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★さちゅりこん――渡邊史郎と縦塗横抹

世界が矛盾的自己同一的形成として、現在において過去と未来とが一となるという時、我々は反省的である。(西田幾多郎)

和霊神社を訪ねる(香川の神社43)

2017-09-14 23:41:16 | 神社仏閣

坂出で仕事のあと、和霊神社を訪ねました。

和霊神社というのは、所謂「和霊騒動」でできあがったものである。祀られている山家公頼というのは、伊達秀宗が宇和島藩にやってきたときに一緒に来た奉行であった。宇和島藩はひどく貧乏で、仙台藩から借金をした。その返済とかいろいろなことで侍大将の桜田元親の一族が彼を恨み、なんと屋敷に襲撃をかけて公頼だけでなく子どもたちまで殺してしまった事件が起こる。で、元親はそのあと神社の梁の下敷きになって死んだ。襲撃した一味も雷に遭ったり海で死んだり、秀宗の子どもたちも早世したり、大地震飢饉などがおこったりと――もう祟りとしかおもえん、というわけでつくったのが和霊神社である。

空襲で宇和島の和霊神社は焼けてしまったらしいが、戦後復活したらしい。

この神社も、宇和島にあるものの分社かな?四国には沢山あるらしいですね……



分祀すると、恨みまでばらまかれてしまうみたいな気がするんだけど大丈夫なのだろうか?