！
実はガイの１番の親友のようですし、キャビさんとの絡み、尻に敷かれ方、物語ハッピーエンドを持っていくための発明力！本人は真面目にしてるけど面白いことをしてしまうキャラ、例の方がいらっしゃるところでメモを持って倒れているところ…スパイスが効き過ぎ
実は絡んでいる人達は上級生ばかりなのに、どこも遅れることや臆すことなく、対等に渡り合えてる舞台力や包容力が素晴らしかったですどの路線に進まれるかはわかりませんが、どこに行っても注目していきたい生徒さんです

キャビさんはロジェでは娘さんだったのに今回は強い奥さんで役のふり幅が大きくて、流石だな～っとやっぱりコメディパートをされたら一味ちがいました

チギさんの同僚の刑事をされていた、ホタテさんの男度の高さも新発見で、気になるジェンヌさんが増えました

ユメカさんはお芝居とコロスで忙しそうでしたジュリエットの為の修行の一環？
銃をあゆっちに向けるところの迫力が素晴らしかったです！素手で余裕で…そうでした

セシルさんやミドリちゃんは役の出番自体が少なくてもったいなかったです

はじめてのストーキング

続きです。

チギさんのベルモンドは、ロジェの殺し屋よりもチギさんに合っていたし、殺し屋のガイと対をなしてレイチェルを好きになってる役なので、全体的に美味しい２番手の役のはずなのに、完全に面白い役になってました

とにかく１番大きな理由は、２番手にあるまじきヒロインからの空気のような扱いです！「好きじゃないし、っていうかキライ！」みたいな２番手の仕事は有るじゃないですか、でもそれじゃ空気じゃないんです「好きでもないし、キライでもない」うわ～何？２番手がヒロインのことが好きで好きでこの関係！斬新
かなり心に響く場面が、ベルモンドがレイチェルニ「僕は君を守りたい」的な長台詞を行ってる場面で、一切ベルモントを見ずに、むしろ声も聞こえていない感じでずーっとガイを見つめてるレイチェルスゴイよ！何も聞こえてないし、見えてないし、自分とガイ以外は誰もいないと思いこんでそうなヒロインずーっと何を言っても一切の反応が無い相手に、想いを伝え続けている２番手その状態に一切のツッコミをしないトップ忘れることのできない場面に遭遇してしまいました

そして愛の長台詞を言いながら全くヒロインの心を動かさない場面が宝石の様に所々にちりばめられています時にはキャビさんとの面白やり取りもあったりして、本当に面白い役でした笑いの神とまで讃えられてるチギさんの１面が垣間見れた気がしました
結果、警察官がストーカーになるとたちが悪いってことも勉強になりました


ベルモンドが陽のストーカーなら、コチラは陰のストーカー、サキナさんのジュリアーノ！
ギャングの息子の称号と同じくらいの頻度で使われてる、バカ息子の称号…そんな役でした
本当に良い所がない役でした！レイチェルに一途なところが唯一のチャームポイントなはずですが、そこを吹き飛ばす程の生粋のストーカー魂普通に怖いレベルの執着なんですけど…
しかも部下はすぐに殴るし、愛人の濃さは尋常じゃないし、死んだら、愛人はすぐに逃げていくし、部下のオオナギさんから「清々したぜ…」う、浮かばれね～

はじめての真ん中さんたち

今日もＤＣの続きです。

観る前はキムさんとハリー先生の描く主人公との相性ってどうなんだろ？と思っていたのですが、ハードボイルドなんですけど、キムさんのソフトな魅力を所々残してる演出が、よくあっていて、私が今までに見たキムさんの役の中でもかなり好きな役になりました

殺し屋なんですけど、お父さんの影響でカメラが好きだったり（仕事にもしてます！）一目見た瞬間にレイチェルを殺せなくなってたり、ハリーヒーロー？によくいる、超有能だけど、かなり無茶振り（特にヒロインに対して）をする人じゃなくて、そんなパーフェクトマンじゃないし、友達の力も借りるし、ヒロインとちゃんと恋愛してるのがわかるキャラクター作りで、その辺りもキムさんとの相性がよくて、しっくり来た役になったのかな～っと思います

それにしてもまさかガイの口から「はじめて愛した」と聞くことになるとはハリー先生らしくないスウィートな演出にこっちが照れてしまいました


ヒロインのあゆっちはとにかく可愛かったし、キムさんとの並びのシックリ来る感がハンパなかったです大劇場でも十分通用するコンビだと思うのですが…

レイチェルって役はかなり斬新な状況に置かれたヒロインでした！
大学でギャングのバカ息子とは知らずに付き合って、挙句弟は殺されて、自身も自殺をする…重すぎるよっ！
自殺（未遂になります）する時に殺人現場を目撃結果、殺し屋（最終的に守ってくれますが…）、ナトーからも命を狙われ、あげく例の研１さんからも銃と突きつけらるし婚約者のギャングのバカ息子は完全にストーカーになってますし、入院先では警察官からもストーカー被害を受けることになりますかなり掻い摘んでますが、こんな感じで不幸すぎます

不幸続きですが、ガイからはかなり愛されていますし、（２人のストーカーからもですが）ハッピーエンドなのでいいんじゃないでしょうかギャングの息子はダメで殺し屋はＯＫってのは永遠の謎ってことで…

はじめてキムさんトップみる

舞台挨拶でも言われるぐらいの「雨が降るのか降らないのか、わからない中途半端な天気」のなか、キムさんのプレお披露目観劇へ行ってまいりました。
ネタバレが有ったりしますのでご注意ください

ハリー先生らしい、戦後の時代背景でのハードボイルドなお話でした。
結構ハリーワールドのお決まり的なところはいいのですが、これも一つのお決まりの「発砲音が火薬を使ってやたらリアル」これだけはヤメテ欲しいです今日ビビリました幕開き、キムさんの心の声を聞いていたら、突然の発砲音…不意打ちはやめて欲しいです！普通の撃ちそうな場面で大きな音でもビックリするのに、暗い中いきなりは心臓に悪いです

お決まりばっかりでは、この舞台は音楽が、劇中では、コマさん、ユメカさんが楽器かよ！ってくらいハミング？でＢＧＭをされてましたざ、ざんしーん！落ち着いた世界観に楽器ではなく、歌声っていうのがマッチしていて雰囲気がよく出ていたと思います
ただし、舞台の後ろでずーっと台詞の邪魔にはならないように、一つの文字（アとか）で歌い続けるのは大変そうでした

とまーこんな感じで、お決まりと、新しい試みが交じり合っていて、私はハリー先生は好きな方なので、十分楽しめました
とにかくお披露目らしくハッピーエンドなのがイイですそしてキムさんとあゆっちの並びがかなりステキでしたユー達組んじゃいなよと私がエライ人だったら言うのにな…
ってことで今日はここまでです。

久しぶりの不意打ち

たま～に水曜日なのに公式でしかもスター関連で更新があると思ったら、リアルスター様のことだし…
ということで、まとぶんの退団が発表されました。

トップに就任してからの本数や、カレンダーのわかりやす過ぎる掲載月など、多分次ぎ？というのは多くの方が思っていらしたことだと思いますが、いざ発表があると来ちゃったか～ってなります

組ってトップ様のカラーに染まっていくって言うのが、まとぶんがトップになってから１番実感してました！なんか組の雰囲気がどんどん明るくなってきて、今までの花組とはまた違った魅力に溢れた組にしていったことは、素晴らしい実績だと思います

奇しくも退団発表があった今日からＴＶの相棒のシーズン９が始まるなんて…