
これまで、karagura56さんのブログ「浅きを去って深きにつく」から、友岡さんの言葉を拾ってきました。
同じブログには、友岡さんの著書の紹介も残っています。
「浅きを去って深きにつく」karagura56さんのブログ
深刻なる楽観主義者 (1)(December 27, 2008)
深刻なる楽観主義者
「認識においては悲観主義、意志においては楽観主義」
事態を深刻に憂慮する人は、自分がいまやらねばと考えます。そして、率先して行動するのです。このような「深刻なる楽観主義者」ゴータマ・ブッダの実像をできるだけ正確に描くことも、この本の目的です。
認識においての楽観主義者は、事態を甘く見たり、他人をあてにしたりして「別に自分がしなくてもいいだろう。誰かがやってくれるだろう」「別に今しなくてもいいだろう。いつかやればいいだろう」と、たかをくぐります。こういう人は、実際の行動場面では、むしろ消極的、悲観的で、「いざ行動」という段になると、不安でいっぱいです。
いい意味の楽観主義者は、認識においては悲観主義者です。事態を真剣に考えます。時には、「深刻」に考える場合もあるかもしれません。様々な事態を想定しながら、行動を開始し「大丈夫、いつか必ず成功する。だから今は大変だけれどがんばろう」と、行動を続けるのです。ブッダは、現状認識を曇らせる甘い幻想を排除します。私たちと幻想との蜜月関係は存在しません。幻想の破壊者としてのゴータマ・ブッダにできるだけ迫りたいというのも、この本の目的です。「幻想」を破壊し、「希望」を与えるブッダです。
『ブッダは語る ブッダは歩む』(友岡雅弥著/第三文明社)
【解説】
「認識においては悲観主義、意志においては楽観主義」
いいですね。
私も座右の銘にしたいと思います。
獅子風蓮