月の雫海の吐息

月海です。うさうさと感じるままに、思うままに、
言の葉つづりしてます

桜流水

2017-02-03 23:48:00 | 想い月

如月のお便り


「立春大吉」

「立春」の日の早朝、禅寺の門前に張り出される文字。
意味的には謹賀新年にあたります。

「春節」は、天体の動き(立春の直前の新月の日)
として新たな年めぐりが始まります。
冬土用が明けて春がやって参りました。
節分会、暦の晦日行事が終わり
立春を迎えて春のスタートとなります。



二月の和名には 
梅見月・衣更着・木芽月など、自然の命の移り変わりを
感じる呼び名が目につきます。



「ひいなのまつり」 

上巳の節句(最初の巳の日)と言われ
【ひいな遊び】が原点と言われます。

「ひいな人形」

人形とその道具は女子教育の知育玩具でした。
女性のたしなみ などを学ぶための玩具でした。
平安時代には【曲水の宴】と言われ、
疏水に流れる盃が自分の前に届くまでに
詩歌を詠み、盃の酒を飲み欲し次へ流し送る。
平安時代の宮中行事を再現する禊祓(みそぎはらえ)の神事です。


「桃の節句」

桃は子宝を表す縁起物とされています。
桃の葉には薬効があり、厄を落すという意味合いがあります。
昔は子供が育ちにくい時代もあり親の願いが表れています。



今回はひな人形を飾りました。
友禅和紙を使い、重ねて折り重ねてあります。
左側に男雛、右側に女雛を飾り、『関東飾り』にしてあります。

日本は古来、左は右より格が高いとされ、
お殿さまはお姫さまの左、つまり向かって右にになります。
京都飾りは、古来の慣わしに従って
男雛が向かって右側になっています。

現在一般的な『関東飾り』は、
向かって左に男雛になっています。

なぜ男性が左側になったのでしょうか。
それは大正天皇が関係しているとされています。
明治時代、西洋の流れを受けて国際儀礼で

「右が上位」の

考え方が取り入れられるようになりました。
大正天皇が即位の礼で、
洋装の天皇陛下が西洋のスタイルで
皇后陛下の右に立たれた事から
この風習が広まったとされています。

ひいな人形に桃の花を添えて
桃の節句を表現いたしました。

木の花つつみに鮑結びの応用を結び
花をつつんでもほどけないように
ご縁を結びました

店先には 早々と桜餅が並んでます
まだ さむい時期ですが
春の早どりに お時間がございましたら
ひいな飾りを観ながらお茶を一杯お楽しみに
お出かけくださいませ

銀座コアビル 地下1階
銀座 菊廼舎様にてご覧いただけます




春色に心揺れる季節、
寒さに油断せずご自愛の日々をお過ごしくださいませ。



Good day and peace and Love















いま できることを すこしづつ だれかのために



にほんブログ村 写真ブログ 心象風景写真へ
にほんブログ村


にほんブログ村 ポエムブログ 散文詩へ
にほんブログ村


ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする