塩哲の空即是色

日々の徒然日記

ミュージアム巡り 旗本御家人 恩賜例

2014-02-06 05:43:20 | ミュージアム巡り_2014
 「恩賜例」は、元禄13年(1700)から嘉永4年(1851)までの各種
「御褒美」が下された例を記録したもので、先ほどの「薩摩姥」
のほか、「安野姥」「よつ」「きん」「三崎姥」といった産婆が
記されている。

 中でも、薩摩姥は八代将軍・徳川吉宗がまだ紀伊国和歌山藩主
だった時、長男の長福(のちの9代将軍家重)や次男の小次郎(のち
の田安宗武)を取り上げている。薩摩姥は幕末になっても大奥に
出向き分娩の世話をしたといわれており、歴代の薩摩姥が徳川家
の御用を務めていたことになる。

 そして、分娩時の報酬はというと、正月や寒中、歳暮など折々
に祝儀を貰っていたそうで、暮らし向きは裕福だったようだ。
 展示資料は全104冊あり、紅葉山文庫旧蔵。
 江戸時代の大奥女中の役職とその一覧が出ていた。
(NAJ 千代田区北の丸公園3-2)


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