次の書は、元弘3年(1333)8月12日に発せられた後醍醐天皇の
綸旨で、「朽木家古文書」と呼ばれている。
綸旨とは蔵人が天皇の意向を奉じて作成した文書のこと。慣例と
して宿紙(漉き返しの再生紙)を用いるため、全体が薄墨色である。
文書の内容は、佐々木時経に対し、近江国・朽木荘の地頭職を与
えるというもの。これにより佐々木家は朽木荘を支配したことから
朽木姓を名乗る。
「朽木家古文書」は、江戸時代に旗本となった朽木家に伝えられ
た古文書の総称で、全部で1.060余通の文書からなり、中には織田
信長の朱印状もある。
1888年に内閣記録局が朽木家から購入し、1989年に国の重要文
化財に指定。
国立公文書館(千代田区北の丸公園3-2)
綸旨で、「朽木家古文書」と呼ばれている。
綸旨とは蔵人が天皇の意向を奉じて作成した文書のこと。慣例と
して宿紙(漉き返しの再生紙)を用いるため、全体が薄墨色である。
文書の内容は、佐々木時経に対し、近江国・朽木荘の地頭職を与
えるというもの。これにより佐々木家は朽木荘を支配したことから
朽木姓を名乗る。
「朽木家古文書」は、江戸時代に旗本となった朽木家に伝えられ
た古文書の総称で、全部で1.060余通の文書からなり、中には織田
信長の朱印状もある。
1888年に内閣記録局が朽木家から購入し、1989年に国の重要文
化財に指定。
国立公文書館(千代田区北の丸公園3-2)