side by side:湘南夫婦のあしあと

二人が好きな地元湘南、スポーツ観戦、旅行、食べ歩き,音楽・美術鑑賞など、日々のあれこれを綴ります

茶の湯の美学 @三井記念美術館 2404

2024年04月30日 | 美術館、美術展
日本橋の三井記念美術館に行ってきました。
場所は日本橋三越の近く三井本館の7階
旧財閥の三井家から寄贈を受けた美術品を一般公開している。
運営は公益財団法人三井文庫
2022年のリニューアルしているが、私は初訪問

今回の展示会は、コレクションから利休、織部、遠州らが活躍した桃山時代~江戸初期の茶道具の美意識を探る展示会

久しぶりにお茶道具をたっぷり拝見してきました。
国宝の「志野茶碗 銘卯花墻(うのはながき)」のほか、利休好み、織部好み、遠州好みの茶碗・茶器類が丁寧な説明とともに展示され、大変興味深かったです。
利休が好んだ黒樂茶碗 長次郎作銘「俊寛」
利休が銘をつけた数少ない茶碗のひとつで、「俊寛」の銘は3つあった長次郎作の黒樂のうち2つは返され、残った一つだったので、流刑地に一人残された高僧俊寛に倣ってというのも印象的だった

なにより驚嘆なのは、茶道具だけをとってもこのコレクションの充実さです。

入口近くに三井家の歴史と美術収集や美術館についての紹介ビデオが流れており、約25分と少々長いが大変勉強になりました。
国宝の「円山応挙 雪松図 」が11月の企画展で公開される予定なので、是非観に行ってみたい。

素適な美術館に出会えて、幸せ!



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