猫の日暮らし

大阪南河内でTNR、保護、啓発活動をしています。
不幸な命をうみださない社会をめざして。

猫ボランティア 私たちにできる事は何か

2015-07-04 22:03:55 | TNR活動とその他

猫ボランティアになるにはどうすればいいのでしょう。

ほんとはどこかの団体に登録をして、お手伝いをしながら

先輩ボランティアさんに学んでいくのがいいのかもしれません。

ですが、このへんにボランティア団体はなく
 
個人でされている方の居場所も分かりません。
 
私たちは、学んで行く時間もなく、実践あるのみです。
 
昨年から子猫の保護活動をはじめましたが、ワクチンや検査
 
不妊手術などの医療費がかかります。

今までは、子猫が幸せになればそれでいいと個人なので

自費でまかなっていたのですが

子猫の数が増えると、自費ではなかなかの出費になります。

一匹にワクチン2回分、検査代で1万円弱必要になるとして、、、、

今の現場には10匹の子猫がいます。

たくさん救うには、やはりお金が必要です。

 

猫ボランティアになれば、里親さんにも負担して

いただけるのではと調べて見ました。

ペットのおうち によると

保護活動者とは(非法人の団体および個人)

1、実際に動物の保護活動をしていること

2、ペットログ、ホームページ、ブログなどで

  継続的な活動内容を更新していること

3、生体販売関係者でないこと

これでしたらクリアできそうです。

 

猫ボランティア活動にもいろいろあります。

餌やり、TNR活動、病気の猫や子猫の保護、一時預かり

ミルクボランティア、里親募集、地域への働きかけなどなど

ボランティア団体さんになれば分業制になっているようです。

 

私たちができる事はなにかずっと考えてきました。

毎日同じ時間に行かないといけない餌やりはできません。

餌やりは大変だろうなといつも思っています。

餌をやると猫が毎日待つようになります。

一回あげてしまうと、もう情がわいてきます。

猫も顔を見ただけで寄ってくるようになります。

毎日行かないといけないんです。

人が多ければ当番制にしてもいいですが、、、

雨の日も雪の日も、風の日も猫は待っています。

盆も正月もないのです。

餌やりさんは、旅行も外食もないっていってました。

 

猫の保護活動は家はこれ以上猫が飼えないマンション住まい

なので、自宅での保護は難しい、、、

緊急一時的な保護のみ、仕事場のスペースを使ったり

人慣れしてから、自宅に連れ帰ったりしてやっています。

安全性を考えたら、本来ならするべきではないと思います。

 

 

しかしTNR活動なら猫の保護をする事もないですし

自分の時間の空いたときにできます。

車もあるので、すこし遠方の病院へもいけます。

1匹5000円の手術代がかかりますが

すこしづつならだせそうです。

私たちのできる活動は、TNR活動なのかなと思います。

 

ボランティア活動には家族の理解が必要です。

家の事や、仕事などをおろそかにしてはいけないでしょう。

出来るだけ周囲の人に迷惑をかけないようにしなくては、、、

うちの家人は、積極的にかかわることは無いものの

頼めば協力してくれます。

子猫はかわいがってくれ、遊び道具も作ってくれます。

でも「きりがない」と思っているようです。

それもそうでしょう。

私達もなぜこんなにお外の猫が気になるのでしょう。

放っておければ楽なのに、、、

 

そのとある公園でえさ場の猫が川に落ち、岸のコンクリートで

固めたところにいました。

猫は1歳未満で人慣れしていない痩せた子です。

濡れたところを毛繕いしていました。

通りかかると公園に遊びに来ていた人たちが、川に集まっていました。

その中で、まだ10代であろう少年たちグループが警察に電話して

消防署を呼んでくれていたのです。

その飼い主のいない猫の為に救出活動がはじまりました。

消防署員は、「緊急事態があれば撤退します

助けられるかは分からない」といって

念入りに準備をして、川の下へ降りてくれました。

人が来たので猫は木を伝って上の方へ逃げました。

そして消防署員は「捕まえられないのでこれで打ち切ります。」

と言いにきました。

私たちは、「下に降りただけなのにもうちょっとがんばってほしい」

と伝え、「木をきるとかはしごで登るとかできないのか」と聞くと

「緊急事態があるかもしれない」とか「自分たちで判断するから」と

帰ろうとしていましたが、猫は自力で上へ上がったようでした。

みんなでよかったよかったと喜び合いました。

消防署員さんにお礼をいいました。

野良猫だと市民のみんなから疎まれていると思っていたので

地域の人にこうやって守られているんだとうれしく思いました。

若い人の方がこういう時行動できるようです。

大人は見てみぬふりができてしまうんですよね。

困ってる人(猫でも)を見たら助けてあげたいと思うのは

普通の人間の心情だと思います。

 

猫は本来、外で暮らすべき動物ではないと思います。

外は危険がいっぱい、子育てはもっと大変

ほとんどの子猫が命を落とします。

今殺処分されている10万匹の猫のうち、7割が子猫です。

かわいそうな猫を減らす為には

避妊、去勢手術をして子猫を生ませない。

すこし勉強させてもらって分かった事です。 

 

適正飼育をしてほしいのですが、捨て猫はなくならないだろうし

外猫がまったくいなくなることはまだ難しいでしょう。

せめて外猫にTNRをして、適切な管理をして

地域の人に地域の猫として優しい目で

みてもらえるようになったらいいなと思います。

 

どこまでできるか分からないけど

できることをすこしづつがんばります。

そしてボランティアの輪が広がって行く事を望んでいます。

コメント
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