種山壮(shuzanso)NY

ラスベガス編

サラダ記念日 俵万智

2011年02月06日 | はじめに

 今も変わらぬ心 ー あれから24年


 

 

東京へ発つ朝母は老けて見ゆこれから会わぬ年月の分

母の住む国から降ってくる雪のような寂しさ 東京にいる


 

やさしさをうまく表現できぬことを許されており父の世代は

妻のこと「母さん」と呼ぶためらいなきことなにかあたたかきこと


一日の疲れを吐き出しまた乗せて夕闇めぐる山手線 

駅員の「おつかれサマ」という言葉微妙に届く心の疲れ

 


 

たそがれというには早い公園に妊婦の歩みただ美しい

「人生はドラマチックなほうがいい」ドラマチックな脇役とな