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haruru*

娘とのまいにちの記録日記

Duomo di Siena シエナ大聖堂

2013-11-23 08:00:00 | 2013イタリア

さて、翌日。シエナでの心残りはDoumo(大聖堂)の中を見ていないこと。
ぜひ、見ておきたい。



Doumoの周りには洗礼堂や図書館など見所があり、共通券もあるけど
11月から2月まで、Cattedraleだけの入場は無料と『歩き方』にあったので
チケットを買わずに並んでたら、なぜか周りの人はみんなチケットを持ってる。
不思議顔の私達に、隣のお姉さんが「オフィスでフリーチケットをもらうのよ」と教えてくれた。
どうやら、無料でも入場者数のカウントのためか、Biglietteria(切符売り場)で
only Cattedrale freeというチケットをもらう必要があるらしい。
親切なお姉さんのおかげで無事入場。



中はギラギラとした感じのゴシック建築。豪華絢爛~。
黒とグレーの大理石と金色の組み合わせが力強いイメージ。



ドームの内側。キラキラ☆



聖母伝のステンドグラスも存在感ばっちり。



出口のドアもひとつひとつが重厚な装飾。





シエナ誕生の伝説の由来となった狼と双子の像。
シエナのあちらこちらで見られます。


* * *


ところで今回非常に助かったのが、このscala mobile(エスカレーター)。
トスカーナの他の町と同じく、シエナも丘の上の城壁に囲まれた町です。
でも国鉄の駅は丘の下にあるため、そんなに離れていないのに
町中からはかなり遠回りしてバスを乗り継いで行くしかなかったんだけど、
城壁を出たところに、急勾配を直線的につなぐエスカレーターが出来てました!!
旧市街から駅に行く方、ぜひ使ってみてください。もちろんその逆も。
10基ほどのエスカレーターを乗り継いで、300m程ぐんぐん降りていきます。
途中、駅前の大型ショッピングモールの中を通って、駅のホームがゴール。
これを使えばグラムシ広場から国鉄の駅まで、歩いて25分ほどで行かれます。

さて、明日はオルチャ渓谷へ。

蒸気機関車と白トリュフ

2013-11-22 08:00:00 | 2013イタリア

この日は日本から予約していたTreno Naturaに。
Treno Natura(自然列車の旅)とは、廃線に蒸気機関車を走らせ、
田舎町で、生ハム・ポルチーニ・栗・トリュフなど
収穫祭に参加する期間限定のイベント。
白トリュフ市が日程に合ったので、現地の旅行会社にメールで予約。



銀行振り込みの口座案内がきたけど、外国への振り込み手数料は高いので
現地で現金払いにしてもらうようメールしておいた。



ホームには既に蒸気機関車が停まっており、バンド演奏もあって賑やか。
自分たちの席番号がどこにあるか分からず、汽車の前をうろうろしてたら
ボランティアのお婆ちゃんが親切に教えてくれた。
定刻より20分遅れで9:20出発~。



蒸気機関車に乗れるということで、子供連れのファミリーが多かった。
クルンクルンの髪のかわいい女の子が、「Bonjourボンジュール」って
フランス語で話しかけてきた(=ω=。)



途中バンドおじさん達が来て打楽器を配り、同じ客車のみんなで
演奏して盛り上がる。音楽には言葉は要らないねw 娘も楽しそう。
トンネルに入ると真っ暗。電気はつけず昔の雰囲気を味わう演出。
数十分おきに真っ暗!でも子どもたちはキャーとか言って結構楽しんでいたw



Monte Anticoの町で方向転換、水の補給をしているところ。



降りて写真撮影タイムです。





* * * 


2時間半ほどして、サン・ジョバンニ・ダッソの町に到着。
白トリュフ市のため、いろいろな露店が出ている。
蜂蜜やチーズ、焼き栗、焼き豚のスライスのホットサンドを売る店も。
でも私たちはランチも頼んでたので、雨の中ここからさらにバスで移動。



着いた農家兼レストランには、大きな円卓が幾つか用意されていた。
席は決まっていないみたいなので、適当に座る。
総勢60人ほどの中、東洋人は私達だけ。しかも上手くしゃべれないし。
・・・浮いてる?(´-`)?



まずは定番アンティパストのミックス。
生ハム・サラミ・ペコリーノチーズ・カナッペ各種。
手前の白っぽいのが白トリュフペーストみたい。
自家製ワインも生ハムもおいしくて、テンションup↑。
場違いとか気にしなーい(*^▽^*) yeah!
白トリュフの味は・・・余り覚えていない(。-_-)



雨だったので写真が暗いけど、これは・・多分ポルチーニ茸のリゾット。
今が旬だからね。



子ども用にはトマトソースのタリアテッレとかシンプルなもの。
前菜とこれを食べたら娘はもう飽きて、子どもが集まってる方へ。
バンドおじさんがまた演奏してくれてたんで、それに合わせて踊ったり。
イタリアでも子ども達は長い食事の間座っていられず、奥で遊んでた。
どこの国も一緒だねw



結局、前菜の他、パスタ2種、ローストポーク、付け合せ、パンナコッタ
ワイン・水 飲み放題で1人前32ユーロ。日本人には多すぎるね。
(実は私には白トリュフの香りもよく分からなかった(=ω=。))


さて、食事を始めたころ隣の席のお兄さんが話しかけてきて
(多分、こういう場のマナーとして)
旅の事やシエナのパリオのことを話したけど、5分くらいで限界…。
それでも優しく対応してくれ、帰りは手も振ってくれて
紳士なお兄さんだった(*^-^) ・・・もっと英会話勉強しよう(汗)



予想外にイタリア式のんびりランチで、あっという間に帰りの汽車の時間。
サン・ジョバンニ・ダッソの町で買い物する時間はなかった(゜Д゜;)
露店で味見しながら、少しずつ買い食いの方がよかったかも。
でも、貴重な経験が出来たことに満足。



さて、シエナの駅に着いたのは夕方の6時前。もう真っ暗です。
スーパーで水を買って、ぶらぶら帰りましょう。  

シエナに到着

2013-11-21 08:00:00 | 2013イタリア

シエナへは、SITA社の長距離バスで1時間15分(急行)。
SITAのバスターミナルは国鉄の駅の西側。切符もここで買います。
日帰りなら往復を買っておくべき。切符への打刻も忘れずに!
(改札はないけど時折抜き打ちチェックがあります)


ここへ来ると、前回乗ったときにバスで起きた事件を思い出す・・・
バスで走っていたら工事で通れなくなっていたため、運転手さんは道行く人に
大声で道を聞いて迂回路を探し、どこかの高架下を通ろうとしたとき・・・
ガガガ!という音と共にバスの天井がパラパラと落ちてきたのです。
進むにもガガガ! 戻るにもガガガ!
まさにMamma mia!!な場面でした。

日本なら、バスの運転手さんに通行止めの知らせが来てないなんてありえないし、
あっても会社に電話して聞くだろうし、車高がどれ位かも把握してるだろうし・・。
結局、屋根をこすって壊してしまってかわいそうな運転手さんでした。

* * *


さて、今回は何の問題もなくシエナに到着。
早速HOTELに荷物を置いて、町歩きに出発。
どうしても、食べ物屋に目が行ってしまう (*^m^)
サラミがぶら下がってる~


そこかしこにAlimentari(惣菜屋)があり、生ハムをスライスしてくれるw


この飾り付け方が、イタリアっぽいね。


こうして、中世から変わらない坂道を歩いていると、
突然視界が開けて、ジャジャジャーン!



シエナの中心、カンポ広場に到着!


9つの煉瓦のスペースが石畳で区切られ、市庁舎に向かってなだらかな傾斜が付いてます。



↑今回はマンジャの塔には登らなかったので、ずるをしてWikiから写真を添付↑
塔の上から見ると市庁舎を中心に扇形に広がっているのが分かります。



本当はマンジャの塔から見るシエナの町や遠景は、すっばらしいので
登りたかったのですが、今回は小雨+時間なしでスルー。


Palio dell'Assunta 2013 - Versione breve in HD

このカンポ広場で、毎年伝統競馬パリオが開催されます。
騎手用の鞍やあぶみのない裸馬に乗るかなり荒々しい競馬ですが、
地区対抗で行われるこのパリオはシエナ人にとって最も大切なもの。
ちなみに騎手が振り落とされて馬だけになっても競技は続行するそう。



誰が言ったか「世界一美しい広場」と呼ばれていますが
美しいかはともかく、大人も座ったり寝転んだり、子どもは鳩を追い掛け回したり
楽しい、幸せな雰囲気に満ちている場所だと思うなー。

* * *


この日のランチは、カンポ広場の裏にあるPapeiで。
典型的トスカーナのアンティパストのミックス。


シエナの名物パスタPiciと豚肉のソテー。


ワインも1本いただいて、カフェとティラミスでしめ。
うーん、お腹いっぱい。



Antica Trattoria Papei
Piazza Mercato 6, Siena




さて、明日はいよいよTreno Naturaへ。 

サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局

2013-11-20 08:00:00 | 2013イタリア

イタリアってどれくらい遠いのかも分からずに飛行機に乗せられた娘。
とりあえず、リクエストしたチャイルドミールをうれしそうに食べてますw

* * *


成田を出てから16時間後の夕方、無事ホテルに到着。(この写真は翌朝撮ったもの)
フィレンツェ空港からはタクシーで20分ほど。
このタクシーの運ちゃん、「HOTEL ALBA PALACEまで」と言ったら
「なに?」と聞くから字を見せたら、「アッッRバ」と、ルの発音をすっごい巻き舌で言い直した。
陽気な兄さんだったけど、本当はALBAはLだから巻き舌にしなくてもいいと思うんですけどー。
ちなみに、フィレンツェ空港から市内へは固定料金で20ユーロ。
夜間や休日は+2-3ユーロ、スーツケース1個につき1ユーロと決まっています。
タクシー乗り場の横の壁に値段表が貼ってあるのでチェックしてみてね。



お部屋はダブルベッドが2つのメゾネットタイプでした。
2階へはこんな階段を上がっていきます。



天井はすごく高くて、教会で見るようなアーチがクロスしたタイプ。



階段上にあるお部屋からは外のテラスへ出られます。



このHOTEL、日本人もよく使うみたいで食堂でよく見かけました。
朝食は、ビュッフェ式で種類も豊富。パン各種・ハム・卵・チーズ・フルーツ・サラダ
ヨーグルト類・シリアル・珈琲・紅茶・牛乳・ジュース・ケーキ類。
バスタブも付いていたし、フロントのお姉さんも感じよくて、当たりのホテルでした。


* * *


今日は早々にシエナに移動するので、観光はサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局だけ。
ここは現存する世界最古の薬局と言われています(by Wiki)
東京にも支店があるけど、お高いし、買い物は全て対面式なので
今まで行ったことはなかったのです。
(入り口はこんな風に地味目で、見落としやすいですよー)


フィレンツェに住んでいたお友達に勧められて行って見たら、
ここは販売店であると同時に、博物館の意味を持つ場所だった。


800年の歴史を持つこの店は、修道会の癒しの実践として薬草を栽培し、香水や石鹸を作って
販売しますが、昔の製法について書かれた書物が展示されていたり、
道具が見られるようになっています。


どこもかしこもゴージャス!!
やはり有名なお店だけあって、観光客がいっぱいでした。


香水も美しく飾られていて、何かひとつ記念に・・と思ったけど
結局香りのものは普段つけないし、肌に合わないかも知れないので、
見るだけだったけど、行ってみてよかった。


* * *


ぐるっと回って、サンタ・マリア・ノヴェッラ教会へ。1246年着工(by Wiki)
この日は小雨が降っていて、写真がいまひとつ。



ホテルがこの教会の裏手だったので、時刻を表す鐘が聞こえていました。

さて、長距離バスに乗って次の町シエナに行かなくっちゃ。
長くなるので、明日へ続きます。 

子連れイタリア旅行 準備編

2013-11-19 12:00:00 | 2013イタリア
  

しばらくブログを留守にしていた間、伸ばし伸ばしにしていた夫のミニリフレッシュ休暇を使って、旅行に行ってました。
実に9年ぶりの海外旅行w  さて、行き先は・・・
衛生的(水&トイレ)で、治安がよくて、4歳の子どもが楽しめるところ。
かなーり考えて・・・・・・・・・・・考えて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、
考えて・・・・・・・・・・・・・・・・・・イタリアに決定!Σ(゜д゜;)

・・・明らかに、全ての条件において日本の方が優れていると思うけど
気にしない気にしない*^-^*

過去に3回行ったイタリア。北部中部南部それぞれよかったけど
今回はちびっ子連れなので 田舎でのんびり過ごしたい、と
比較的治安のよいフィレンツェ&トスカーナ地方を周る事に決定。
航空券を確保した後、取りかかったのは・・


①娘と私のパスポート取得、海外旅行保険
娘はもちろんのこと、私も期間切れのため新たに申請。
証明写真は結構高くつくので、FREEソフトをダウンロードし自分で作成。
海外旅行保険は各カードの付帯サービスを比較検討。


②国際運転免許証取得&レンタカー予約
トスカーナ地方オルチャ渓谷の小さな町めぐりはレンタカーでドライブ。
HERTZがセール中だったので4日間借りて260ユーロ(約35000円)で予約。
チャイルドシートは借りずに日本でジュニアシートを買って持参することに。
保険はもちろんフルカバー。
契約内容をプリントアウトして持参(するつもりが忘れた)

念のためHPでHERTZのピックアップ場所を調べると、GoogleMapで見つからず、
地図とはずれた場所に発見(ーдー)ハァ。
イタリアでは地図も疑ってかからないとね(経験談)!!

最重要事項はイタリア旧市街のZTLと呼ばれる進入禁止区域!これは要注意!
知らずに入ると監視カメラでチェックされ、あとで違反切符が送られてきます(-_-;)
十分気をつけたつもりだけど、何も送られてきませんように!!


③インフルエンザワクチン接種
念のため摂取しておくことに。
今年は会社から家族全員分の補助ありとのこと、助かる~(゜ー゜*)


④日程考察&ホテル予約
今回はちびっ子連れなので、全ての宿を予約しておくことにした。
全食外食はキツイので、キッチン付きの部屋を中心に。
食べ損なうと後悔する食べ物リストも作成w 
残り1ヶ月半を切った頃、少しずつテンションも上がってきたよ。

 11/8 フィレンツェ空港着
 11/9 シエナへ移動
 11/10 白トリュフ市へ
 11/11 レンタカーを借りてピエンツァへ
 11/12 オルチャ渓谷ドライブ
 11/13 アッシジに移動
 11/14 フィレンツェに戻りレンタカー返却
 11/15 フィレンツェ
 11/16 フィレンツェ
 11/17 日本に帰国
 こんな感じで計画。のんびりするはずが、結構タイトなスケジュールに・・・。