塩哲の空即是色

日々の徒然日記

ミュージアム巡り MOMAT 蒔絵彩切貝短用箱・尾瀬の朝

2013-01-16 05:59:23 | ミュージアム巡り_2013
 続いての作品は佐々木英さん(1934~84)の「蒔絵彩切貝短用箱
・尾瀬の朝」(Box of Tanzaku“Morning In OZE”maki-e、colored
shell intay、1982)。
 佐々木さんは秋田の出身で、螺鈿細工の技法を独自に切り開き
「彩切貝」という技を生みだして、漆のもつ美をさらに豊に表現
されている。
 この彩切貝とは、0.08mmという薄い貝片の裏側に金銀箔を貼
り、それをさらに細かく切り分けて木地に押していく技法。この
彩切貝という名称は、佐々木さん自身が名付け親。
 この作品を眺めていると、貝や金の輝きが朝日にきらめく尾瀬
湿原の風景を再現しているようだ。これも凄い。
(MOMAT:千代田区北の丸公園1-1)


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