鍛金作家、宇賀神米蔵さん(1936~2004)の作品「鍛銅の器 樹」
(Vessel of forged copper、“Tree”、銅・銀、1996年)。
この作品、器とあるとおり水差しなのだろうか、本体は丸味を
帯び、柄は角ばった四角で対照的。実際に実用的でないかも知れ
ないが、この作品が部屋に置いてあるだけで“調和”の雰囲気が
溢れ出す。

全体的なフォルムも良い中で、本体が金属でありながら、注ぎ
口のところが竹の節が表現されており、和風を感じてしまう。
(MOMAT:千代田区北の丸公園3-1)