称名滝散策 2023.10.29 天候曇り時々雨 霧のため視界が悪く期待した滝を望むことはできず。
あれから一週間がたち、紅葉のピークはもう過ぎたころだろう。
週末にしか動けない身としては、致し方無いことなので諦めるしかない。
八郎坂を上り称名滝をと思ったが一向に天候の回復の兆しが見えてこない。
滝に向かう途中に悪城の壁で車を止め、晴れ間を見計らって撮影。しかしすぐに雨粒が。遠目に称名滝とハンノキ滝を眺める
悪城の壁
称名滝の下流の左岸側に、延長2km、高低差500mの溶結凝灰岩の壮大な岩壁が切り立っています。立山火山の大噴火でできた溶岩の台地が、称名滝に深く削られてつくられた断崖は、一枚岩盤では日本一を誇ります。これが「悪城の壁」で、岩壁の形が2段になっていることから「悪城の壁の2階」ともいわれています。その名にふさわしく、圧倒的な迫力にあふれています。
国土交通省 北陸地方整備局 立山砂防事務所HPより
悪城の壁展望台の説明によると
悪城の壁は、古立山火山の噴出物でつくられた溶岩大地を、氷河と称名川の浸食作用でおおよそ十万年かけて形成したものと言われています。
悪城の壁全体は溶結凝灰岩でできており、「材木岩」と呼ばれる柱状節理が所々で発達しています。
また、
立山黒部ジオパークサイトには
・・・大きなスプーンですくったような形に上の部分がえぐられた奇妙な形をしています。このU字の形にへこんだ地形は、雪食作用が硬い岩壁をゆっくりと粘土化、浸食してできたものではないかと考えられています。悪城壁には展望台もあり、融雪時や降水期には幾筋もの滝が架かり、秋にはせり立つ岩壁と紅葉の美しい彩を眺めることができます。
称名滝は永い々歳月をかけ現在の位置まで後退した。七万年前には現在の立山駅の位置に在ったとか?
そんな浸食によって断崖を登る八郎坂、落ち葉の八郎坂を上りながら期待してみたが途中で断念
再び来た道を戻り称名滝見台園地への橋まで行き滝を眺める。
落ち葉が積もる八郎坂。雨に濡れとても滑りやすく慎重に歩く、それでも下りには何度も滑る。転倒まではいかないが、こんな時にはストックがあれば安全かも?
滝の音は聞こえてくるが霧の切れ間に少し見ることが出来る程度。
もとは“八丁坂”だったようだが、山岳ガイド佐伯八郎さんの名前をとって”八郎坂”となったようだが素直に“称名坂”でもと思ったりしてみる。
落差350M 、日本一落差の大きな滝、でも、隣に見るハンノキ滝の落差は500Mをはるかに凌ぐが、常に見られる訳では無いために、滝として認められていない。かわいそうな滝「幻の滝」と呼ばれているそうな!
そう言えばどこかの滝で、滝を見るためのエレベーターを設置して観瀑台に上がり降りできるようにしてあるとか?
2023.10.14八郎坂より撮影
撮影2023.10.29