月の雫海の吐息

月海です。うさうさと感じるままに、思うままに、
言の葉つづりしてます

春を告げる鳥

2016-02-05 13:11:00 | 想い月

ごきげんよう
冬土用が明けて春がやって参りました

節分会、暦の晦日行事を終えて、
「立春大吉」これは立春の日の早朝、
禅寺の門前に張り出される文字。
意味的には謹賀新年に近く、「新春」は、
天体の動きとして新たな年めぐりが始まります。
二月の和名には 梅見月・衣更着・木芽月など、
自然の移り変わりを感じる呼び名が目につきます。

銀座菊廼舎様 の 店先も桃の節句のお支度となりました。
「ひいなのまつり」 は
上巳の節句(最初の巳の日)とも言われ
【ひいな遊び】が原点とも言われます。
ひいな人形のお道具は、昔は女子教育の知育玩具でした。
女性のたしなみなどを
学ぶためのおもちゃで、現代のドールハウスのような玩具でした。
平安時代には【曲水の宴】と言われ、
疏水に流れる盃が自分の前に届くまでに詩歌を詠み、
盃の酒を飲み欲し次へと流し送る。後に別堂にて詩歌を披露する。
そんな春の楽しみ方がありました。

「桃の節句」桃は子宝を表す縁起物とされています。
桃の葉には薬効があり、厄を落す
意味合いもあります。昔は子供が育てにくい時代でもあり、
健やかに育ってほしい
という親の願いが表れています。

ひな人形を和紙で折り飾りました。
正面から見て左側に男雛、右側に女雛を飾ります。
これは関東飾りと言われます
大正天皇が即位の礼で、洋装の天皇陛下が西洋のスタイルで
皇后陛下の右に立たれた事から
この風習が広まったとされています。
日本の文化の中では
向かって右側(主側からみると左)が上位とされています。
上座の見分け方は時によって見分けにくいときがあります。
お客様を迎えるときは事前に
きちんと確認をしておくと安心ですね。

桃の花は 江戸折形「扇つつみ」にてつつみました。

バックの風景は友禅和紙の柄を貼り絵いたしました。
ひいな人形は桃や桜が咲くのを心待ちにしていることでしょう。

桜餅にはまだ 間があるので 
春告鳥餅(うぐいすもち)を手に入れました

春暖かい日も もうすぐそこへ来ているはず
どうぞ お風邪を召しませんように

お時間がございましたら
銀座コアビル 地下1階 菊廼舎様へお立ち寄りください。



Good day and Peace and Love











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