今年もスーパーボールがやってきます。
2月5日、日曜日、ルーカス・オイル・スタジアム(Lucas Oil Stadium)収容人員 63,000人、インディアナ州インディアナポリスにある屋内スタジアムで開催です。
第一回は1967年で今年は第46回になります。
NFC優勝チームとAFC優勝チームの間で争われる、NFLの優勝決定戦。アメリカンフットボールの最高の大会であり、アメリカ最大のスポーツイベントです。
スーパーボウルは,単なるスポーツイベントの枠を越え,アメリカ文化の主要な一部分として,多くの人々に楽しまれています。スーパーボウルまでの1週間は“Super Bowl week”と呼ばれ,出場チームの地元や開催地はもとよりアメリカ全土がスーパーボウル一色になります。
ゲーム当日は“Super Sunday”と呼ばれ,テレビでは朝からスーパーボウル関連の話題や試合の予想で一色となります。また、多くの人々はこの日に友人や家族などを集めパーティーを開き,毎年1度のアメリカ最大のスポーツイベントを楽します。
試合はアメリカのみならず、約200ヶ国で生中継され、日本でもNHK BS1で生中継の他、ゴールデンタイムの録画中継もされる。また、地上波(日本テレビ)深夜録画もあります。ちなみに2011年に米国のTVの視聴率は46%だったそうです。
また、前半と後半の間に行われるハーフタイムショーには1993年のマイケル・ジャクソン以来、毎回有名歌手等によるミニコンサートが開催されるほか、試合前の国歌独唱にも多くの有名歌手が起用されています。
ここに2005年、第39回のスーパーボールの試合前のセレモニーの映像があります。
陸、海、空軍、それに沿岸警備隊の士官学校の生徒による国歌斉唱です。この映像はYoutubeにアップロードされて以来、多くの視聴者がアクセスしています。
この映像に沢山のアメリカ人が共感を覚えるのは、歴史にうらどられた伝統の少ないアメリカにとってはこのスーパーボールは「力」(Power)象徴なのでしょう。
一年間、できうる限りの力を出し、戦い抜いてきた両チーム、そしてスーパーボールのスタジアムに立った、その達成感、そしてチャンピオンを目指してこれから始まる戦いに、きっと人生のドラマを多くの人は感じるのでしょうか。
国歌とはこのスタジアムに立った選手たち、そして彼らを応援した人たちへの賛美歌かもしれません。あるいは選手たちにとっては感謝の歌なのかも知れません。国歌とは不思議な力をもってるようです。
US National Anthem by the Academy Choirs
Super Bowl 39th , 2005