ある友人、アメリカ人で、親日家でもありますが、彼が今の日本に政局について面白いことを言ってました。
民主党には、Hatoyama (鳩山)、Ozawa(小沢)、Kan(管)の3人のスーパースター(?)がいる。HOK トリオ。HOKとは南アフリカで使われてる英語で、米語では 「A small type of hut.」 日本語に訳すると 「小さな掘っ立て小屋,あばら家」です。
小沢さんを中にして前に鳩山さん、後に菅さん、あまりにも文字合わせがぴったりで、私は最初友人が勝手に造語したと疑いました。
http://ejje.weblio.jp/content/HOK
「3人寄れば文殊の知恵」といいますが、今までのことを観察してると、この格言は全く当てはまらないようです。
遊び心で裏庭に小さなHOK(HUT)を作って楽しむ分には良いかも知れませんが、高度の文明で成熟した社会の大きな日本の庭には「掘っ立て小屋」は向かないし、何の役にもたたないでしょう。
「3本の矢」の例え - これはお互いの思惑で、実苦しい醜態も見せましたが、民主党の崩壊は今のところ避けられたようですが、実態はバラバラになってます。
菅さんのしぶとい粘りには、小浜さん(オバマ大統領)の後押しがあると、信じてるふしがある見たいです。
鳩さん当時最悪になった日米関係が、普天間問題、TPP、北東アジア情勢、ハーグ条約の進展で良好になってきており、5月26日の日米首脳会談で小浜さんが菅さんを9月前半に米国訪問を招待するにいたりました。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110527/plc11052710170011-n1.htm
世の中には〔能力のないのにやる気を出して奔走する人〕がいますが、菅さんは正にこの部類に入ります。厄介なのは、自分で能力がないと気づかないことです。
〔原発解散〕 のうわさが流れてますが、これはできないでしょう。原発問題で当初、菅さんはアメリカの手助けを断ってますが、今ではアメリカは官民で福島原発事故問題解決の手助けをしてます。これはひとえに早く問題を収拾して〔脱原発〕を封じ込めるためです。もし菅さんが〔原発解散〕を仕掛けたら、きっとアメリカが許さないでしょうし、あらゆる手段を講じて阻止するでしょう。
菅さんは日本の政治歴史にどう評価されるのでしょうか。まだまだ居座り続けるみたいで、我がアメリカの友人達も興味しんしんです。