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PRINCOの今日のパチパチ
Sidosso Princoちゃんの思わず拍手パチパチ記録
 



秋葉原のダイビルに『葬儀は誰の為に行うのか?2 ―「お弔い」とは― 』シンポジウムに行ってきました。パチパチ!

2時間半ではとても時間が足りない。感じたことは、、、、、とても書ききれません(^^;)
4名の方がそれぞれ講演とパネラーとなったのですがイオンの葬祭事業の広原部長とおぼうさんどっとこむの林社長の2人の主張には最後まで納得できませんでした。

広原氏に対して
◇明朗会計と言うが実際にはパック料金で合計金額が明瞭なだけです。挙句の果てには「消費者が我々を選んでいる」と開き直ります。じゃあ、国民が選んだはずの現与党や原発が、現在これだけ問題視されている事はどう思われるのでしょう?多数決なら確かに民主的ですが、多いから正解だとは限りません。
◇465社の提携葬儀社に業務を任せ、140のチェック項目で管理していると言うが、私の知る限りでも柏、松戸、、、キックバックを受け取っている葬儀社ばかりです。また、提携寺院が600あるというが何を基準に全国75000あるお寺から600を選んだのか。少なくとも私が尊敬する住職方は一人もいません。まさか、キックバックしてくれるとこ…?そうじゃない事を祈ります。
◆葬儀業界の唾棄すべき風習にお布施のキックバックがあります。都内では仮にお布施が30万円だとすると、僧侶っぽい人がお経を唱えて、30万円を受け取り、後で9万円(3割)を僧侶っぽい人が、葬儀社が21万円(7割)を裏で受け取っているという例まであります。これのどこが管理なのか!?



おぼうさんどっとこむの林社長に関しては、、、、、もはや宗教者とは思えませんでした。「僧侶は商品。よりよい商品をサービスとして顧客に提供している。戒名は不要だと私は思っているが顧客からのニーズがあるのでサービスで付けている」って、、、、それが今や会員数6000名以上って。そんなにも多くの方が安ければそれでいいとニセモノを求める世の中なのかと残念でなりません。
「仏教が伝わればいいのであって、お寺は不要。お寺なんかがあるから維持管理の為の費用などという発想が出てくる」との発言は一瞬、正しく思う方もいるでしょうが、私は「じゃあ、拙寺でやっている写経会やお篭もり会、etc.は全否定か!?」と悲しくなりました。今回の震災でもまだお寺に避難している方も大勢いるのに。


お二人ともとにかくビジネスビジネスで、とてもついて行けませんでした。そのうちイオン(家族葬のファミーなんとかってヤツね)とおぼうさんどっとこむは間違いなく提携をするでしょう。だってニーズが合ってビジネスが成立すればそれでいいんですから。


世の中の大半の人が、体に悪いと分かっていてもファーストフードや駅の立ち食いそばを食べ、アルバイトがチンしているだけと知っていてもファミレスに入る。安けりゃそれでいい。それは仕方ない事ですが、それが「正しい」といわれて納得はできません。
回転寿司で片仮名の名前の変な魚を「鯛」だとか「平目」だとか言って出していたら「それは違う」くらいは言ってもいいでしょう?

そもそもお二人の理想とする葬儀とは何なのでしょう?現実的でなくとも理想くらいは語って欲しかった。本気で葬儀をビジネスとしか考えていないなら、残念です。でも仕方ない。新聞広告やテレビCMでやっているものがいいものだと皆が思う時代なのですから。それでも私は地味に顔の見えるつき合いを続けます。

あーあ、また特定の葬儀社の批判しちゃった。前回の時みたいに怖い人がきたらやだなー。ぶるぶる。


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