side by side:湘南夫婦のあしあと

二人が好きな地元湘南、スポーツ観戦、旅行、食べ歩き,音楽・美術鑑賞など、日々のあれこれを綴ります

with コロナ 反田恭平ピアノリサイタル2020 @サントリーホール

2020年08月31日 | 音楽
先週の日曜日 反田恭平さんのリサイタルに行ってきました。

本公演は春先に予定されていた全国ツアーの東京公演で、当初4月に開催予定でしたが、新型コロナの影響で一旦は延期日程が組まれましたが、その後キャンセルになってしまいました。
再度ツアー日程・公演内容・座席数が見直され、募集されたリサイタルです。

コロナ対策として座席数を半分に抑え、配席は市松模様型(前後左右に人がいない)
公演も休憩なしのプログラムです。

私は既に 7月の吉見友貴さんのリサイタルで経験済でしたが、チケットの半券に氏名・連絡先を記入し、チケットは自分でもぎ取る方式でした。

また、公演直前にもメールで、体調管理・マスク着用・チケットへの連絡先記入・プレゼント等の辞退等のコロナ対策を求める案内も来ました。
公演後の退場は規制退場(ブロック毎の誘導)でした。

ホワイエのドリンクコーナーは営業していましたが、入口が設けられ、利用者数を制限していました。

コロナ対策の影響でホールの雰囲気も若干違うものがありましたが、演奏が始まると皆さん集中され、客席にも緊張感が程よく伝わるとても良いリサイタルになったと思います。

反田さんはリサイタルツアーにAプロ、Bプロを用意していました。
私が行った昼の部はAプロ

ショパン:ノクターンOP9より
ショパン:スケルツォ第2番 変ロ短調OP31
シューマン:トロイメライ
メンデルスゾーン:厳格な変奏曲Op54
メンデルスゾーン:無言歌集第1巻Op19
グリーグ:トロルドハウゲンの婚礼の日
シャブリエ:スケルツォ・ワルツ
リスト:メフィスト・ワルツ第1番

アンコール
ショパン:ワルツ第4番 Op.34-3 「子猫のワルツ」
ショパン:ポロネーズ第6番 変イ長調 Op. 53 「英雄」
ショパン:ラルゴ 変ホ長調 

ショパン・ノクターンに始まる前半の曲は心に染み入りました。
反田さんのピアノはとろけるような甘さを感じます。
やっぱり生演奏っていいなぁ・・・と思いながら、曲に浸りました。

リストのメフィスト・ワルツ凄かったな。
視覚的には反田さんの腕の動きに力みがないのに、物凄いスピードで鍵盤の上を指が動き回る姿
演奏する姿も届く音も、圧が凄く、絶妙な強弱・ため、とぐいぐい惹き込まれました。

今回の席は中央正面で、反田さんのお顔は良く見えるのですが、指先は見えず。
ペダルの様子はよくわかりました。

反田さんの挨拶が入り、今回のリサイタルのテーマは「声」との説明がありました。
本公演はhand in handのライブ配信もしていました。
第1弾が4月1日の配信で、第4弾になります。
反田さんによれば、hand in handの企画はまだまだあるようで、楽しみです。

予定していたプログラムが終わった時点で70分強
夜の部を控えている中、トークとアンコールで30分ほど。
そういえば、夜の部は1800年代のピアノを使ったそうです。

思い出しても充実した2時間弱でした。
客席を眺めた反田さんの表情、きっと次は満席の中でと思ったことでしょう。
その日を楽しみにしています。


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