
夕焼け。
夜9時のニュースで、川端康成の婚約者の初代さん――「非常」の理由とかで川端を捨てた人――宛ての未投函のラブレター発見のニュースを伝えてた。声優なんかを使って朗読させたりして、恥知らずな紹介の仕方であった。何が、川端の原点だか、文学が婚約破棄ぐらいでかけるかよ。「伊豆の踊子」をよく読んでみろよ……。http://www.youtube.com/watch?v=UXlQ1_9Ypwo当然、ラブレターからこの映画の説明も可能なんだよな、原点なんだから。だいたい、川端に関しては、少し前までは、腫れ物に触る感じであったはずであるが、そんな恐れもなくなったのか、今のメディアは……。オボちゃんもニセ楽聖も泣き乱し議員も川端の失恋もどこぞの殺人事件も、たいしたニュースじゃねえよ。あと、現場からお伝えしますのアナウンサーの動作と手の動きが不愉快。
ブラジル1-7ドイツ。
ドイツは、ベトベンとかギョヘテとかナチスとか、世界に冠たるものがあるんだから、負けたれよ……ブラジルにはなんかあったぞ、誇りが。……そうだ、サッカーですよ。
台風や地震が危険なのは分かるが、なんか空襲警報みたいな感じの対応になってきてないか?最近。ただ、生き延びりゃいいというもんでもなかろうに。日本人を守りたいなら、まず古典文学の勉強してから、武器をとるのだ。日本人の魂を忘れてるくせして、誇りじゃゆうてもしょうがなかろうに。
最近、学会でもそうであったのでびっくりしたのだが……、相手が質問している途中で「ソウデスネーソウデスネー」といらぬ言葉を挟んだり、バレバレの詭弁を弄したりと、「謝ったら負け」と思っている小学生並みのコミュニケーションが流行っている。汚らしいとしか云いようがない。質問者は「お前は間違っている。ひいては人としてもダメだ」と言っており、実際そうかもしれないのに、質問に答えずに「ありがとうございました」と返すとは何事であるか。糞ディスカッションばかりやってるから、真偽が問題になる場面で、間違った意見が駆逐されないで、寧ろ、そういう意見、いや人がケアされて生き延びてしまうのである。……という具合に、卑怯者たちのせいで、かえって、意見ではなく「人間」に対する恨みが卑怯者の周りの人間に累積してゆくのである。これは危険である。しまいには卑怯者の方が自分の思っている以上に被害を被り……