今日は慶應名人戦OB予選+本戦の日。昨年は運よく決勝まで勝ち残ることができたが、今年は現役がオール学生選手権で20年ぶりの全国優勝をしていることもあって、厳しい戦いになると思っていた。今日は参加者16名の予定が2名不参加となったため、昨年同様14名参加となった。16名であればうち8名通過ということで、2勝通過2敗失格の分かりやすい予選システムだったのだが、14名中8名が通過ということで少し変則システムとなった。今日も持ち時間は10分、切れたら30秒の秒読みというルールで行われた。
OB予選は年々参加メンバーが入れ替わってきつつある印象で、近い世代だと自分とO関くらいか。むしろひよ研メンバーの方が多くなりつつある。
OB予選1回戦:対坂田君(令和4年卒)
今日の初戦は若手OBの坂田君と対戦。将棋は坂田君の三間飛車対私の右四間飛車。手厚く抑え込もうとしたところで坂田君の猛反撃に遭い、いつの間にか食いつかれて、一時は敗勢だった(というかこちらの玉に詰みが生じていた)のだが坂田君に見逃してもらい、最後は大逆転勝ち。冷や汗タラタラの終盤戦だったが、何とか白星スタートを切ることができた。
このOB予選1回戦では佐藤厚ーO関戦という好カードがあり、O関が佐藤さんに力なく敗れていた。
OB予選2回戦:対太刀岡君(令和3年卒)
続く予選2回戦はまたもや若手OBの太刀岡君と対戦。戦形は四間飛車穴熊対右四間飛車となり、この将棋もこちらが手厚く抑え込もうとしたところをうまく反撃され、相手ペースになってしまった。こちらは駒損ながら相手玉を薄くしてチャンスを伺っていたところ、太刀岡君が攻めあぐねて、こちらだけと金が活躍する展開となり、辛抱が実って最後は快勝。少し苦しめの将棋だったが、辛抱強く指せたのが良かったと思う。
無事に2連勝で予選通過することができた。他に2連勝での予選通過は佐藤厚さん・崎玉君・長谷川君・私の4名。予選3回戦を戦う必要がなくなったので、崎玉君・長谷川君と近くの中華料理屋でゆっくり昼食を取った。
O関は1勝1敗で予選3回戦太刀岡君と対戦し、太刀岡君の四間飛車穴熊に作戦負けっぽかった気がするが、太く勝って2勝1敗で予選通過していた。
本戦1回戦:対森君(理工学部2年)
本戦1回戦は理工学部2年の森君と対戦。抽選の結果、自分とは反対側の山に現役のエース陣が多く集中していたので、籤運は悪くなかったはず。後は自分の力を発揮するしかないが・・・。
戦形は三間飛車対右四間飛車となり、またもや似たような将棋となった。中盤で森君の攻めが息切れ模様となり、終盤も少し難しいところはあったが、全体的にうまくまとめて快勝することができた。これでベスト8。
O関は現役4年の平林君に敗れていた。
本戦準々決勝:対西野君(平成26年卒)
準々決勝は予選敗退していたはずの西野君と対戦。(西野君は予選1勝2敗で予選落ちしたはずだったのだが、現役が8名集まらず、やむを得ずOBからもう1名ということで、西野君が予選通過となった。)
西野君との対戦は2023年2月以来で、その時は逆転負けしたこともあって、今日は用心して対戦に臨んだ。
戦形は西野君の四間飛車対私の右四間飛車。何故か今日は成り行き上全局このような戦形になったのだが、序盤は作戦勝ち模様だと思っていた。
このまま手厚く抑え込んで勝つはずであったが、当然ながら西野君が反発して抑え込み返しに来られた。それでもずっと悪いと思っていなかったのだが、終盤、駒を補充しようと守りに手を入れたのが緩手でチャンスを逸し、西野君に受けの好手が出て寄らなくなってしまい、最後はしっかりと負かされた。
・・・ということで、今回は残念ながら決勝に勝ち残ることはできず、ベスト8で撃沈。2月に慶應名人となった現役2年の鈴木君もベスト8で荒木君(」現役1年に敗れた。
結局、決勝戦に勝ち残ったのはエース堀内君(1年)と荒木君(1年)というフレッシュな顔合わせに。準決勝の堀内ー平林戦を観戦していたのだが、平林君はあと少しで堀内君に勝つ寸前まで行っていただけに、もったいなかったように思う。堀内君の粘り強さが光った1局でもあった。現役の特に若手が強い慶應は来年以降も楽しみである。
帰宅後いつものようにAI解析して、反省すべき点を振り返ってみたが、やはり敗れた将棋は実力不足としか言いようがない。また次の大会に備えて地道に頑張りたいと思う。
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