月餅を取ってくれろと泣く子かな しゅんこう
中秋の名月でした。パチパチ!月餅は松の実とかナッツが入っているのがいいです。高いけど。
今日はちょっぴり悲しい出来事がありました。
お寺の近くにそれはそれは見事な枝垂れ桜のあるおうちがあります。しかし、その木は枝のほとんどが道路と隣の家にはみ出しているという“やんちゃッコ”なのでした。近所の方々がだいぶ以前より「切って欲しい」と陳情していたそうなのですが、そのままになって幾星霜、、、。
昨年そこのご夫婦が続けて亡くなると、信濃町にある新興宗教に入っている息子はさっさと引っ越してしまいました。そして後に越してきたご夫婦がたまたまうちの愚妻の知り合いだったこともあってトントン拍子にその枝垂れ桜をお寺に移植することになったのです。しかし、、、、
植木屋さんに見てもらったら「こりゃあ無理だわー」とのこと。家と塀の僅かな隙間に生えている上、恐らく水道管や浄化槽に複雑に根が絡んでいて、家を建て直す時じゃないと動かせないとのこと。
曰く、「薪にするしかないっぺ」
がびーん。
残念ながら見事なその木は切り倒されることになってしまいました、、、。
これでもかっ!ってくらい露骨に落ち込んでいると、総代さんが
「なーに、住職さんよー。桜が欲しけりゃ苗木を植えて10年もすれば花見ができるようになるだよー。」
70過ぎのおじいちゃんに10年後のことを話され、なぐさめられてちゃいけません。
明日は敬老の日です。元気なおじいちゃんに乾杯!
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