まほろば俳句日記

毎日見たこと聞いたこと感じたことを俳句にします。JーPOP論にチャレンジ。その他評論・エッセー、学習ノート。競馬も。

うららけしコロナウイルスと出遭ふとき まほろば/新雑句雑感(65)~プロローグ7の始まり

2020-04-15 19:21:08 | 新雑句雑感

プリキュアのシナリオにある花の冷え(新世紀アニメ)

火を焚いて身を守るべし春の暮

朧夜の闇から闇へ人ながれ

うららけしコロナウイルスと出遭ふとき

月おぼろ我が心臓の音なのか

花時のこころはいつも病んでゐる

桜隠し心の白さいつからか

核シェルターぐらりと揺れて山笑ふ

笑ふ山一皮めくれば瓦礫山

紙雛ぺらりと闇の拡ごりぬ

          *

深く強くわたしは誰か栗の花

愛ある言葉途絶へて久し栗の花

世の終りまたもや頓挫栗の花

ゴルゴダの死の予兆あり栗の花

小さき者人恋ふ素振り栗の花

梅雨晴間神のやうなる人に会ふ

梅雨寒し挫折は生涯一度きり

 

 

 

 

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