
third molars 所謂「親知らず」であるが、私の場合、上下全てが内側に向かって寝転んで生えていて、歯医者でレントゲンを撮ると、いつも医者が「おっ」とか「あっ」とかおっしゃる。わたくしは、乳歯の時に一本欠如していた上に、24才ぐらいに時に、上の前歯の奥に臼歯が発見されたりと、もはや新人類ではないかと思われるのであるが、昨年その親知らずに問題がでて抜くことになり、今日二本目が抜かれていった。
人間、体の一部が欠損すると、なんだか悲しくなるものである。わたくしなぞ、髪の毛を切った後などにも悲哀を感じるくらいだ。
帰宅してから、ふとんのなかで「あれよ星屑」というマンガを読んで、麻酔が覚めるのを待っていた。
山田氏のマンガは、西原理恵子の『できるかなV3』で目撃したことがあったがちゃんと読むのは初めてである。これはすばらしい漫画じゃないかい?
私の歯の世界はちょっとおかしいから、また親知らずも生えてくるのではなかろうか。