猫の日暮らし

大阪南河内でTNR、保護、啓発活動をしています。
不幸な命をうみださない社会をめざして。

猫ボランティアの初心者講習を受けて

2015-07-03 07:39:11 | TNR活動とその他

6月28日に大阪ねこの会さんが行われた

初心者講習に行ってきました。

ねこ活動に向けて、保護や里親募集、地域猫、TNRなどなど

副代表さんの体験を交えて

分かりやすく、楽しくお話が聞け、とても勉強になりました。

 

衝撃的だったのは30匹くらいの現場のTNRをしたら

最終的に80匹くらいいたそうです。

目で見る2~3倍の猫が居るそうです。

おそろしや~

猫の繁殖力はすごいので早めにしないと

雌猫が妊娠してしまいます。

TNRをすると雌猫は妊娠している事が多いようです。

殺処分を減らすには、なにより生まれないようにする事が必要です。

猫の数が多ければ多い程

地域の被害が目立ち、苦情が多くなるのです。

猫を悪く思う人が多くなると、猫の住む環境が悪くなります。

虐待も起きるかもしれません。

 

「よく餌をあげるな!」というポスターを見ますが

それだけで問題が解決できるのでしょうか?

猫は、確かに違う餌場を探すようになるかもしれません。

でも違う場所でまた同じ問題が起きます。

それは自分たちさえよければそれでいいという考えです。

餌やりさんは、猫をかわいそうに思いほってはおけません

隠れて餌をあげるだけです。

問題はひとつも解決しません。

 

猫の問題が大きくなるとこじれて収拾がつかなくなるので

できるだけ早めにTNRをして

猫の数が増えないようにして

トラブルを減らす事が大事だそうです。

あとは適切な餌やりをして、その後の管理して行く事も必要です。

 

そしてTNRは一度に捕獲して、短期間に終了させるのが理想だそうです。

そうなると1人や2人のボランティアでは難しいですね。

十三のTNRはたくさんのボランティアが集まり

200匹のTNRがなされたそうです。

すごいですね!すばらしいです!!

 

地域と動物が共生できるよう、殺処分ゼロを目指し

犬や猫を無料で手術するどうぶつ基金というものがあるそうです。

行政枠と個人枠があり、申請して審査に通ると無料で協力動物病院で

不妊手術するチケットがいただけるそうです。

こうした手術費用はおもに寄付でまかなわれています。

 

そのあとの質疑応答では、家の近所の地域住民のえさやりの反対

病気のある猫ちゃんの保護、なかなか捕まらない猫、迷惑な餌やり

公園でのTNRなど各々の悩みにみなさん知恵をお貸しくださいました。

やはり地域に理解されないことの問題が多いようです。

相手の言い分を聞き、こちらの言い分も言わないといけません。

言われそうな事をシュミレーションしておくといいそうです。

経験を積むと強くなれ、どんどん話もできるようになるらしいです。

これも猫ちゃんを守るためです! 

 

私たちも質問をしてみました。

「公園で捕獲器を置く時やTNRをするのに

公園での許可を取る必要があるのか、、、」

許可がなくてもできるが、耳に入れておくといい

相談してうまくいけば、地域、行政も

取り組んでもらえるのではないかということでした。

こういうお金は地域で出してもらうのが一番なのですから、、、

確かに地域にこういう考えに賛同してくれる人はいそうです。

ただみなさん、興味、関心をもつきっかけがないんですね。

啓蒙活動が必要です。

 

なかなか行政が動いてくれるようには思えないのですが

何も言わなければ何も変わりませんよね。

相手も人間なので、怖がらず、一歩踏み込んでということでした。

大きな声で怒る怖いおばさん、聞く耳を持たないおじさんなんかに

話をするよりは市役所の人の方が話はきいてくれそうですよね。

どうぶつ基金の行政枠でたくさんのチケットがいただけるかもしれません。

 

 

地域猫の普及も猫ボランティアの仕事の1つなんですよね。

なかなか初心者で交渉事が苦手な私たちには

ハードルが高いことなのですが

こういうこともやはり必要となってきそうです。

何事も「猫ちゃんのため」なのですね!

 

 

とても有意義な時間をありがとうございました。

今後の活動に役立てて行きたいと思います。 

長々と書きましたが、こうやって文章にすると、自分の考えがまとまり

覚え書きにもなるので書かせていただきました。 

 

コメント
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