「わたつみの豊幡雲に入日さし 今夜の月夜清明こそ」
万葉集に収められた天智天皇の歌である。
次の作品は、中村岳陵さん(1890~1969)の「豊幡雲」(紙本彩
色・1936年)。描かれているのは夕空に浮かぶ茜雲で、歌意を汲
んで描かれている。ここには日本古来の美意識と崇拝の心が現れて
いる。
天智天皇を祭神とする近江神宮創建(大津市)が決まるのは、この
絵が完成してから2年後のことである。
(千代田区北の丸公園3-1)
万葉集に収められた天智天皇の歌である。
次の作品は、中村岳陵さん(1890~1969)の「豊幡雲」(紙本彩
色・1936年)。描かれているのは夕空に浮かぶ茜雲で、歌意を汲
んで描かれている。ここには日本古来の美意識と崇拝の心が現れて
いる。
天智天皇を祭神とする近江神宮創建(大津市)が決まるのは、この
絵が完成してから2年後のことである。
(千代田区北の丸公園3-1)