鑿壁偸光 漢字検定一級抔

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準1級~5級の四字熟語は学習しなくても合格点は取れる

2008年09月15日 | 三点セット2 漢検四字熟語辞典

1, 1級配当の出題率

 よいち様のサイトに、6-1~19-3までの四字熟語の問題が分析されています。これに拠りますと、14-2以前は、「四字熟語」の1級配当の出題が8割を切っていることも屡々ありますが、問題傾向が変わった14-3から19-3までは、孰れも1級配当の出題が8割以上です。14-3以降1級配当の出題率は、8割が2回、9割が5回、10割(全部)が9回です。20-1も10割でした。

 つまり、14-3~20-1の17回の内、10回は、1級配当だけから出題されました。また、17回(170問)の内、1級配当の出題数は、161問ですから、1級四字熟語の平均出題率は、94、7%になります。殆どが、1級配当の出題です。

 従って、1級配当以外、即ち、準1級~5級の四字熟語は、学習しなくても合格できると思います。拙ブログを開設した平成18年度の3回は、いずれも全て1級配当でしたので、私も当初からそう書いてきました。

2, 準1級~5級は学習困難

 ところが、19年度は、

第1回 断章取義(5級)
第2回 斗折蛇行(2級) 
第3回 金声玉振(4級)

 と立て続けに、常用漢字だけで構成される四字熟語が出題されました。私も慌てて「四字熟語」の準1級~5級配当のものを読みましたが、太刀打ちできませんでした。

 「四字熟語」には約4000語の見出し語があり、この内、準1級~5級で3000語弱あります。知らないものも一杯あり、読んだくらいでは定着しません。あおむし様のように書き出しをして憶えるしかないのでしょうが、気が遠くなります。

3、 1級優先、準1級~5級は無視

 私は、20-1の せいせつ(井渫)不食が出来ませんでしたので、まだ、1級の四字熟語も覚えていないのが沢山あります。1級配当の四字熟語を優先し、準1級~5級は、「三点セット」から除外することにします。3000語弱無視できることになります。

 準1級~5級の四字熟語について、過去問に出たものだけは学習する方法もあるでしょうが、出題可能性は低いのですから、これも当面除外してしまいまししょう。また、載舟覆舟(3級)から解けるとしていた19-1の覆舟も除外することになります。

 そうすると、狭義の三点セットで取れる点数は、19-2~19-3は各2点、19-1は4点下がります。関連記事を訂正します。

 でも、一部除外したとはいえ、1級配当の四字熟語だけでも潰すのは大変ですね。20-1のように過去問だけで何とかなるといいですが、毎回、そういうこともないでしょうから・・・。



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