鎌田はりきゅう整骨院のブログ 木火土金水     

起立性調節障害でお困りの方。鍼灸で治療してみませんか?


 

頸、肩、腕、指の痛みや痺れ

2014年12月02日 | 日記

 

 首を後ろに倒すと、首肩が痛み腕や肘、更には指にまで痺れが来るという患者さんが立て続けに来院しました。

 こういう症状を大きく言っちゃうと「頸肩腕症候群」と言うんだそうですね。頚椎の5番6番7番8番から出た神経が腕神経叢という束を作っているわけですから、どこかが圧迫されたりして神経を刺激したり、血管の圧迫により痛みになるということになります。

 そして原因によっていろいろ名前が違ってくるわけです。寝違いのような軽い筋肉痛(本人の痛みは激痛ですが・・・)から、筋肉でも斜角筋という筋肉の拘縮によって起きる斜角筋症候群。頚椎の横突起が肋骨のように成長して神経を刺激する頚肋症候群。これらは一括りにして「胸郭出口症候群」というんだそうでして、やたらいろんな名前が出てきますが一応原因を特定するのですから仕方ありませんが、覚えるのは大変ですよね。

病院に行ったら「頚椎椎間板症」「頚椎椎管狭窄症」という名前をいただいて、手術しかありませんと言われ、接骨院では首を引っ張られてきたそうです。

 

これらの頚腕症候群の殆どの原因は筋肉の硬化です。そして、首の筋肉の硬化を取るのに鍼は大変有効です。頸に針をしなくても治すこともできますし、20年間頚椎症のために指が動かなかったものが動き始めたという症例もあります。

 今回いらした患者さんも一人は完治。もうひとりも経過は良好です。

手術は嫌だなあと思われる方はぜひ手術の前に鍼灸治療をお試し下さい。鍼は専ら手や足にします、それでも効くのかって?これが馬鹿にならない効果があるんですよ。

鎌田はりきゅう整骨院