ヒップポップの弾けるあをさバレンタインデー まほろば 最新作 即興
今日は日差しの少ない茫洋とした【早春】の一日でした。駅構内では【バレンタインデー】のチョコレートを熱心に販売していました。週末の業務の準備で首都圏の県庁所在地に出向きましたが、駅ビルなども含め今ひとつ盛り上がりに欠ける印象でした。やはり、先日の３連休の【春の雪】の突き刺さるような寒さの影響が残っているように感じました。さて、今夜は当季詠に続いてここ数日にアップし残したものを一つ々々片付けてゆきたいと思います。・・・《続く》
大塚愛 『大好きだよ』
傷だらけの人生野焼に近寄るな またしてもソープの虜野を焼けり（知人の過去） 憲法に何かが足りず野を焼けり 東京空襲意外な蒼さ野を焼けり 再臨のキリスト誰か野を焼けり 限りなく透明に近いブルー野焼以後 小室哲哉かつて天皇野を焼けり 大焼野西軍陣地蘇へる 野を焼いてまたも自虐の思いせり 子を産まぬ女の寝息野を焼けり
野焼きの火炎（ほ）となる夜空欲しと思ふ まほろば 旧作
今日は１０度に戻り、ホッとしました。昨日は何とか７度まで上がる中を都心での業務に急ぎました。しかし、明日はまたヒトケタ温度とのこと。例年２月半ばの【春一番】が吹くまでは我慢するしかありません。まだ、金曜まではノンビリ出来ます。おそらく来週早々には春の強風が吹き荒れることでしょう。さて、今夜は本業の徹夜作業の傍ら【早春】の季題のいくつかにチャレンジしてみたいと思っています。・・・《続く》
コクーンタワー薄氷を秘めてをり（新宿西口） 生者死者声して薄氷踏み始む 平成が終る薄氷を踏むやうに 父母の軌跡薄氷を遠く見て 薄氷割る泥人形の手招きす 薄氷や生きても死んでも同じこと どこからが人間なのか薄氷 薄氷ランボーの日を消してゆく 音立てて街滅びゆく薄氷 薄氷の溶けてはみたが死に切れず 薄氷の最後のランナー走りだす 薄氷の最終章を孕みをり 薄氷の何処か異変の兆しあり 薄氷を少年の日に仕舞い込む 薄氷を誰も気づかぬ場所に置く
コーリャンタウン建国に背を向ける日 雪降らず折り目正しき建国日 天皇は再臨のキリスト建国日（日ユ同祖論） 建国記念日東京競馬代替日（２月９日雪のため順延） ナショナリズムの欠落建国の日の孤独 俳人は凡俗の極致建国日 青海ビール起源はドイツ建国日 建国記念日安倍晋三の死んだふり（改憲発議近し） 直近の神社は稲荷建国日（あくまで狐は眷属） 再生ゴミ建国の日に華やげり オール日本オール中国建国日 いまも続くバブルの傷痕建国日（第二の日本占領） 半ライスで十分建国記念の日 暴力も時には必要建国日 建国記念日九条だけは変えてくれ 人から神へ神から人へ建国祭 ヘルシーなキッズ・プレート建国日 建国記念日５時の終了ベルが鳴る
