獅子風蓮のつぶやきブログ

日記風に、日々感じたこと、思ったことを不定期につぶやいていきます。

興味深い記事:統一教会と「赤報隊事件」の意外な関係 その2

2023-05-02 01:31:42 | 統一教会

だいぶ前ですが、d-マガジンで興味深い記事を読みました。


週刊SPA!2023年3月14日号

ジャーナリスト・有田芳生が語る 
統一教会と「赤報隊事件」の意外な関係
__安倍元総理銃撃で昭和の未解決事件が再び動き出す!

(つづきです)

 

非公然の軍事部隊を
統一教会は持っていた?

事件への関与が取り沙汰されると、統一教会は関与を全面否定し、「ひどい濡れ衣だ」と談話を発表した。ところが、この脅迫状を起点に教団への公安警察の捜査が始まる。
「警察は『統一協会重点対象一覧表』を作成し、52人の信者をリストアップしていた。僕が入手したこのリストには、驚くことに『勝共非合法軍事部隊』『統一教会軍事部隊』として信者の名が記され、元自衛隊員の信者に実射訓練を受けていた。また、広域指定116号事件(赤報隊事件)特別取材班のキャップを務めた元朝日新聞記者の樋田毅氏によれば、捜査当局の『重点対象一覧表』の上から2番目にリストアップされている信者は、元自衛隊員だった」
樋田氏の著書『記者襲撃 赤報隊事件30年目の真実』(岩波書店)によれば、陸上自衛隊市ヶ谷第32連隊を除隊後、右翼団体・大日本誠流社を経て、統一教会の非公然軍事部隊のメンバーとなっていたこの人物に、兵庫県警も重大な関心を寄せていた。'87年、右翼団体に所属し、東京・新橋で街宣活動をしていたこの人物に樋田氏が取材を試みると、ひと言も発さずに雑踏のなかに走り去ったという。警察も行方を追うが足取りは掴めず、その後、僧籍を得たこの人物は、'90年に奈良県の小さな寺で一酸化炭素中毒で死んでいた。

教祖・文鮮明は説教で
朝日新聞に攻撃命令?

「兵庫県警幹部は、この元自衛隊員の信者が『赤報隊事件に関わっていた可能性はある』と話したが、本格的な事情聴取はできておらず、事件と繋がる証拠は得られなかった。赤報隊事件は、右翼や新右翼か、あるいは統一教会による犯行なのかはわからない……。ただ、警察の捜査の手が教団に伸びていたのは事実です」
だが、赤報隊事件の前後、統一教会の文鮮明教祖は説教のなかで驚くべき発言をしていたという。
「事件の半月前の'87年4月18日、文氏は韓国の漢南洞公館で、朝日新聞の教団追及記事に怒り、『ぐずぐずしていたらやられてしまうのです』と話したという。さらに、赤報隊事件後の5月30日、秘密裡に教団幹部を呼びよせ、韓国のリトルエンジェルス芸術会館で『私が命令するだけで彼ら(編註・日本の信者)はどんなことでもやる』『朝日新聞と読売新聞を攻撃するように言いました』と命令を出したことを認めている。文氏自らが言ったように、狂信的な信者のなかには、教祖が命令すれば凶行に走る者がいたとしてもおかしくはない」
今回、国会で取り上げられた赤報隊事件への関与などについて、世界平和統一家庭連合(旧統一協会)に質問書を送ると「当法人の関与はございません」との返答だった。一方、有田氏は記事の冒頭で触れた国会質問をこう受け止める。
「宮本議員は、統一教会が事件に関与していた可能性を国会で質問することで、教団の本質を国民に知らしめようとしていたのでしょう。昨年、安倍元首相が銃撃されて以降、教団について盛んに報じられるようになり、現在も2世信者の問題や教団に対する解散命令の見通しが報道されています。だが、これらは教団の断面の一つにすぎず、本質はまったく報道されていない。実は、昨年8月に日本テレビの情報番組『スッキリ』で、『霊感商法をやってきた反社会的集団だと警察庁も認めている』と発言したら、教団から名誉毀損で訴えられました。するとテレビのオファーは一切なくなり、大手メディアで発言する機会を奪われてしまった……。教団の本質を発信する場を探していたところ、漫画家の小林よしのりさんと、統一教会をテーマにした共著を出さないかと声がかかったのです。本では統一教会の核心を惜しみなく話しています」
赤報隊事件と統一教会を結ぶ点と線は繋がるのか。

 

【コラム】
樋田毅氏

元朝日新聞記者が見た
教団内「特殊部隊」の実像

朝日新聞阪神支局襲撃事件では、重傷を負った記者の証言から銃の扱いに慣れた犯人像が浮かび上がる。
統一教会は教団系の銃器メーカーも抱えているが、教団内部に「特殊部隊」が存在すると見るジャーナリストがいる。元朝日新聞大阪社会部記者で、襲撃事件では特別取材班のキャップを務め、『記者襲撃 赤報隊事件30年目の真実』(岩波書店)』の著書もある樋田毅氏は、56歳で朝日を去った今も取材を続ける一人だ。
「私が会ったかつて特殊部隊に属していた元信者は、部隊に入る際に教会員の登録を抹消し、偽名で行動していたといいます。共産主義勢力と戦うために情報収集を行い、敵対する個人・団体にスパイ活動を仕掛ける。なかには、焼き芋屋に扮してリヤカーを引きながら偵察・監視任務を行っていた者もいました」
当然、隊員たちは射撃訓練も受けていたという……。
「警察は事件が起きた当初、『これは右翼の犯行だからすぐに解決します』と自信を見せていました。だが、結局犯人には辿りつけなかった。仮に統一教会が関与していたとしても、末端の“跳ねっ返り”が暴発的に事件を起こしたら、教団も把握できないし、警察の手も届かないと思います」
樋田氏が韓国にある教会本部の元幹部に取材した際、「特殊部隊はあるが、ごく少数の幹部しか実態を把握してない」と話したという。指揮系統から外れたローンウルフは今もどこかにいるのだろうか。

 


解説
赤報隊事件の前後、統一教会の文鮮明教祖は説教のなかで驚くべき発言をしていたという。
「事件の半月前の'87年4月18日、文氏は韓国の漢南洞公館で、朝日新聞の教団追及記事に怒り、『ぐずぐずしていたらやられてしまうのです』と話したという。さらに、赤報隊事件後の5月30日、秘密裡に教団幹部を呼びよせ……『私が命令するだけで彼ら(編註・日本の信者)はどんなことでもやる』『朝日新聞と読売新聞を攻撃するように言いました』と命令を出したことを認めている。文氏自らが言ったように、狂信的な信者のなかには、教祖が命令すれば凶行に走る者がいたとしてもおかしくはない」

赤報隊事件に関して、文鮮明教祖の指示で信徒が犯した犯行である可能性は極めて高いといえます。

さて、東村山市議転落事件が、朝木氏の遺族の言うように仮に「他殺事件」だとすると、殺害もしくは脅迫の指示を出したのは教団のトップだとたどりつけるでしょうか。


獅子風蓮



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