白うさばらし

日々の出来事、陶芸制作のご紹介や展示のご案内。
つくる、たべる、みる、あそぶ、うさばらし。

最期のお別れ

2015-08-22 00:56:51 | 日記
ゆうべは眠れなかった。

源は茶色のふわふわの毛並みで、耳はビロードのように柔らかくいつまでも触っていたい。

でも、痩せた筋肉は少しずつ硬くなってくる。

板氷でお腹を冷やす。

老衰とはいえ、どこかは痛みも辛さもあったかもしれない。

もう、おわり。

朝、最期のお別れをしてきた。

そんなに、犬用おやつもあげなかったけど、朝晩二食のいつものエサをバクバク食べていた。

初めて、テーブルに上がってつまみ食いをしたのは、ポテトサラダ。
それから、いっさい人間の物はやらない。

かみぐせもあったけど、鼻をたたいてやめさせた。
家族以外は、慣れず、強い番犬だった。

近所では、源ちゃんが来た! と、一目おかれる強犬だった。

でも、女性の匂いが好きで若いお姉さんには近寄った。

お盆に子ども達が帰るのを待ってて、旅立った。

いつもいっしょだよ…絵本の心の中にずっと元気な姿で住み続けてくれてる。



そんな、悲しいモードにヘコんでもいられず…
カワイイYUKOさんとシロクマ展を観に行く。

シロクマは四つ脚歩行だけど、立つとかわいくみえる。水に入ると、白い毛並みがファルコンのように空を飛んでるようだった。旭山動物園でホッキョクグマを初めてガラス越しに見た時、目の前をシャガールの馬のように横切った。


近美の夢見るフランス人形、じゃなくフランス絵画を観に行く。
ユトリロの風景に人がいた。
ヴラマンクちょっと再発見!
モディリアーニ目がある、ない。
デュフィいかにもParis。
モネ、シャガールフランスにいてよかったね!

カエルヤさんでモネのプリンをしみじみ味わう。
ラムレーズンの浮かぶモネの睡蓮の池…

フランスは、雲が薄くて空の色がとてもキレイだった。
うまく描けなかったけど、心に染めて残してある。

楽しい思い出や感動は、心の中にたくさんあるから、悲しくても自分は前を向いて生きていくしかない。 先に逝った家族のためにも…源も家族だったからね。
コメント
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